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開講年度 2023年度 登録コード G2B45602
授業名 医療と社会ゼミ
Medicine and Society
担当教員 玉井 真理子 副担当  
講義期間 後期 曜日・時限 火4 講義室 保健学科223講義室 単位数 2
対象学生 全(M(保)除く) 授業形態 演習 備考 医学部保健学科学生向けの臨床心理学と一部内容が重複するため対象学生を制限します
授業で学べる「テーマ」 多文化協働
全学横断特別教育プログラム
注意)「曜日・時限」「講義室」等は変更される場合がありますので、「キャンパス情報システム」や「掲示」等で確認してください。

(1)授業の達成目標
授業で得られる「学位授与の方針」要素【授業の達成目標】
大学DP
的確に情報を収集し,理解し,発信する力医療に直接携わるかどうかにかかわらず、医療には社会的側面があることを理解したうえで、医療をめぐる社会的諸事象について自らの見識を持つことができ、また周囲と問題意識を共有することができる。
(2)授業の概要医療の社会的側面について、おもに次の2つの観点から理解を深めることを目的とします。
・医療は様々な専門職によって支えられている。
・医療は多くの映画やテレビ映像の中にも登場する。
本授業(ゼミ)は、担当教員の臨床心理士・公認心理師としての実務経験も活かして授業をすすめます。
グループワーク(GW)も取り入れますので、ディスカッションには積極的に参加してください。
(3)授業のキーワード医療
医療専門職
社会
映画
テレビ映像
グループワーク(GW)
実務経験
(4)授業計画第1回( 9月26日・火4)授業オリエンテーション(履修希望者多数の場合は抽選)
                      グリーフワーク:映画『タッチ2』79分の一部視聴
第2回(10月 3日・火4)様々な医療職について知る①看護師・助産師・保健師についての紹介講義 
第3回(10月10日・火4)様々な医療職について知る②臨床検査技師の紹介講義
第4回(10月17日・火4)様々な医療職について知る③理学療法士の紹介講義
第5回(10月24日・火4)様々な医療職について知る④作業療法士の紹介講義 
第6回(10月31日・火4)様々な医療職について知る⑥臨床心理士・公認心理師の紹介講義(テレビドラマ『明日への約束』第1話の一部視聴)
第7回(11月 7日・火4)被災地での「心のケア」
第8回(11月14日・火4)ロックト・イン症候群(映画『潜水服は潜水服は蝶の夢を見る』112分の一部視聴・様々な医療職について知る⑦言語聴覚士の紹介を兼ねる
第9回(11月28日・木4)差別と偏見①(映画『マイフレンド・フォーエバー』97分の前半視聴)
第10回(12月 5日・火4)差別と偏見②(映画『マイフレンド・フォーエバー』97分の後半視聴+GW)
第11回(12月12日・火4)依存症と支援活動(学外ゲストスピーカーの予定)
第12回(12月19日・火4)救世主きょうだい①(映画『私の中のあなた』110分の前半視聴)
第13回(12月26日・火4)救世主きょうだい②(映画『私の中のあなた』110分の後半視聴+GW)
第14回( 1月 9日・火4)子どもへの虐待①(映画『誰も知らない』141分の前半視聴)
第15回( 1月16日・火4)子どもへの虐待②(映画『誰も知らない』141分の後半視聴+GW)
第16回( 1月23日・火4)期末試験(多肢選択+記述)
                      生殖補助医療(TV番組『私は何者~AIDで生まれた子どもたち~の一部視聴)

第2回、3回、4回、5回、11回の講義はゲストスピーカーによる講義です。
授業アンケートはオンラインで実施します。eALPSから回答してください。
(5)成績評価の方法・映画やテレビ番組を録画したもの等、視聴覚教材を用いて「素材」を提示し自律的に考えてもらうことを中心にすすめます。事後課題として毎回感想文(200字程度のコメント・ペーパー)の提出を求めます。
・様々な医療専門職について知るために、当該職種の方からの話題提供(ゲストスピーカーによる講義)を予定しています。
・特別講演等も検討していますが、土日や他の曜日に設定される可能性があるので授業中の案内や掲示等に注意してください。
・成績は、毎回の感想文(コメントペーパー)30点、授業の展開中に指示する中間レポート30点、および期末試験(択一式と記述式を組み合わせたもの)40点、を合計して採点します。
・中間レポートのテーマと締め切りは、授業展開中に受講者と相談の上で決定します。
・問題の所在に気づいたり、それらについて考えることが中心の授業展開なので、実施する期末試験で問う内容は、授業で示したごく基本的な概念について問う設問が中心です。授業の際に配布する資料の中に試験の例題が含まれるように工夫してあるので、原則としてそれらの中から出題します。
(6)成績評価の基準①事後課題としての毎回の感想文(コメントペーパー)は、授業内容に即した感想であれば2点、授業内容から大きく逸脱していれば1点、未提出は0点とし、2点×15回で合計30点とします。

②レポート(30点)については、(i) 問題の設定が適切であり,(ii) その問題の背景を説明できており,(iii) その問題にどのような課題があるのかを指摘できており,(iv) それらの課題に対して既存の学説が提示する解決法を適切に把握できており,(v) その上で自分の見解を提示できており,かつ,教員を感心させるレベルにあれば「卓越している(秀)」。(i) から (v)の5項目を満たしていれば「かなり上にある(優)」。4項目までできていれば「やや上にある(良)」。3項目までできていれば「水準にある(可)」と評価します。

③期末試験(40点)は、択一式と記述式を組み合わせて出題します。

上記①+②+③=合計100点満点で、6割以上正答していれば「水準にある」7割以上で「やや上にある」、8割以上で「かなり上にある」、9割で「卓越している」と評価します。
(7)事前事後学習の内容毎回の授業の最後に、次の授業の内容に即したウェブサイトや動画を紹介しますので、それらを通して事前学習をしてきてください。キーワードだけをアナウンスする場合もありますので、あらかじめインターネット等で情報検索をした上で、毎回の授業に臨んでください。事前課題を課す場合もあります。なお、本授業(ゼミ)には、60時間以上の時間外学習が必要になります。
(8)履修上の注意・定員20名とし、希望者多数の場合は抽選を行います。第1回目の授業(オリエンテーション)に出席しない場合(あるいはオンデマンド型導入授業を視聴して課題を期日までに提出しない場合)は、抽選で当選しても、履修そのものができなくなりますので注意してください。
・学内外から著名な識者等を招聘しての特別講演も検討していますが、土日等、通常の時間割以外に設定される可能性もありますので、それも考慮して受講してください。詳細については授業を進める中で連絡します。
・授業計画は、受講者の興味関心に合わせ、またその時々の医療をめぐる社会的状況に照らして、変更になる可能性があります。
・レポート(テーマおよび提出日など詳細は未定)の提出期限は厳守してください。
(9)質問,相談への対応・質問はメールmtamai@shinshu-u.ac.jpにて受け付けます。件名に「医療と社会」と入れ、学籍番号と氏名を明記の上で、大学アドレスから送信してください。3日以内に返信がない場合は再送信をお願いします。
・オフィスアワーは、毎週水曜日12:10~13:00(夏季および冬季休業中は除く)です。
・玉井研究室は、医学部保健学科南校舎1階にあります。
(10)授業への出席単位認定は、全ての授業に出席することを前提とします。体調不良や冠婚葬祭等でやむを得ず欠席する場合は、事前に連絡をください。
(11)授業に出席できない場合の学修の補充事前連絡の上、やむを得ない事由で欠席した場合は、個別に別途課題を課します。
【教科書】指定しません。
【参考書】・指定しません。必要があれば、授業中に適宜紹介します。
・担当教員の自己紹介がわりに、興味があれば『ここにいる―形質細胞性白血病とダウン症と』(ISBN:9784865000962、出版社:生活書院、定価:税抜1300円、発行年月日:2019年5月)を読んでみてください。玉井研究室で貸し出し可能です。
【添付ファイル】 なし



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