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開講年度 2023年度 登録コード G2B60203
授業名 手話言語コミュニケーションと社会【EA】
Sign Language Communication and Society
担当教員 平澤 まさ美 副担当 花村 有利子
講義期間 後期 曜日・時限 金4 講義室   単位数 2
対象学生 授業形態 講義 備考  
授業で学べる「テーマ」 多文化協働
全学横断特別教育プログラム ローカル・イノベーター養成コース、グローバルコア人材養成コース ・ BASIC(日本理解)
注意)「曜日・時限」「講義室」等は変更される場合がありますので、「キャンパス情報システム」や「掲示」等で確認してください。

(1)授業の達成目標
授業で得られる「学位授与の方針」要素【授業の達成目標】
大学DP
学士の称号にふさわしい基礎学力と専門的学力①聴覚に障害がある人々が社会参加・社会的自立がしにくい社会の現状を知り、課題を把握し、解決方法を考えることができるようになる。 ②豊富な手話語彙を持ち、聴覚に障害のある方の言いたいことが理解できるようになり、また自分の言いたいことを手話言語の特徴を活かして伝えられる。
(2)授業の概要実務経験のある教員による授業科目
聴覚に障害のある人々の社会参加、社会的自立、聴覚障害に関する福祉向上をめざして社会啓発を行ってきた実績を基にして、社会における聴覚に障害のある人々の現状、課題、今後の展望について講義を行うとともに、指導者としての経験を活かして、手話言語スピーチ、そして聞こえない人とのコミュニケーションができるように指導を行います。
(3)授業のキーワードコミュニケーション 人権 実務経験
(4)授業計画第1回(9月29日) 数の表現
第2回(10月6日) 第1回小テスト 聴覚障害の本質 都道府県名の表現(1) 表情・強弱速度
第3回(10月13日) 第2回小テスト 教育 都道府県名の表現(2) 様子や形
第4回(10月20日) 第3回小テスト 地域 動詞の手話 動き 
第5回(10月27日) 第4回小テスト 労働 家族の表現 位置・方向(1) 
第6回(11月10日) 第5回小テスト 子育て 時間に関わる手話 位置・方向(2)
第7回(11月17日) 第6回小テスト 健康 指文字
第8回(11月24日) 第7回小テスト 高齢聴覚障害者 名前の表現方法
第9回(12月1日) 第8回小テスト 中途失聴・難聴者 あいさつ・名前の自己紹介
第10回(12月8日) 第9回小テスト 盲ろう者 仕事に関わる手話 役割の切り替え
第11回(12月15日) 第10回小テスト 情報保障 趣味に関わる手話 指差し
第12回(12月22日) 第11回小テスト 聴覚障害者運動 施設・交通手段の手話 左右空間・前後空間の活用
第13回(12月27日(水)) 第12回小テスト 上下空間の活用 同時表現 
第14回(1月5日) 第13回小テスト 指の代理的表現 繰り返しの表現
第15回(1月19日) 第14回小テスト 話してみましょう 授業アンケート(最後の15分で実施)
第16回(1月26日) 期末試験
(5)成績評価の方法授業中に14回課す小テストと、1回課す小レポート、1回課す手話言語スピーチ、期末試験で評価します。
小テスト(映像表現読み取り):14点
小レポート(「聴覚障害者運動」までの講義に対するレポート):10点
手話言語スピーチ:10点
期末試験(映像表現読み取り):10点
期末試験(全講義について選択肢問題):56点
(6)成績評価の基準《授業目標》
①聴覚に障害がある人々が社会参加・社会的自立がしにくい社会の現状を知り、課題を把握し、解決方法を考えることができるようになる。
②豊富な手話語彙を持ち、聴覚に障害のある方の言いたいことが理解できるようになり、また自分の言いたいことを手話言語の特徴を活かして伝えられる。

小テストの評価の基準
授業目標②の達成度を測るため、以下の基準で評価する。
映像の表現者の表現を読み取れているか(1点)×14回

小レポートの評価の基準
授業目標①の達成度を測るため、以下の基準で評価する。
問題を設定できたか(2点)
その背景を記述できたか(2点)
課題をつかめたか(2点)
解決方法を見出せたか(2点)
見解を書けたか(2点)

手話言語スピーチの評価の基準
授業目標②の達成度を測るため、以下の基準で評価する。
テーマの設定が適切か(2点)
手話単語を正しく使っているか(2点)
表情を手話言語の文法として使うことができているか(2点)
手話言語の文法を使って表現を組み立てているか(2点)
ろう者とのコミュニケーションを高めるための姿勢ができているか(2点)

期末試験の評価の基準
授業目標①②の達成度を測るため、以下の基準で評価する。
映像の表現者の表現を読み取れているか(10点)
聴覚障害の本質について理解できているか(6点)
聴覚障害者を取り巻く社会について理解できているか(12点)
さまざまな聴覚障害者について理解できているか(4点)
聴覚障害者運動について理解できているか(4点)
手話言語の文法について理解できているか(8点)
手話単語について知識を習得できているか(22点)
(7)事前事後学習の内容この授業は60時間以上の時間外学習が必要となります。
手話単語や手話言語での表現が身に付けられるように復習をし、繰り返し練習をしてください。
第1回小テストに向けての復習:数の表現
第2回小テストに向けての復習:都道府県名の表現(1)、表情・強弱・速度
第3回小テストに向けての復習:都道府県名の表現(2)、様子・形
第4回小テストに向けての復習:動詞の手話、動き
第5回小テストに向けての復習:家族の表現、位置・方向(1)
第6回小テストに向けての復習:時間に関わる手話、位置・方向(2)
第7回小テストに向けての復習:指文字
第8回小テストに向けての復習:名前に関する手話単語
第9回小テストに向けての復習:名前の自己紹介
第10回小テストに向けての復習:仕事に関わる手話、役割の切り替え
第11回小テストに向けての復習:趣味に関わる手話、指差し
第12回小テストに向けての復習:施設・交通手段の手話、左右空間・前後空間の活用
第13回小テストに向けての復習:上下空間の活用、同時表現
第14回小テストに向けての復習:指の代理的表現、繰り返しの表現
(8)履修上の注意単位を与えられるためには、授業に出席するだけでなく、予習復習などの授業時間外学修を行う必要があります。が、この授業は、事前学習は不要です。次回授業のときに小テストを実施し習得度を確認しますので、事後学習をしっかり行ってください。
授業時間外学修の具体的な内容は次の通りです。
・講義を聞いて理解したこと等をまとめる
・習った手話単語や手話言語の表現等を繰り返し練習して身に付ける
なお、講師は聴覚障害があり手話言語を使って講義します。手話言語読み取り通訳が付きます。手話単語や手話言語に関する講義については、もちろん手話言語読み取り通訳が付きますが、自分の目で手話単語や表現を見ることが必要になります。耳に頼るのではなく目でつかむように努力しましょう。
講義資料は毎週(木)15:00~17:00の間にe-ALPSコースに載せますので、各自プリントアウトしておいてください。
(9)質問,相談への対応メールにて受け付けます。アドレスは、atlas@shinshu-u.ac.jp
(10)授業への出席毎回小テストを受験し、解答することを前提とします。小テストの時間は15:10~15:20、e-alps上で行います。
(11)授業に出席できない場合の学修の補充「学修の補充の対象とする事由」により小テストを受験できない場合は、メールで上記アドレスへ代替日・時間を連絡してください。
【教科書】指定しない
【参考書】指定しない
【添付ファイル】 なし



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