(1)授業の達成目標 | 授業で得られる「学位授与の方針」要素 | ⇔ | 【授業の達成目標】 | 大学DP | 的確に情報を収集し,理解し,発信する力 | ⇔ | 整数論の基本事項を理解し, 他人に伝わるように発表できるようになる。 |
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(2)授業の概要 | 整数や多項式のなす環の基礎事項を学ぶ。特に, ABC予想の多項式類似物の証明を理解し応用することを一つの目標とする。教員による講義と,受講者による発表および質疑応答を一回ずつ行う。 受講者による発表は一回につき二~三人を目安とするが,受講者数によって調整する予定である。発表内容は,または講義中に出題する練習問題とする。 |
(3)授業のキーワード | 整数論、数論幾何学 |
(4)授業計画 | 1.ガイダンス 2.整数とそのイデアルについて (講義) 3.整数とそのイデアルについて (発表) 4.素因数分解の一意性と応用(講義) 5.素因数分解の一意性と応用(発表) 6. 素数について (講義) 7. 素数について (発表) 8.多項式とそのイデアルについて(講義) 9.多項式とそのイデアルについて(発表) 10.ABC定理(講義) 11.ABC定理(発表) 12.ABC定理の応用(講義) 13.ABC定理の応用(発表) 14.素式について(講義) 15.素式について(発表),授業アンケート(最後の15分で実施) |
(5)成績評価の方法 | 講義で扱ったトピックに関する理解を計るため,期末レポート(50%)と,発表および質疑応答(50%)で評価を行う。 秀: 授業の達成目標水準から見て卓越している 優: 授業の達成目標水準よりかなり上にある 良: 授業の達成目標水準よりやや上にある 可: 授業の達成目標水準にある 不可( 不可( D): 授業の達成目標水準よりやや下にある 不可( 不可( F): 授業の達成目標水準にない
・得点率による評価基準は次のとおりとする。 90%以上 秀,89-80% 優,79-70% 良,69-60% 可,59%以下 不可。 |
(6)成績評価の基準 | 講義で扱った基礎的な内容について理解し,標準的な発表を行い,レポートとしてまとめることが出来れば「水準にある」。さらに,講義内容の理解や発表,質疑応答に関して発展性が見られ,レポートとしてまとめることが出来れば「やや上にある」。講義で扱った内容を概ね理解し,工夫した発表を行ったり質疑応答によく参加しており,レポートとしてまとめることが出来れば「かなり上にある」。講義で扱った内容を十分に理解し,発展性のある発表を行ったり質疑応答に活発に参加しており,レポートとしてまとめることが出来れば「卓越している」。 |
(7)事前事後学習の内容 | 発表者は必ず発表内容を自分のノートにまとめるようにしてください。まとめる前に必ず二、三度下書きをしてからノートを作成するようにしてください。そのためにはかなり長い準備時間が必要となるかと思います。発表者以外は講義開始前に前回の内容を思い出しておいてください。何も見ないで思い出せる状態が理想です。 |
(8)履修上の注意 | 履修者の理解度により講義計画が変更される場合があります。 |
(9)質問,相談への対応 | 質問や相談などがございましたらメールアドレス sakugawa_kenji@shinshu-u.ac.jp へメールにてご連絡ください。対応いたします。 |
(10)授業への出席 | 履修する全ての回に出席することを基本とします。 |
(11)授業に出席できない場合の学修の補充 | 学修の補充の対象とする事由により講義の回に出席できない場合、講義資料の配布等により学習を補填します。また、同様の事由により演習の回に出席できない場合、レポート課題により学習を補填します。 |
【教科書】 | 山崎 隆雄著, 初等整数論 ー数論幾何への誘いー, 初版, ISBN 978-4320111790, 共立出版, 2015年, 2750円. |
【参考書】 | 指定しない |
【添付ファイル】 |
なし |