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開講年度 2023年度 登録コード G3E11404
授業名 線形代数学Ⅱ
Linear Algebra Ⅱ
担当教員 大野 博道 副担当  
講義期間 前期 曜日・時限 木4 講義室 工C3-102教室 単位数 2
対象学生 TⅡ(電情:②) 授業形態 講義 備考 クラス分けは4月に掲示する.
授業で学べる「テーマ」 その他
全学横断特別教育プログラム ストラテジー・デザイン人材養成コース、ライフクリエイター養成コース
注意)「曜日・時限」「講義室」等は変更される場合がありますので、「キャンパス情報システム」や「掲示」等で確認してください。

(1)授業の達成目標
授業で得られる「学位授与の方針」要素【授業の達成目標】
大学DP
学士の称号にふさわしい基礎学力と専門的学力この講義では,ベクトル空間の基本的な性質,線形写像の性質,行列の対角化の順で線形代数学を学び,性質の証明のような理論的な内容を理解できるようになるのと同時に,行列に関連する計算問題を解けるようになる.
(2)授業の概要この講義では,ベクトル空間の基本的な性質,線形写像の性質,行列の対角化の順で線形代数学を学んでいく.性質の証明のような理論的な内容を学ぶのと同時に,計算問題を多く解き,計算能力を身につける.
(3)授業のキーワード行列,線形空間,線形写像,対角化
(4)授業計画第1回 線形空間と部分空間その1
第2回 線形空間と部分空間その2
第3回 一次独立と一次従属
第4回 基底と次元その1
第5回 基底と次元その2
第6回 基底変換と行列
第7回 内積と正規直交基底
第8回 線形写像と行列
第9回 線形写像の表現行列
第10回 直交変換と対称変換
第11回 行列の対角化その1,固有値と固有ベクトル
第12回 行列の対角化その2,固有空間
第13回 行列の対角化その3,具体的な計算
第14回 行列の対角化その4,対称行列の対角化
第15回 まとめの演習
    授業アンケート
第16回 期末試験
(5)成績評価の方法出席要件(講義の2/3以上)を満たした者に対し,期末試験を行い,単位を認定する.
90点以上で秀,75点以上で優,60点以上で良,50点以上で可とする.ただし,欠席回数が3回以下の者にはレポートを出す権利を与え,レポートを提出した40点以上49点以下のものは可とする.また+αの処置を行う場合もある.
(6)成績評価の基準授業内容と同レベルの問題からなる期末試験を行い,科目の基本的内容を理解したと認められる者(試験において50点以上の成績)について単位を認定する.詳しくは(5)を参照すること.
(7)事前事後学習の内容この講義では,公開されている講義ノートをもとに,講義内容の予習・復習をすることが求められる.また,復習として講義の際に配られる演習問題を解くことが求められる.

※この授業は90時間の学修を必要とする内容です。従って,60時間以上の時間外学習が必要となります。
(8)履修上の注意この講義では講義ノートや演習問題を作成しHPに公開するのであるので自由に活用すること.HPは
http://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/engineering/appl/2017/math/ohno/ohno.htm
を直接入力するか,工学部HP→工学基礎部門→数学教室→大野博道,と辿ると見ることができます.また,eALPSにもリンクを貼ります.
数学は一度わからなくなってしまうと,その後の内容が理解できなくなってしまうことが起こりがちです.講義中わからないことができたら,そのまま放置するのではなく,講義中,演習の時間,授業外の時間などで質問をしたり,あるいは自分で復習をし,きちんと理解をした上で次の講義に臨むようにしてください.
この講義は大学一年で行われた線形代数学Ⅰの知識を持っていることを前提に行います.これまで学んでいる内容の理解に不安を持っている人は復習をしておくとよいでしょう.
(9)質問,相談への対応質問,相談には基本的にいつでも応じます.またメールによる質問や相談にも応じます.メールアドレスはHPにて確認のこと.
(10)授業への出席2/3以上の出席が満たされない場合,成績は0点とします.
授業開始時間に1秒でも遅れた場合は遅刻で,遅刻は欠席扱いとします.ただし,欠席扱いとせず見逃される場合もあります.
(11)授業に出席できない場合の学修の補充過去の授業動画をeALPSから視聴できるようにしますので,欠席の際はそれを見て勉強してください.
【教科書】指定しない.
【参考書】線形代数学 数学教科書編集委員会編 学術図書出版社 1890円
入門線形代数 三宅敏恒著 培風館 1575円
やさしく学べる線形代数 石村園子著 共立出版 2100円
【添付ファイル】 なし



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