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  県内大学開放授業     
開講年度 2023年度 登録コード T3029300
授業名 橋梁工学(16T以降)
Bridge Engineering
担当教員 近広 雄希 副担当  
講義期間 後期 曜日・時限 火2 講義室 工C3-300教室 単位数 2
対象学生 水環境・土木工学科3年生 授業形態 講義 備考  
授業で学べる「テーマ」 環境共生、防災減災
全学横断特別教育プログラム
注意)「曜日・時限」「講義室」等は変更される場合がありますので、「キャンパス情報システム」や「掲示」等で確認してください。

(1)授業の達成目標
【授業で得られる「学位授与の方針」要素】【授業の達成目標】
21Tカリ
【22T~】専門分野における専門的学力が身についている。
(2)授業の概要 「構造力学や鋼構造に関する授業の知識が、実際の橋の設計にどのように活かされているか」を主題に、橋梁の設計に必要な知識とそれに付随する各種の規程類を学ぶ。
 道路橋示方書は、平成29年度より、従来から用いられていた「仕様設計」から「性能設計」に変わった。この橋梁工学では、構造設計学とともに、「性能設計」にも対応できる技術者として必要な事項を学んでもらうことも目的の一つである。併せて、この授業では、橋の社会的・文化的な意味、橋の災害復旧の基礎についても触れる。
 最新の工学技術を学ぶために、橋梁メーカーやコンサルタントなどから外部講師を招き、授業を行う場合もある。
(3)授業計画次のような授業計画をしているが,外部講師の予定や授業の進行具合,受講生の理解度に応じて柔軟に計画を修正する。
01.橋とは何か(工学的・文化的に)、橋の色々、橋の構成
02.橋の計画、設計基準
03.橋梁に作用する荷重①
04.橋梁に作用する荷重②
05.床板・床組の設計①
06.床板・床組の設計②
07.プレートガーダー橋の設計①
08.プレートガーダー橋の設計②
09.プレートガーダー橋の設計③
10. 演習問題
11.合成桁・トラス橋の設計
12.その他の橋梁形式
13.支承および橋の付属物
14.橋梁景観
15.維持管理
*最終回には授業アンケート実施する
(4)成績評価の方法 期末試験によるが場合によってはレポートを課す。
(5)成績評価の基準・評価は、期末試験と模型実験の得点に対し、秀:90点以上、優:80点以上、良:70点以上、可:60点以上である。
・期末試験について、橋梁計画の分野の出題の場合、与えられた条件の立地に対し、適切な橋梁形式や規模等を提案できるかを判断基準とする。
・橋梁設計の分野の出題の場合、荷重の取り扱い、桁の断面決定等が、規定類を適切に適用しながら出来ているかを判断する。
・橋梁景観の分野の出題の場合、与えられた地図等をもとに、条件を適切に判断し、その場にあった橋のデザインを提案できているかを判断基準とする。
・維持管理の分野の出題の場合、与えられた条件を適切に判断し、橋梁の劣化診断・原因解明を行い、適切な補修計画を提案できているかを判断基準とする。
・模型実験について、与えられた設計条件に対する模型の合理性や耐力、重量などを判断基準とする。
・レポートを課す場合、その採点基準については講義内で説明する。
(6)事前事後学習の内容 担当教員のeALPSにて授業資料、ならびに、過去の期末試験問題を公開するので、予習・復習の参考にすること。
(7)履修上の注意・プレートガーダーの設計計算のために、構造力学で扱う断面力や応力の計算、影響線の描き方を理解しておく必要がある。
・鋼構造学や耐震工学(単位収得でなくてもよい)を履修していることによって、より理解が深まる。
(8)質問,相談への対応 随時対応する。
(9)その他場合によって一部外部講師による授業もある。
【教科書】・蒲田・松浦 鋼構造・橋梁工学(建設工学シリーズ)森北出版
・倉西、中村 最新 橋構造            森北出版
【参考書】・長井 正嗣 橋梁工学 第2版        共立
・伊藤  学 建築巡礼30「橋の造形」   丸善
・平林 章仁 橋と遊びの文化史       白水社
・川田 忠樹 歴史の中の橋とロマン     技報堂  など
【添付ファイル】 なし



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