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開講年度 2023年度 登録コード G2B45410
授業名 英語学び直しゼミ
English Seminar for re-Starters
担当教員 加藤 鉱三 副担当  
講義期間 前期 曜日・時限 月4 講義室 共通教育36講義室 単位数 2
対象学生 授業形態 演習 備考  
授業で学べる「テーマ」 多文化協働
全学横断特別教育プログラム
注意)「曜日・時限」「講義室」等は変更される場合がありますので、「キャンパス情報システム」や「掲示」等で確認してください。

(1)授業の達成目標
授業で得られる「学位授与の方針」要素【授業の達成目標】
大学DP
的確に情報を収集し,理解し,発信する力・学士の称号にふさわしい英語力の基礎を形成することを目標に,英語を暗記の対象から理解の対象に変質させる
(2)授業の概要 信州大学でも,入試では英語の点はそこそこ取れているはずなのに,実は英語が理解できていない,という学生が少なからず存在する。そういう学生の共通点はおそらくこういうものである。
①英文を解釈する時に,まず単語ごとに訳を当てていく。
②その単語の訳を,【英語の文法は(ある程度)無視して】訳語同士を並び替えて解釈をする
例えば,There will be activities for everyone, no matter what your age or level of fitness may be.で,最後のmay beは全体の主語とは文法的には全く関係しないのだが,それでも試験の訳で「活動かもしれない」という解答が驚くほどの割合で出てくる。これは②がリアルに行われていることの証拠である。
 この授業では,②をやめることを目的に,英文法を基礎の基礎からおさらいする。なお,英文法は暗記の対象ではなく理解の対象であり,英語力は記憶力の勝負ではなく「地アタマ」の勝負である。そして「地アタマ」はこの授業で磨くことができる。

 授業の最初に,次の二種類の小テストを行う。
 ・前回の授業の内容から出題する英文和訳問題
 ・英文暗唱問題
授業中は教科書を進めながら,文法的な理解を確かなものにするための【非常に初歩的な】活動を行う。
授業内容が非常に初歩的であるため,
①英文を解釈する時に,まず単語ごとに訳を当てていく。
②その単語の訳を,【英語の文法は(ある程度)無視して】訳語同士を並び替えて
  解釈をする
この①②に当てはまらない学生は受講しないように。
(3)授業のキーワード英語,英文法,リメディアル,レポートのフィードバック
(4)授業計画1.品詞
2.主語・補語・目的語
3.名詞・代名詞,動詞
4.時制,形容詞と副詞
5.比較級と最上級,前置詞と接続詞
6.否定,疑問,命令文,感嘆文,不定詞
7.現在分詞と過去分詞
8.動名詞
9. 完了形
10.受動態
11.語順
12.関係代名詞
13.関係副詞
14.仮定法,話法
15.構文,授業アンケート
(5)成績評価の方法成績の配分は次のとおりである。
・掲示板への書き込み回数で5%
・毎回の課題の得点で70%
・レポート課題で25%
「この授業を受講することによって初めて分かったこと,または認識・理解が深まったことについて,第一段落で受講前の状態を説明し,第二段落で受講後の状態を説明しなさい。」
(6)成績評価の基準授業の達成目標「英語を暗記の対象から理解の対象に変質させる」への到達度で総合的に成績をつける。
秀: 英語が暗記ではなく理解の対象であり,分析力の基礎を身につけている
優: 英語が暗記ではなく理解の対象であり,また授業内容が十分理解できている
良: 英語が暗記ではなく理解の対象であり,また授業内容が理解できている
可: 英語が暗記ではなく理解の対象であり,また授業内容がある程度理解できている
(7)事前事後学習の内容事前学習: 語学としての英語の授業等で見る英文を,訳を作るだけでなく,できる範囲で文法的に解析する
事後学習: 課題を提出する

※この授業は90時間の学修を必要とする内容である。従って,60時間以上の時間外学習が必要となる。
(8)履修上の注意ゼミであるので25名を上限とする。
本当に英語ができないという学生のための授業であるので,
①英文を解釈する時に,まず単語ごとに訳を当てていく。
②その単語の訳を,【英語の文法は(ある程度)無視して】訳語同士を並び替えて
  解釈をする
この①②が当てはまらない学生は受講しないように。
毎回の小テストはeALPS上で行うため,回答できる機器(PCまたはスマホ)と,音声を自分だけで聞くためのイヤフォン等を毎回持参する必要がある。

※同名の後期の授業と全く同内容である。
(9)質問,相談への対応授業掲示板で質問に対応する。授業掲示板にあがった学生の質問にはまず他の学生が答え,最後に加藤が答える。
オフィスアワーは月曜日5限。研究室は共通教育南棟4階。メールでの相談も受け付ける。
加藤のメールアドレス:kinoene@shinshu-u.ac.jp
(10)授業への出席授業は全ての回に出席することを基本とし、この授業の達成目標に到達するためには12回以上の出席が必要です。
(11)授業に出席できない場合の学修の補充「学修の補充の対象とする事由」により出席できない場合は、学習の補充の指示をしますので共通教育窓口に申し出てください。
【教科書】Prime English - Grammar and Vocabulary -
邦題『文法と単語から学ぶ基礎英語』,角岡賢一他著,成美堂,2500円
【参考書】指定しない。
【添付ファイル】 なし



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