シラバス表示
        
開講年度 2024年度 登録コード T0003200
授業名 宇宙思考(23T以降)
Cosmos, Reality, Perspectives
担当教員 藤田 あき美 副担当  
講義期間 前期 曜日・時限 月5 講義室 工W2-101教室 単位数 2
対象学生 学部2~4年生 授業形態 講義 遠隔授業科目 備考  
信大コンピテンシー [説明] 該当
授業で学べる「テーマ」 環境共生、多文化協働
全学横断特別教育プログラム
注意)「曜日・時限」「講義室」等は変更される場合がありますので、「キャンパス情報システム」や「掲示」等で確認してください。

(1)授業の達成目標
【授業で得られる「学位授与の方針」要素】【授業の達成目標】
24Tカリ, 23Tカリ
【22T~】共通教育による幅広い教養と,工学の専門分野における基礎学力が身についている。科学的手法で、人間、社会、地球、そして人間と社会と地球の関連を考え、より良い世界を創るための問題提起ができるようになり、問題解決のために、科学的・宇宙思考を用いることができるようになる。
(2)授業の概要上述の目標を達成するため、宇宙の誕生から、宇宙の中の地球の私たちの存在に至るまでの宇宙の進化、そして現在から予測される宇宙の未来を学びます。宇宙や人の本質に迫るため、物理の基本も、数学は使わず概念的に学びます。さらに科学的手法を理解しなければいけません。批判的精神を身につけなければいけません。本講義では、指定のテキストを使用し、宇宙、天文物理の基本と宇宙思考を学んでいきます。そして、講義後半はグループワークを行い、宇宙思考で問題提起し、解決法を模索します。
(3)授業計画1.        4/15 第1章第1・2節 私たちの場所と時間+ガイダンス
<宇宙の中のあなたの存在、価値>
2.        4/22 第1章第3・4節 私たちの動きと成分
<視点とは何か?全てが宇宙、私たちも宇宙>
3.        5/2 第2章第1・2節 光って何?量子って何?
<視点は限られており、現実の1側面しか見えない>
4.        5/13 第2章第5・6節 太陽とエネルギー
<当たり前を疑う>
5.        5/20 第2章第3・4節 原子と原子の輝き   
<隠れたエネルギー、輝くための環境と条件>
6.        5/27 第3章 第1・2・3節 時空とブロック宇宙
<宇宙の過去と今と未来、脳の過去と今と未来>
7.        6/3 第3章第4節 エントロピーと時間の矢
<選択できない過去、記憶できない未来>
8.        6/10 第3章 第5節 重力 & 第4章第1・2節 ブラックホールって何?
<視点を増やしてモノゴトの本質に近づく>
9.        6/17 第4章第3・4・5節 ブラックホールとホログラム宇宙
<科学とは? 批判的思考>
10.        6/24 第5章第1・2・4節 加速膨張する宇宙とその終焉
<あなたのダークエネルギー>
11.        7/1 第5章第3節 地球外知的生命体はいるか?(地球脱出計画)
<未来のグレートフィルター、核兵器、環境破壊、直民地化>
12.        7/8 第6章第1節 ビッグバンと無限の宇宙(ドッペルゲンガー)
<無数のあなたの中のあなたが選ぶあなた>
13.        7/17 第6章第4節 シュレディンガーの猫とパラレルワールド
<可能性の重ね合わせと無限の始まり>
14.        7/22 第7章第1・2節 未来へ、過去へタイムトラベル
<相対的でも平等な1秒1秒、過去のストーリーを変えて未来を創る>
15. 7/29  第?第?節 あなたが選ぶ宇宙トピック
16. 8/5 期末テスト(課題)提出期限

(4)成績評価の方法・グループ課題提出:毎週、5名のグループで議論し、その結果をその中の1名が文章にまとめて提出します。1個人は必ず、15週に2回は小論文を提出してください。(個人点50%: グループ点50%)
・期末テスト(30%)

※期限厳守(期限外提出は事前に連絡があった場合のみ評点の対象とする)
※グループワークが苦手だという学生は、個人で毎回提出する、という、選択も可能です。 連絡をください。

※授業は全ての回に出席することを基本とし、この授業の達成目標に到達するためには12回以上の出席が必要です。「学修の補充の対象とする事由」により出席できない場合は、学部の手続き方法に準じます。
(5)成績評価の基準授業で学習した科学的手法と宇宙思考に基づき、問題提起できる、解決法を展開できる、さらに、提起した問題と解決法を、論理的な(読み手に誤解なく伝わる、読み手を納得させる)文章でまとめることができる、という点において、60%以上できていれば「水準にあ(可)」、70%以上できていれば「やや上にある(良)」、80%以上できていれば「かなり上にある(優)」、90%以上できていれば「卓越している(秀)」とみなす。
(6)事前事後学習の内容講義時間内はグループ議論の上、グループで課題提出になるので、そのための準備として、必ず予習(宿題)をするべきです。予習とは、講義だけでは宇宙や物理を理解することは困難な故、科されたテキストの節を読んでくることです。予習がなければ、グループワークが困難になり、個人のみならず、グループの評価に響きます。

5名のグループで毎週課題提出になりますが、15週のうち2回は、課題を代表として文章にまとめる事後学習が課せられます。
(7)履修上の注意毎週の講義、グループ議論に積極的に参加すること。テキストを読み込むこと。常日頃から、社会、世界、地球の諸事情に目を向け、考えること。さらに、自分の内を深くかえりみる(内省する)習慣を身につけること。
※本講義は2単位ですので、60 時間以上の時間外学習、週平均4時間の時間外学習が必要となります。
(8)質問,相談への対応メールで連絡ください。予約を入れます。メールアドレスはガイダンスでお知らせします。
(9)その他 
【教科書】「宇宙思考」 天文物理学者BossB かんき社 1980円
www.amazon.co.jp/dp/476127655X
【参考書】 
【添付ファイル】 なし



戻る