(1)授業の達成目標 | 授業で得られる「学位授与の方針」要素 | ⇔ | 【授業の達成目標】 | 大学DP | 的確に情報を収集し,理解し,発信する力 | ⇔ | 様々な競売・入札の具体例を集め、それらが社会の中でどのように機能しているのかをオークション理論を通して理解していきます。 |
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(2)授業の概要 | オークションは公共工事入札や生鮮食品の競りなどで利用され、社会経済の基盤となる取引制度です。一方、今日ではインターネットオークションなど、個人にとってもオークションは身近な存在となっています。この講義では社会の中でオークションがどのように活用されているのか、オークションが取引をどのように成立させているのかを学んでいきます。 |
(3)授業のキーワード | ミクロ経済学、ゲーム理論、産業組織論、グループワーク |
(4)授業計画 | 第1回: ガイダンス 第2回: 模擬的なオークションを体験する (1) 第3回: 模擬的なオークションを体験する (2) 第4回: 模擬的なオークションを体験する (3) 第5回: オークション入門 (1) 第6回: オークション入門 (2) 第7回: グループワーク1 (実験結果のデータ分析) 第8回: グループワーク1 (実験結果のデータ分析) 第9回: グループワーク1の発表 第10回: グループワーク2 (オークションの具体例を調べる) 第11回: グループワーク2 (オークションの具体例を調べる) 第12回: グループワーク2の発表 第13回: 市場見学 第14回: グループワーク3 (市場見学のまとめ) 第15回: グループワーク3の発表 (最後の15分で授業アンケートを実施)
履修人数によりグループワークの回数が変わる可能性があります。 |
(5)成績評価の方法 | 数回のグループワークおよび発表 (70%) と期末レポート (30%) により評価します。 |
(6)成績評価の基準 | ① グループワークの発表、② 期末レポート、③ ゼミでの議論に積極的に参加したか、の3点で判断します。
① から ③ すべてが優れていると認められる場合は「卓越している」と判断します。 ① から ③ のうち2点が優れていると認められる場合は「かなり上にある」と判断します。 ① から ③ のうち1点が優れていると認められる場合は「やや上にある」と判断します。 ① から ③ まで (質を問わず) すべてこなした場合は「その水準にある」と判断します。 |
(7)事前事後学習の内容 | 発表においては、自分の発表する内容をよく理解した上で分かりやすく説明するための予習が必要となります。また、模擬オークションの体験では、実験後に自分がどのような考えで行動していたかなどを振り返りまとめてみることが必要です。
※ この授業では、60時間以上の時間外学習が必要となります。 |
(8)履修上の注意 | 1. 市場見学は松本市公設地方卸売市場を予定しています。 せりを見学する必要上、早朝に集合できるよう交通手段の確保に努めてください。 (見学の申請は履修人数確定後におこなうので、実際には見学できない可能性もあります。)
2. グループワークではパソコンを使う可能性があるので、必要に応じて各自でノートパソコンを持参して来てください。 |
(9)質問,相談への対応 | ゼミ形式であるため、授業中に質問することを基本とします。 何らかの理由で授業中に質問ができない場合は、eALPSまたはメール (メールアドレスはeALPS上で表示) にて質問してください。 オフィスアワーはガイダンス時に伝えます。 |
(10)授業への出席 | 本授業は「信州大学における授業の出席に関する要項」第4に規定する「学修の補充の対象とする事 由」で欠席した場合のみ、3回までは配慮をします。 |
(11)授業に出席できない場合の学修の補充 | 「学修の補充の対象とする事由」により出席できない場合は、共通教育履修案内に掲載されている方法により補充を受けるための申請をおこなってください。 |
【教科書】 | 指定しない。 |
【参考書】 | ケン・スティグリッツ,『オークションの人間行動学』, ISBN: 978-4822246631, 日経BP社, 2008年, 2,640円 土橋俊寛,『ヤフオク! の経済学 オンラインオークションとは』, ISBN: 978-4535558953, 日本評論社, 2018年, 3,520円 |
【添付ファイル】 |
なし |