(1)授業の達成目標 | 授業で得られる「学位授与の方針」要素 | ⇔ | 【授業の達成目標】 | 大学DP | 的確に情報を収集し,理解し,発信する力 | ⇔ | ・ドイツでドイツ語を使って情報を収集し,「環境マインド」を持ったグローバル感覚を身につける.
・グローバルな視点で環境問題にアプローチできる姿勢と能力を身につける. |
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(2)授業の概要 | ☆到達目標 本ゼミナールでは,「言語の枠にとらわれずに様々な活動を行うこと」をグローバルな活動ととらえた上で,「グローバルな視点で環境問題にアプローチできる姿勢と能力」を身につけてもらう.その際に,敢えて英語ではなく,準備段階から日本語と(乏しい能力ではあっても)ドイツ語を駆使してドイツにおける視察旅行を行うことで,「環境マインド」を持った,下記のようなグローバルな感覚を獲得することを到達の目標とする. ① 外国・異文化の中で行動することに抵抗感を持たない姿勢の獲得 ② 環境問題というテーマに絞って,グローバルな視点で活動できる能力の獲得 ☆授業の概要 中心になるのは,2024年2月~3月に行われる「短期ドイツ研修」である.これは,「語学学校において2週間のドイツ語コースに参加」した後,「1週間程度,環境関連施設他を訪問・視察」するものである. そのために,11月から2月初旬にかけて,eALPSを併用しつつ,月に1・2回程度の事前学習のための授業を行う.その際に,自分のテーマを決め,問題点を明確にし,視察内容を検討していく. また帰国後には,自分のテーマに従って視察内容をまとめ,「公開報告会」を行い,レポートを提出するとともに,「ドイツ語技能検定試験3級」の合格を義務づける. |
(3)授業のキーワード | 環境,環境マインド,グローバル ドイツ フィールドワーク,レポートのフィードバック |
(4)授業計画 | 0. 後期開始時に,受講ガイダンス(オンラインも併用)を行う.受講希望者は【必ず参加】すること!日程については,公用掲示板で伝える.各地学部の2年次学生は,早めに担当教員に問い合わせるように.
1. 研修旅行の事前準備 - 9月下旬~10月初旬:受講ガイダンスを行った後,受講者を募集(提出課題の審査→受講者の決定) - 12月初旬:「ドイツ語技能検定試験4級」の受験.(申し込みは10月中旬締め切り) - 以後2月初旬まで,eAlpsを併用しつつ,月に1・2回程度の事前学習を行う.
2. ドイツへの研修旅行(2024年2月17日出国~3月11日帰国:予定) 2.1. 語学研修(2週間):レーゲンスブルクにあるSprachschule HORIZONTEにてスタンダードコースに参加. 2.2. ハノーファー他,ドイツ各地にて環境関連施設等の視察(約1週間)
3. 公開報告会の実施(2024年6月下旬~7月初旬)
4. 「ドイツ語技能検定試験3級」の受験(2024年6月末)
5. レポート作成(2024年7月中旬~8月上旬) |
(5)成績評価の方法 | 1) ドイツ語技能検定試験3級の合格[40%] 2) 環境視察研修の報告およびレポート[60%] |
(6)成績評価の基準 | 1) (授業の達成目標:言語能力)語学研修を通して,現地での活動が可能になる程度のドイツ語運用能力を身につけたことを,「ドイツ語技能検定試験3級」の合否をもって判断する.[40%] 2) (授業の達成目標:環境基礎力)各自のテーマに従って行った環境視察の結果をまとめ,報告会で発表を行った後,最終レポートを作成し,その内容によって判断する.[60%] これらを総合して,下記のように評価する. 90点以上:十二分に授業の達成目標に達した水準に達した 80点以上:授業の達成目標に達した水準に達した 70点以上:ある程度,授業の達成目標に達した水準に達した 60点以上:最低限,授業の達成目標に達した水準に達した |
(7)事前事後学習の内容 | 研修旅行の事前学習会,および帰国後の報告準備・報告書作成と,実際の授業外に行う作業は非常に膨大な量になる.しかも,自己管理をしつつ積極的に取り組まないと何も達成することができない. それぞれの段階で何をすべきかということについては,指示を行うし,サポートは行うが,実際に活動するのは自分であることをしっかり意識してもらいたい.
※この授業は90時間の学修を必要とする内容です。従って,60時間以上の時間外学習が必要となります。 |
(8)履修上の注意 | ・【前期に引き続き後期もドイツ語を受講する1年生】が主な対象の授業である.(2年次学生が希望する場合は,あらかじめ相談をすること!) ・10月初旬に受講ガイダンス(オンラインを併用)を開催する.【受講希望者は必ず参加すること.】開催日程については9月下旬に掲示するので確認するように.各地学部の2年次学生は,早めに担当教員に問い合わせるように. ・ガイダンスの際に,受講希望者には課題が出題される(提出締切りは10月下旬).出題された課題の評価に従って受講者【10名(以内)】が決定し,履修登録がなされる. ・環境に関わる問題について,「自分のテーマ」を明確に持っている学生が対象である. ・受講希望者は,「ドイツ語技能検定試験4級」を受験し合格することが義務づけられる.よって,受講を希望する段階で,上記試験の受験申し込みをしておくように! ・本ゼミナールの単位認定は翌年度(2024年度)の前期となる.従って,この単位は進級要件に含めることはできない. ・一人当たり40-50万円程度の自己負担が必要である.(航空運賃が高騰しているので,シラバス作成時点でははっきりとは言えない.受講者への参加補助については未定,受講ガイダンスの際に説明する.) ・ドイツへの研修旅行は単なる旅行ではない.あくまで「学習と視察」である.高い意識を持って受講申請をしてもらいたい.単に「ドイツに行ってみたい」という人は個人旅行で行くように.
詳細は,後期開始時のガイダンスの際に説明する.公用掲示板を注意して見ておくように.
【注意】なお,コロナ・ウィルスの感染拡大状況によってはドイツ研修が行えない可能性がある.そのため後期が始まる前にドイツ研修旅行の可否に関して検討を行う.研修を行えない場合は開講を取りやめることがある. |
(9)質問,相談への対応 | オフィスアワー:水曜日3限 研究室の場所:共通教育第1講義棟3階南 メールアドレス:maulwurf@shinshu-u.ac.jp ・メールでの質問も受けつけるが,本文に必ず専攻・学籍番号・授業名を明記すること. ・メールアドレス:maulwurf@shinshu-u.ac.jp |
(10)授業への出席 | 全ての回に出席することを基本とする. |
(11)授業に出席できない場合の学修の補充 | 「学修の補充の対象とする事由」により出席できない場合は,補充の指示をしますので事前に担当教員に申出ること. |
【教科書】 | ・田口理穂:なぜドイツではエネルギーシフトが進むのか.ISBN-13: 978-4761526030.学芸出版社(2015).\2,200-
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【参考書】 | 授業時に適宜紹介する. |
【添付ファイル】 |
なし |