(1)授業の達成目標 | 授業で得られる「学位授与の方針」要素 | ⇔ | 【授業の達成目標】 | 大学DP | 的確に情報を収集し,理解し,発信する力 | ⇔ | ① 自分が関心のある人権問題に関する情報を適切に収集,分析し,それを他者に説明できるようになる。
② 価値観の異なる人々が共生できる社会を実現するために,人権の視点から解決策を提案できるようになる。 |
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(2)授業の概要 | このゼミでは,受講生がもっている問題意識を基本的人権の視点から演習形式で考えていきます。 まず,初回の演習では《人権と共生の関係性》について概説します。そして,第2回と第3回では,各自の問題意識を深めつつ,関連する文献を探究します(文献に関しては下記の参考書欄を参照)。第4回以降は受講生には発表と討論をしてもらい,最終的には私見をレポートにまとめてもらいます。これら発表・討論・レポート作成を通じて,受講生には問題発見・解決能力とコミュニケーション能力を修得してもらいます。 |
(3)授業のキーワード | 人権,憲法,憲法訴訟,課題発見・解決,コミュニケーション,グループワーク |
(4)授業計画 | 第1回 ガイダンス 第2回 自分の問題意識を「みつめる」 第3回 自分の問題意識を「深める」 第4回 発表と討論 第5回 発表と討論 第6回 発表と討論 第7回 発表と討論 第8回 発表と討論 第9回 発表と討論 第10回 発表と討論 第11回 発表と討論 第12回 発表と討論 第13回 発表と討論 第14回 発表と討論 第15回 全体討論:人権問題を解決するためにいかなる規範・政策が必要か? |
(5)成績評価の方法 | ■ 発表(30点満点),討論への参加(30点満点),レポート(40点満点)を合計して評価する。 |
(6)成績評価の基準 | ■ 以下の基準に従い,合計点が90点以上で「卓越している」, 80-89点で「かなり上にある」,70-79点で「やや上にある」,60-69点で「その水準にある」と評価する。
1.発表(30点満点) 授業目標①と②の達成度を測るため,以下の基準で評価する。 選択したテーマに関連する文献・資料などを充分に読み込んでいるか(15点)。 私見の説得力(10点)。 発表方法の工夫(5点)。 2.討論への参加(30点満点) 授業目標①の達成度を測るため,以下の基準で評価する。 他の受講生の発表を理解する努力をしているか(各回1点)。 他の受講生の発表に対して自らの考えを積極的に発言しているか(各回1点)。 3.レポート(40点満点) 授業目標①および②の達成度を測るため,以下の基準で評価する。 学術的なレポートに相応しい体裁をとれているか(10点)。 私見を論理的に示すことができているか(10点)。 私見を説得的に示すことができているか(10点)。 発表および討論を踏まえて,私見を深めることができているか(10点)。 |
(7)事前事後学習の内容 | ・自分が設定したテーマについて発表の準備をすること(週2時間)。 ・教員や他の受講生が指定した文献や資料を事前に読んでくること(週2時間)。 ・この授業は90時間の学修を必要とする内容です。従って,60時間以上の時間外学習が必要となります。 |
(8)履修上の注意 | 第1回のゼミで問題意識に関するアンケートを実施します。考えてみたいテーマやゼミを希望した理由などを書いてもらいますので,初回までに各自で考えておいてください。 |
(9)質問,相談への対応 | ・授業前や授業後に教室で質問を受け付けますので,気軽に声をかけてください。 ・メールでも質問や相談を受け付けます。eALPSに掲載されている連絡先にメールで質問をお送りください。 |
(10)授業への出席 | この授業は,すべての回に出席することを前提とします。 ただし,「信州大学における授業の出席に関する要綱」第4が規定する「学修の補充の対象とする事由」で欠席した場合を含み,欠席回数が3回以上になると,授業の達成目標に到達することができないため単位が認定されません。 |
(11)授業に出席できない場合の学修の補充 | 「信州大学における授業の出席に関する要綱」第4が定める「学修の補充の対象とする事由」により出席できない場合は,共通教育履修案内に記載されている方法により補充を受けるための申請を行ってください。 その上で,eALPSに掲載されている連絡先にメールを送り,補充の指示を受けてください。 |
【教科書】 | 指定しない。 |
【参考書】 | 受講生に読んでいただく文献として,『現代思想』(青土社),『世界』(岩波書店)などの雑誌に収録されたものを予定しています。事前に両雑誌のHPからどんな文献が載っているのかをご確認ください(バックナンバーもHPで確認できます)。 |
【添付ファイル】 |
なし |