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開講年度 2023年度 登録コード G3E15303
授業名 地学実験
Geological exercises
担当教員 大塚 勉 他 副担当 山田 桂
講義期間 後期 曜日・時限 月3 月4 講義室 共通教育37講義室 単位数 2
対象学生 FⅠ(生) 授業形態 実験 備考  
授業で学べる「テーマ」 環境共生、防災減災
全学横断特別教育プログラム
注意)「曜日・時限」「講義室」等は変更される場合がありますので、「キャンパス情報システム」や「掲示」等で確認してください。

(1)授業の達成目標
授業で得られる「学位授与の方針」要素【授業の達成目標】
大学DP
学士の称号にふさわしい基礎学力と専門的学力・観察・実験を通して,地学に関する事象について考えることができるようになる. ・地学に関する知識を用いて,実験・実習結果を論理的に考察することができるようになる.
(2)授業の概要この授業は理科教員免許状取得に必要な授業である。理科教員として地学教育に必要な実験方法と自然の見方を修得する。免許状取得を目指す学生に受講してもらいたい。
岩石の鑑定方法、地層の調査方法、地形と地質図の見方、地質図の見方と書き方、空中写真を用いた地形解析、化石の観察、地層の形成の原理、地震の解析、湖水環境の解析などをおもな課題とする。毎回異なる課題のもとに実習を行う。地学の対象は野外にあることも多いため、室内のほか、屋外での実習も行う。
(3)授業のキーワード岩石 鉱物 安全 地形図 地質調査 空中写真 地形 偏光顕微鏡 地層 空中写真 博物館 環境 化石 火山灰 湖 地震 野外
(4)授業計画第1週 総論と安全教育(大塚)
第2週 岩石の鑑定(大塚)
第3週 河原での礫調べ(屋外)(大塚)
第4週 フィールドの歩き方の習得と地形観察(屋外)(大塚)
第5週 空中写真の立体視と地形判読(大塚)
第6週 歩測による簡易測量(屋外)(村越)
第7週 地質調査(屋外)(吉田)
第8週 化石の観察(山田)
第9週 地質図法
第10週 博物館での地学展示(吉田)
第11週 湖水に関する気象情報の処理(岩田)
第12週 火山灰試料の調整と観察(江島)
第13週 岩石と火山灰粒子の偏光顕微鏡観察1(斎藤または森)
第14週 岩石と火山灰粒子の偏光顕微鏡観察2(斎藤または森)
第15週 地震の震源決定(常磐)
      授業の最後の15分間にアンケートを実施する。
天候等の事情で、実施順序や内容が変更される場合がある。
(5)成績評価の方法毎回のレポートによる。
それぞれの授業での評価を総合して授業全体の評価が決められる。
(6)成績評価の基準レポートおよび実習時の態度に基づいて評価を行う。
地球の成り立ちやその調べ方の基礎に関して、基本的な事項が体験・理解できていれば『その水準にある』、理科教員となるうえで必要な地学に関係する事象の調べ方や実験方法の基礎を習得できていれば『やや上にある』、レポートの内容がじゅうぶんであれば『やや上にある』、地学に関係する事象の調べ方や実験方法の習得やレポート内容においてとくに秀でていれば『卓越している』となる。
(7)事前事後学習の内容授業時に次回授業の内容が示されるので、各自予め内容を理解しておきこと。実験後のレポートの書き方に関しても,必要に応じて指導を行う。

※この授業は90時間の学修を必要とする内容です。従って,60時間以上の時間外学習が必要となる。
(8)履修上の注意この授業は理科教員免許状取得に必要な授業である。免許状取得を目指す学生のための授業である。
毎回の実習にはレポートの提出が義務づけられる。実習の前に、集合時間・実施場所・必要なもの・注意事項などの掲示があるので、注意すること。とくに「山の歩き方」、「河原での礫調べ」、「歩測による簡易測量」、「地質調査」は、屋外での授業となるので、天候による計画変更もあり得る。あらかじめ資料が配布されている場合は、事前に目を通し、理解しておくこと。
おもに安全確保のために受講人数を制限せざるを得なくなることがある。
配布される予定表や資料をもとに、次回の実習内容について下調べをしておくこと。実習のレポートををまとめるために、時間外の学習が必要となる。
(9)質問,相談への対応基本的に授業時に対応する。授業時間外では、大塚研究室(共通教育第1講義棟北校舎3階)で対応する。
(10)授業への出席授業への出席は、原則として提出されたレポートによって確認する。
本授業は「信州大学における授業の出席に関する要項」第4に規定する「学習の補充の対象とする事由」で欠席し、補充を受けた場合を含み、欠席回数が5回以上になると、授業の達成目標に達することができないため、単位が認定されないことに注意。
(11)授業に出席できない場合の学修の補充教員の指導のもとに野外で実施する授業は、安全確保のうえで補充の対象とはならないので注意すること。対象とはならない授業は第1回のガイダンス時に説明する。
【教科書】実習時に資料を配付する。
【参考書】実習時に資料を配付する。
【添付ファイル】 なし



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