(1)授業の達成目標 | 授業で得られる「学位授与の方針」要素 | ⇔ | 【授業の達成目標】 | 大学DP | 的確に情報を収集し,理解し,発信する力 | ⇔ | ・訪問先が抱える環境に関する課題を主体的に調査し、日本とのつながりや違いを含めて述べることができる
・環境問題に対する国際的な潮流を理解し、自身の興味や専門分野と結びつけて説明することができる |
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(2)授業の概要 | マレーシアサラワク州で1週間程度の演習旅行を行います。演習旅行前には複数回の事前勉強会を実施します。 演習旅行では、カーボンニュートラル、野生生物保全、エコツーリズム、持続可能な発展などをテーマに、国立公園や地元企業を訪問したり、パーム油の生産現場を見学したりします。また、先住民族の村で聞き取り調査に挑戦し、先住民族の生活や文化に理解を深めます。演習旅行を通して見聞きしたこと、考えたことを班ごとにまとめ、最終日の成果発表会で発表します。 本授業は「環境マインド実践人材養成コース」の専用科目です。同コースに本登録した学生が受講できます。 |
(3)授業のキーワード | SDGs、カーボンニュートラル、野生生物保全、エコツーリズム、持続可能な発展、循環型社会、国立公園、環境と国際、生物多様性、生態系サービス、環境教育、自然環境、環境マインド、グループワーク、フィールドワーク、コミュニケーション |
(4)授業計画 | 【授業計画は変更になる可能性があります。詳細はeALPSを確認すること。】
演習旅行前に学内授業を行います。 10月21日(土)13:00~16:00 ガイダンス、訪問先の紹介 11月18日(土)13:00~16:00 ボルネオ島の生物多様性 12月16日(土)13:00~16:00 パーム油産業、水素燃料について(予定) 2月17日(土) 13:00~16:00 グループワーク 3月出発直前 13:00~16:00 旅行の注意事項、グループ打ち合わせなど 3月上旬~中旬 マレーシア演習旅行 旅行後、演習のレポートを作成し、提出してもらいます。 |
(5)成績評価の方法 | 授業における参加(発言と協働)(50%)とレポート(50%)で評価します。 |
(6)成績評価の基準 | レポートの評価は、(ⅰ)授業の内容を正確に理解し、(ⅱ)論理的に文章が構成され、(ⅲ)オリジナルの見解を含み、(ⅳ)自分のことばで適切に表現でき、(ⅴ)教員を感心させるレベルにあるかという観点から評価します。(ⅰ)から(ⅴ)の5項目を満たせば「卓越している」、4項目を満たせば「かなり上にある」、3項目であれば「やや上にある」、2項目であれば「水準にある」とします。 |
(7)事前事後学習の内容 | 旅行前の学内授業を通じて、現地演習の準備を行います。帰国後、演習のレポートを作成し、その成果や課題について議論します。
※この授業は90時間の学修を必要とする内容です。従って,60時間以上の時間外学習が必要となります。 |
(8)履修上の注意 | 本ゼミはいわゆる途上国での演習を伴います。そのため、基礎的な体力、外国語を用いたコミュニケーションへの意欲、知的好奇心をもって臨んでください。演習にあたって、学生同士のチームワークは必須になります。また、教員と学生、学生と現地住民との意思疎通も不可欠で、受講生は主体的に問題を発見し、それに対して創造的な解決のプロセスを見出していく努力が必要です。なお、参加費用として、渡航費、現地交通費、宿泊費、飲食費などを含め15ー20万円前後が必要です。
【注意】この科目は卒業単位には算入されない授業です。 |
(9)質問,相談への対応 | 授業中や授業時間後に質問や相談に応じる。直接研究室を訪ねてもらっても構わないが、外出していることがあるので、事前にメールで連絡しておくことを勧める(メールアドレス:asanoiku@アットマーク以下は大学で付与されるメールアドレスと同じ)。 |
(10)授業への出席 | すべての勉強会及び演習に参加することを前提とします。 なお、勉強会は松本キャンパスでの対面で実施しますが、オンライン参加も可とします。 |
(11)授業に出席できない場合の学修の補充 | 勉強会に出席できない者は、オンデマンドでの視聴を可とします。 健康上の理由などで演習旅行に参加できない学生は、別途対応するので、早めに担当教員に相談してください。 |
【教科書】 | なし |
【参考書】 | ・環境マインド推進センター教育部門編,「信州大学 環境マネジメント入門」,ISBN:9784939043666,プラルト,2021年,1,800円(税別) このほか、必要に応じて紹介します。 |
【添付ファイル】 |
なし |