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開講年度 2023年度 登録コード T0057200
授業名 物理学実験(A)(16T以降)
Experimental Physics
担当教員 川原 琢也 他 副担当 衣川 智弥
講義期間 前期 曜日・時限 木4~5前 講義室 工W4-共通実験室① 単位数 1
対象学生 全学科、学部2-4年生 授業形態 実験 備考  
授業で学べる「テーマ」 その他
全学横断特別教育プログラム
注意)「曜日・時限」「講義室」等は変更される場合がありますので、「キャンパス情報システム」や「掲示」等で確認してください。

(1)授業の達成目標
【授業で得られる「学位授与の方針」要素】【授業の達成目標】
23Tカリ
【22T~】共通教育による幅広い教養と,工学の専門分野における基礎学力が身についている。色々な分野の実験を体験することで、幅広い知識と実験に対する基礎的な姿勢が身につく様になる。
【22T~】専門的学力を基礎とし,的確な情報を収集・理解し,これを他の人に発信できる能力が身についている。実験データを収集し、その処理を的確に行える能力を身につける。
【22T~】様々な課題を見つけ取り組む力が身についている。未知のテーマに関しても、実験的アプローチ方法が身につく様になる。
(2)授業の概要これらが達成されるように、実験テーマとして
・現象自身が興味深いもの
・重要な物理量を扱うもの
・基礎的な物理学の教科書に取り上げられているもの
・誤差解析の習熟に適したもの
・測定装置の取扱いの習熟に適したもの
を用意している。
実験を毎週行い、実験テーマごとに実験データや解析結果等をノートにまとめ、それに基づき指導教員と議論する。原則として、1回に一人で1テーマの実験を行う。誤差評価などのデータ処理ではコンピュータを活用する。
(3)授業計画第1回 ガイダンス:物理学実験の目的、誤差評価の重要性、実験結果の整理法、
    レポートの書き方、安全確保、などについて説明した後、グループ分けを行う。
第2回 単振り子による重力加速度の測定と誤差評価
(以下、グループ毎に異なるテーマから始めローテーションで個別に取り組む。順番はグループにより異なる。実験内容の連続性の観点よりその他のテーマから始まるグループもある。)
第3回 重力加速度の測定(ボルダの振り子)
第4回 水の表面張力の測定
第5回 RC回路とオシロスコープ
第6回 クントの実験
第7回 気柱の共鳴実験
第8回 線膨張率の測定
第9回 剛性率の測定
第10回 ヤング率の測定
第11回 地磁気の測定
第12回 磁場の測定
第13回 電子の比電荷の測定
第14回 レーザ光の回折実験
第15回 ガラスの屈折率の測定
その他のテーマ: 固体の比熱の測定、熱の仕事当量の測定、マイケルソン干渉計による光の波長の測定、ニュートンリングによるレンズ曲率半径の測定、薄いレンズの焦点距離の測定、万有引力定数の測定
学期最後の授業の最後の15分で,授業アンケートを行う。
(4)成績評価の方法実験への取り組みと提出させる実験ノートを100点満点で評価する。ただし、理由無く欠席が3回を越えた場合は不受講とする。
(5)成績評価の基準毎回のノートについて
 実験の生データが解りやすく記録されている 2点
 単位を誤りなく記録し、データ処理のための単位変換が記録されている 1点
 データ処理の過程が分かるように、理論式、数値を代入しただけの式、最終計算値が記載されているか 2点
 考察が書かれているか 1点

実験への取り組み全体について  16点
(6)事前事後学習の内容最初の実験の時間にテキストを配布するので、翌週の実験内容を確認して実験に望むこと
(7)履修上の注意原則として、1人で実験を行います。
実験費用の徴収はありません。
(8)質問,相談への対応物理学実験中以外は、kawahara@cs.shinshu-u.ac.jpにemailでコンタクトをとってください。

なお,メールでの問い合わせの場合は,アドレス中の@は英文字の@に変更してください。
(9)その他物理学実験の授業は、前期でも後期でも同一の内容です。
【教科書】第1回目の実験日にプリントを配布します
【参考書】「新物理学実験」物理学実験指導書編集委員会編(学術図書出版社)
「理科年表」国立天文台編 (丸善出版)
【添付ファイル】 なし



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