シラバス表示
        
開講年度 2023年度 登録コード G2B45612
授業名 持続的「食・農・環境」論グローカルゼミ
Sustainable management of food, agriculture and environment in rural societies.
担当教員 浜野 充 副担当  
講義期間 前期 曜日・時限 集不定 講義室   単位数 2
対象学生 授業形態 演習 備考  
授業で学べる「テーマ」 地域運営、環境共生
全学横断特別教育プログラム グローバルコア人材養成コース ・ BASIC(日本理解)、グローバルコア人材養成コース ・ BASIC(国際共修)
注意)「曜日・時限」「講義室」等は変更される場合がありますので、「キャンパス情報システム」や「掲示」等で確認してください。

(1)授業の達成目標
授業で得られる「学位授与の方針」要素【授業の達成目標】
大学DP
的確に情報を収集し,理解し,発信する力・持続可能な社会を実現するための課題に取り組む力 ・食生活と農業・流通・消費の変化を、グローバルな視点を持ちながら、ローカルな農業現場での体験をもとに、現状を把握し課題を抽出し食と農と自然資源や国際社会・地域社会のアクターとして行動できるようになることを目標とする。
(2)授業の概要日本は20世紀後半の経済発展とともに、食料やエネルギーの自給率が低下し続けてきた。人口減少・高齢化とともに、経済発展が停滞する21世紀において、食料や自然環境を保持し安心・安全な生活を持続できるかについて考え行動するきっかけを提供する。農業・流通・消費の変化を学習し、ローカルな農業現場での体験をもとに、現状を把握し課題を抽出し、持続的な国際社会・地域社会の構築について検討する。

4月~7月までは松本キャンパスいて毎月1回の事前学習を実施し、8月後半に、1泊~2泊のフィールドワーク(合宿形式)を行います。
1.事前学習では、講義とグループワークで以下の内容について学習します。
・国際および日本・信州の農業と食の現状と課題。
・地理情報システム(GIS)演習(ArcGISの調査アプリを使用)
・訪問予定の農村集落、農業法人、集落営農組織について、

2.合宿形式フィールドワークでは、伊那市長谷地区で稲作を経営する農業法人にて、
・水田畦畔の草刈りや自然栽培における稲作管理などの農業体験を行う、
・集落の古民家や農家民泊で宿泊を行い、集落・農業・生活の持続性や自然資源の活用、高齢化・獣害についての影響や対策について議論する。

3.事後学習では、一連の学修の成果をまとめるとともに、大学生活での食・農・自然環境に対してどのように関わっていくかについて、自身のアクションプランを作成する。

(3)授業のキーワード課題発見・解決、論理的思考、持続可能な農業・食生活・資源利用・環境保全、循環性と多様性(人、植物、動物、微生物)、集落、農村の組織、フィールド学習、アクションリサーチ、国際農学、農学原論、地理情報システム(GIS)、ArcGIS、Rural Development, International Agricultural Development, International Collaboration, SDGs.
グループワーク・フィールドワーク.
(4)授業計画月1回程度の事前学習会は土曜日午後に松本キャンパスで開催する予定です。

4月下旬(土)13:00~16:00 コース学生顔合わせ、ガイダンス、
5月中旬(土)13:00~16:00 グループワーク:世界の農業と日本の農業
6月中旬(土)13:00~16:00 グループワーク:日本の食の変化と食料生産
7月中旬(土)13:00~16:00 グループワーク:中山間地域農業の課題、集落営農の取組み
8月26日(土)-27日(日)南信地域(伊那市、宮田村等)の中山間地域における農業実習・ディスカッション。1泊2日にかけて古民家や農家民泊等に宿泊し、合宿形式で行う。
(5)成績評価の方法活動計画・報告書を学修ポートフォリオとして作成するとともに、事前事後学習でのレポートや発表資料を本科目の成果として提出してください。
それらの内容を以下の指標で評価します。
(ⅰ)適切な文献・フィールド調査から内容を正確に理解し、(ⅱ)論理的に文章が構成され、(ⅲ)オリジナルの見解を含み、(ⅳ)自分のことばで適切に表現でき、(ⅴ)教員を感心させるレベルにあるかという観点から評価します。(ⅰ)から(ⅴ)の5項目を満たせば「卓越している」、4項目を満たせば「かなり上にある」、3項目であれば「やや上にある」、2項目であれば「水準にある」とします。
(6)成績評価の基準90点以上:秀(授業の達成目標水準から見て卓越しいる)
80点以上:優(授業の達成目標水準よりかなり上にある)
70点以上:良(授業の達成目標水準よりやや上にある)
60点以上:可(授業の達成目標水準にある)
59点以下:不可(授業の達成目標水準を満たさない)
(7)事前事後学習の内容本授業のねらいを達成するためには、能動的な調査学習と農業現場での体験が不可欠です。
インターネットのみならず、文献、行政資料、新聞、学術誌など様々な媒体を使った調査から、正確な引用や出典明記等による情報の正確性を意識した調査学習を身につけます。
また、自分たちで現地見学を行う等の積極性を期待します。

※この授業は90時間の学修を必要とする内容です。従って,60時間以上の時間外学習が必要となります。
(8)履修上の注意・合宿にかかる宿泊費、食費等(約1万円)は自己負担になります。合宿先への往復には貸切バスを用意します。
・学研災・学研賠に加入してください。
(9)質問,相談への対応質問は、メールで受け付けますので、濵野充 hamano_m@shinshu-u.ac.jp に連絡してください。
(10)授業への出席本科目は、4月ガイダンス、5月~7月の事前学習(月1回)、8月の合宿形式の農業実習、9月の事後学習(まとめ)を含む集中講義型の授業です。
上記すべての授業・実習に参加することを前提とします。
(11)授業に出席できない場合の学修の補充「学修の補充の対象とする事由」により出席できない場合は,共通教育履修案内に掲載されている方法により補充を受けるための申請をおこなってください.
【教科書】指定しません。
【参考書】授業で紹介します。
【添付ファイル】 なし



戻る