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開講年度 2024年度 登録コード T0057201
授業名 物理学実験(B)(16T以降)
Experimental Physics
担当教員 川原 琢也 他 副担当 衣川 智弥
講義期間 後期 曜日・時限 木4~5前 講義室 工W4-共通実験室① 単位数 1
対象学生 学部2~4年生対象。 授業形態 実験 遠隔授業科目 備考  
信大コンピテンシー [説明] 該当
授業で学べる「テーマ」 その他
全学横断特別教育プログラム
注意)「曜日・時限」「講義室」等は変更される場合がありますので、「キャンパス情報システム」や「掲示」等で確認してください。

(1)授業の達成目標
【授業で得られる「学位授与の方針」要素】【授業の達成目標】
24Tカリ, 23Tカリ
【22T~】共通教育による幅広い教養と,工学の専門分野における基礎学力が身についている。色々な分野の実験を体験することで、幅広い知識と実験に対する基礎的な姿勢が身につく様になる。
【22T~】専門的学力を基礎とし,的確な情報を収集・理解し,これを他の人に発信できる能力が身についている。実験データを収集し、その処理を的確に行える能力を身につける。
【22T~】様々な課題を見つけ取り組む力が身についている。未知のテーマに関しても、実験的アプローチ方法が身につく様になる。
(2)授業の概要これらが達成されるように、実験テーマとして
・現象自身が興味深いもの
・重要な物理量を扱うもの
・基礎的な物理学の教科書に取り上げられているもの
・誤差解析の習熟に適したもの
・測定装置の取扱いの習熟に適したもの
を用意している。
実験を毎週行い、実験テーマごとに実験データや解析結果等をノートにまとめ、それに基づき指導教員と議論する。2人でグループを組み、実験を行う。誤差評価などのExcelデータ処理では、個人所有のコンピュータを活用する。

なお、実験装置の数の制限により、受講人数を最大28名とする。受講希望者が多い場合は抽選で決めるが、毎年の前期/後期で同内容で開催なので再度受講を進める。
(3)授業計画第1回 ガイダンス、実験の趣旨説明、と「単振り子による重力加速度の測定」の実験
第2回 「単振り子による重力加速度の測定」のデータ処理(Excel使用)
第3回 簡易分光計の製作とスペクトルの観察

第4回目以降、グループ毎にローテーションで個別に実験に取り組む。順番はグループにより異なる。

Pythonを用いた計算機実験
重力加速度の測定(ボルダの振り子)
RC回路とオシロスコープ
気柱の共鳴実験
線膨張率の測定
剛性率の測定
ヤング率の測定
電子の比電荷の測定
レーザ光の回折実験
ガラスの屈折率の測定
薄いレンズの焦点距離の測定

学期最後の授業の最後の15分で,授業アンケートを行う。
(4)成績評価の方法実験への取り組みと提出させる実験ノートを100点満点で評価する。
全回出席:秀
1回欠席:優
2回欠席:良
3回欠席で不可とする。

実験後の内容チェックを終えて出席となる。早退も欠席とする。
教育実習に参加することによる欠席も欠席とカウントする。
感染症ではない風邪などの欠席も欠席とする。
(5)成績評価の基準毎回のノートについて
 実験の生データが解りやすく記録されている 2点
 単位を誤りなく記録し、データ処理のための単位変換が記録されている 1点
 データ処理の過程が分かるように、理論式、数値を代入しただけの式、最終計算値が記載されているか 2点
 考察が書かれているか 1点

実験への取り組み全体について  16点
(6)事前事後学習の内容eALPSにて、授業の注意、実験テキストの配信をするので、案内に注意すること。
翌週の実験内容を確認して実験に望むこと
(7)履修上の注意実験装置の数の制限から、受講者を最大28名とする。

2人でペアを組み、実験を行う。実験ノートを配布するので、そのノートに実験の記録をすること。
実験費用の徴収はない。
また、著しく学習意欲がなく、パートナーに迷惑となるような態度の学生は授業の趣旨に反するので、最初から履修を取りやめること。
(8)質問,相談への対応不意の欠席連絡、問い合わせなどは、

川原 kawahara@cs.shinshu-u.ac.jp
衣川 kinugawa@shinshu-u.ac.jp

にemailでコンタクトをとってください。
(9)その他物理学実験の授業は、前期でも後期でも同一の内容である。また、毎年開講している。
【教科書】eALPSでの実験テキストのオンライン配布をする
【参考書】「新物理学実験」物理学実験指導書編集委員会編(学術図書出版社)
「理科年表」国立天文台編 (丸善出版)
【添付ファイル】 なし



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