(1)授業の達成目標 | 授業で得られる「学位授与の方針」要素 | ⇔ | 【授業の達成目標】 | 大学DP | 学士の称号にふさわしい基礎学力と専門的学力 | ⇔ | 地学の基本的知識を有し,地球の構成と現在の地球環境の成立史を説明できるようになる. |
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(2)授業の概要 | 以下の内容の理解を目標とする。 活動する地球において,人類の活動に最も影響を及ぼす地球表面の構造と地殻変動、プレートテクトニクスの概要を理解する。また,地球環境の歴史を知り,日本列島の歴史をも理解する.これによって、現在社会が成立する背景と未来についての基礎的な理解を得る.大まかな構成は以下の通りである.
1)地球表層とプレートテクトニクス 2)地球環境の歴史 3)日本列島の歴史
不明な点は担当教員に積極的に質問してください. |
(3)授業のキーワード | 地球,地史,大陸,海洋,火山活動,鉱物,地質,岩石,化石,古生物,海洋,天然資源,地層,地震,断層,堆積,プレート,テクトニクス,災害,防災,洪水,地すべり,山岳,地球生命,モンスーン,堆積岩,火成岩,変成岩 |
(4)授業計画 | 1週目 はじめに・地球観の変遷(地学の一般的知識) 2週目 プレートテクトニクスと地球の活動:地球表面を覆うプレート(地学の一般的知識) 3週目 プレートテクトニクスと地球の活動:プレートテクトニクスとマントルの動き(地学の一般的知識) 4週目 プレートテクトニクスと地球の活動:地震と地殻変動(地学の一般的知識) 5週目 プレートテクトニクスと地球の活動:火山と火成活動(地学の一般的知識) 6週目 地球表層の変化と地殻・生命・環境の歴史:地球表層の変化と堆積物(地学の一般的知識と環境形成) 7週目 地球表層の変化と地殻・生命・環境の歴史:地層の連続とその分布(地学の一般的知識と環境形成) 8週目 地球表層の変化と地殻・生命・環境の歴史:堆積岩と変成岩(地学の一般的知識と環境形成) 9週目 地球表層の変化と地殻・生命・環境の歴史:地質時代の組み立て(地学の一般的知識と環境形成) 10週目 地球表層の変化と地殻・生命・環境の歴史:地殻と生命の進化(地学の一般的知識と環境形成) 11週目 日本列島の歴史,地球の活動と人類の関わり:島弧としての日本列島(地学の一般的知識,身近な防災減災) 12週目 日本列島の歴史,地球の活動と人類の関わり:日本列島の歴史(地学の一般的知識,身近な防災減災) 13週目 日本列島の歴史,地球の活動と人類の関わり:長期の気候変動(地学の一般的知識,身近な防災減災) 14週目 日本列島の歴史,地球の活動と人類の関わり:地学と災害(地学の一般的知識,身近な防災減災) 15週目 日本列島の歴史,地球の活動と人類の関わり:まとめ(地学の一般的知識,身近な防災減災),最後の15分を授業アンケートに回答するための時間とする. 16週目 試験(中テスト)
授業担当 1~5週目 牧野 6~15週目 吉田
授業内容によっては授業中の小レポートと宿題が課される。授業中に課した小レポート・宿題の締め切りはその都度指示があるが、原則として1週間以内である. |
(5)成績評価の方法 | 中テスト(60%)と小レポート・宿題(40%)の結果を総合して評価する.中テストを実施せず、小レポート・宿題の成績を総合して評価する場合がある。 |
(6)成績評価の基準 | 以下の項目について,9割以上理解・説明できれば「卓越している」、8割以上で「かなり上にある」、7割以上で「やや上にある」、6割以上で「その水準にある」と判断する. 1.地球に関する諸知識の由緒・源泉と意義 2.地球を構成する物質や地球環境の形成された歴史 3.地球環境との調和 |
(7)事前事後学習の内容 | 教科書(「地球の科学」はPDFとして配布する)あるいはe-learning教材を用い、次の講義の範囲を指定するので予習してくること. また,小レポート・宿題を課すことがある.その際は原則として1週間以内に提出のこと. ※この授業は,60時間以上の時間外学習が必要となります。 |
(8)履修上の注意 | ・授業時間外での学習が必要である. ・e-learning教材による学習やレポート提出を課すことがある. ・インターネットの情報は間違いを理解できる能力がないと利用することが難しい.インターネットの情報のみに頼らず講義をしっかり聴く必要がある. ・参考書・教科書,参考になるサイトは授業中に紹介する. |
(9)質問,相談への対応 | オフィスアワーは月曜日の午後1~3時、理学部C棟の吉田研究室へ メールでの質問も受け付ける(kxyoshid@shinshu-u.ac.jp ) .メールでの質問の際は,題名を「地学概論1:メールの題名」としてください. |
(10)授業への出席 | 履修する全ての回に出席することを基本とし,出席確認システムで判断する.また,提出物で判断する場合がある. |
(11)授業に出席できない場合の学修の補充 | オンデマンドビデオや課題によって補充する. |
【教科書】 | 地球の科学(PDFとして配布する) |
【参考書】 | 授業中に紹介する. |
【添付ファイル】 |
なし |