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開講年度 2023年度 登録コード G3E11117
授業名 微分積分学Ⅰ
Calculus I
担当教員 河邊 淳 副担当 大野 博道
講義期間 前期(集中) 曜日・時限 集不定 講義室 工W2-101教室 単位数 2
対象学生 T高年次 授業形態 講義 備考  
授業で学べる「テーマ」 その他
全学横断特別教育プログラム
注意)「曜日・時限」「講義室」等は変更される場合がありますので、「キャンパス情報システム」や「掲示」等で確認してください。

(1)授業の達成目標
授業で得られる「学位授与の方針」要素【授業の達成目標】
大学DP
学士の称号にふさわしい基礎学力と専門的学力1変数関数の微分と積分に関する主要な概念と定理を理解し,具体的な関数の微積分が正しく計算できるようになります.
(2)授業の概要集中講義で行います.再履修者用の開講科目のため,計算力の向上を目的としますが,重要な概念や定理の内容が理解できるように配慮します.授業内容を着実に習得できるように,毎回の演習のほかに,最後の授業で総合演習(達成度確認テスト)を行います.また,適時,レポート課題を課します.
(3)授業のキーワード数物系科学,数学,微分積分学,課題発見・解決,論理的思考
(4)授業計画 1.数列の極限と級数
2.三角関数,逆三角関数,関数の極限
3.微分係数と導関数
4.接線と法線,媒介変数と微分,高次導関数,テイラーの定理
5.関数の極値と増減表,関数のグラフ,オイラーの公式
6.不等式の証明,不定形の極限
7.不定積分1(基本公式,部分積分,置換積分)
8.不定積分2(有理関数,無理関数や三角関数を含む式)
9.定積分1(微分積分学の基本定理,基本的な定積分)
10.定積分2(様々な定積分)
11.定積分3(特殊な三角関数の定積分,区分求積公式,広義積分)
12.面積(直交座標,媒介変数表示,極座標)
13.曲線の長さ(直交座標,媒介変数表示,極座標)
14.体積(直交座標,媒介変数表示,極座標)
15.総合演習(到達度確認テスト),授業アンケート
(5)成績評価の方法到達度確認テストの結果(80%)と授業中の演習や提出課題(20%)により総合的に評価します.
(6)成績評価の基準教科書の例や例題と同レベルの問題が解ければ「水準にある(可)」,応用問題が解ければ「やや上にある(良)」,やや難しい応用問題が解ければ「かなり上にある(優)」,難しい応用問題が解ければ「卓越している(秀)」と定めます.
(7)事前事後学習の内容再履修者用の授業科目のため,演習主体の授業を行います.集中講義のため,授業の進度が速いので,学んだことはその日のうちに復習して次の授業に臨むことが大切です.予習すれば,授業時間内により多くの内容が理解できるようになります.復習では,教科書や演習書(参考図書参照)の問題を解くことで,より理解が定着し,計算力が向上します.この科目は修得に90時間を要する内容であり,授業時間以外に予習・復習など60時間の学習が必要です.
(8)履修上の注意■集中講義期間中のすべての授業に出席できる学生を対象とします.
■受講資格を確認するため、履修登録をした後、eALPSの当科目のページにある指示に従ってください.
■指定の教科書を必ず授業初日から持参してください.教科書の例題,問題を解きながら授業を進めるため,持参しないと最初の土日の授業(5回分)で支障をきたします.他の教科書を持参しても役に立ちませんので注意してください.
■1変数関数の微積分の知識と計算力が高校レベルの学生を見かけます.工学部の専門科目を理解するには,高校レベルではなく,大学レベルの「微分積分学」を習得する必要があります.
■計算は一行一行が論理展開です.計算過程が分かる解答を書くように心がけてください.
(9)質問,相談への対応演習中や授業終了後に質問して下さい.メール(jkawabe@shinshu-u.ac.jp)での質問も受け付けます.
(10)授業への出席■この授業は集中講義期間中のすべての授業に出席できる学生を対象とします.
■風邪などで欠席する場合でも,欠席回数は5回を限度とします.6回以上欠席した場合は,仮にレポートを提出していても,試験を受験しても成績は0点として評価します.
■各時限の授業開始から15分以内であれば「出席」,16分以上経過している場合は「欠席」とします.「遅刻」はありませんので注意してください.
■集中講義なので,土日に授業で5回分の授業となることに注意してください.
(11)授業に出席できない場合の学修の補充授業方式は演習中心の集中講義なので,「学修の補充を対象とする事由」により授業に出席できない場合でも学習内容を補充することができません.そのため,欠席した授業時間分の学習内容は,配布するプリント等を使って各自で補充してください.また,「学修の補充を対象とする事由」による欠席でも,欠席回数は5回を限度とします.土日の授業で5回分の授業となることに注意してください.
【教科書】飯田洋市・大野博道・岡本葵・河邊淳・鈴木章斗・高野嘉寿彦, 微分積分の基礎,
ISBN 978-4-563-01219-9, 培風館,2018, 本体2400円
【参考書】加藤幹雄・柳研二郎・三谷健一・高橋泰嗣, 詳細微分積分演習, ISBN 978-4-7819-1381-0, サイエンス社,2016年, 本体2100円
【添付ファイル】 なし



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