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開講年度 2023年度 登録コード G3E11312
授業名 線形代数学Ⅰ
Linear Algebra Ⅰ
担当教員 永井 康史 副担当  
講義期間 後期 曜日・時限 木1 講義室 共通教育43講義室 単位数 2
対象学生 TⅠ(機械:②) 授業形態 講義 備考  
授業で学べる「テーマ」 その他
全学横断特別教育プログラム
注意)「曜日・時限」「講義室」等は変更される場合がありますので、「キャンパス情報システム」や「掲示」等で確認してください。

(1)授業の達成目標
授業で得られる「学位授与の方針」要素【授業の達成目標】
大学DP
学士の称号にふさわしい基礎学力と専門的学力現代諸科学の重要な基礎科目である線形代数学の基本的な考え方を理解するとともに、その計算方法に習熟する。また数学的な発想のもと、厳密な論理展開を数学用語で正確に表現する能力を身につける。
(2)授業の概要まずベクトルの概念からはじめ、直線の媒介変数表示や平面の方程式の求め方を学ぶ。次に行列を導入し、その演算方法を習得する。さらに連立一次方程式の解法として、行に関する基本変形を用いる掃き出し法を学び、拡大係数行列の階数との関連も学ぶ。また行基本変形を用いた逆行列の求め方も習得する。
後半では行列式を定義し、その性質や計算方法を習得した後、行列式を用いた正則かどうかの判定法や、逆行列の求め方、クラメールの公式、ベクトル積、さらに行列式の応用について学ぶ.
(3)授業のキーワード数学,線形代数学,ベクトル,行列
(4)授業計画1. べクトル
2. べクトルの幾何学的性質
3. 行列の算法
4. 正方行列
5. 連立一次方程式と掃き出し法
6. 行列の基本変形と基本行列
7. 連立一次方程式と階数
8. 中間試験及び解説 (前後する可能性があります)
9. 2次行列式と置換
10. 行列式の定義
11. 行列式の性質
12. 行列式の展開
13. クラメールの公式
14. べクトル積と3次の行列式
15. 行列式の応用  授業アンケート
16. 期末試験
(5)成績評価の方法中間試験(50%)と期末試験(50%)により評価を行う.
(6)成績評価の基準その水準にある:教科書の例題や授業内演習と同レベルの問題が解ける.
やや上にある:応用問題が解ける.
かなり上にある:やや難しい応用問題が解ける.
卓越している:計算だけでなく理論も使いこなす問題が解ける.
(7)事前事後学習の内容1単位当たり「45時間から授業時間を引いた時間量」の自主学習時間が課せられる。
予習や復習も授業の一部です。

事前学習:必ず予習(教科書の定義・定理・証明などを理解したり、前回の授業の内容を確認するなど)を行い、不明な点を明らかにしてから授業に臨むこと。

事後学習:授業内に解いた例題や問題を何も見ずに解くことができるか確認すること。また、理解を深めるために、多くの問題に取り組むこと。

なお、分からないところは図書館で調べたり、友達や先生に質問したり、質問コーナー(附属図書館など)を利用するなど、自分が納得するまで努力すること。
(8)履修上の注意・中間試験と期末試験を行う。答案としては、答えが合うだけではなく、答えを導き出すまでの各ステップが論理的に正しく行われ、数学用語で正しく書かれていることが求められる。
・授業に必ず出席して、教科書に書かれていない解説を聞き逃さないこと。ただ板書を写すだけでなく、解説をよく聞き理解を確かめながら授業に臨み、分からないところは授業後に質問すること。また授業内演習を行うので、質問をすることで疑問点をその場で解消すること。
・教科書で不足している内容は適宜プリントで補う。各自で問題演習を十分に行う必要がある。
・理解を深めるためにレポートや小テストなどを課すことがある.
(9)質問,相談への対応随時対応する。
毎週月曜日の昼休みから3限にかけてをオフィスアワーとする。
研究室は共通教育第1講義棟北校舎3Fである。
またメールアドレスはynagai@shinshu-u.ac.jpである。
(授業の内容に関する質問はメールではなく直接すること。)
(10)授業への出席本授業は「信州大学における授業の出席に関する要項」第4に規定する「学修の補充の対象とする事由」で欠席した場合のみ,3回までは配慮します。
(11)授業に出席できない場合の学修の補充「学修の補充の対象とする事由」により出席できない場合は,共通教育履修案内に記載されている方法により補充を受けるための申請を行ってください。
【教科書】数学教科書編集委員会編,「基礎理学」線形代数学,ISBN978-4-7806-0164-0,学術図書出版社,本体1800円.
【参考書】 
【添付ファイル】 なし



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