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開講年度 2023年度 登録コード G2B41121
授業名 信州に学ぶ
Shinshu Studies
担当教員 松岡 幸司 他 副担当 鈴木 球子
講義期間 後期 曜日・時限 火3 講義室 共通教育47講義室 単位数 2
対象学生 授業形態 講義 備考  
授業で学べる「テーマ」 多文化協働
全学横断特別教育プログラム
注意)「曜日・時限」「講義室」等は変更される場合がありますので、「キャンパス情報システム」や「掲示」等で確認してください。

(1)授業の達成目標
授業で得られる「学位授与の方針」要素【授業の達成目標】
大学DP
学士の称号にふさわしい基礎学力と専門的学力信州について学ぶことで,自分が学生生活をおくる地域に関する理解を深める.その際に様々な視点からのアプローチを知ることで,研究対象に多様なアプローチができるようになる.
(2)授業の概要☆授業のねらいと到達目標
信州大学の学生は日本全国から集まり,少なくとも4年間を信州の地で過ごすことになる.生活に慣れていけば信州について様々なことを知っていくことになるだろう.しかしそれは自分が体験することを通したものであり,その意味では限定的なものと言えよう.
本講義では,テーマを設定して信州についての理解を深めていく.それによって特に県外出身者は,自分の出身地と比較することで,両者の類似点や相違点を明確にしていくことができる.また県内出身者も,テーマに沿って理解を深めることで,これまでとは異なる視点からの新たな知見を得ることができる.
また,本講義は8人の教員によるリレーにより行われる.各担当教員の専門分野は異なっており,信州という地域に様々な視点からアプローチすることになる.この学びの経験を通して受講学生は,専門課程に進級してからの研究対象に対して多様なアプローチをするための視点を獲得することができるようになる.
☆授業の概要
「授業計画」にあるように,本講義は専門の異なる8人の教員のリレーで展開していく.そのため様々な角度から信州についての理解を深めていくことになる.しかし,教員からの情報提供(講義)を聞いているだけでは不十分である.「理解」というのは能動的な働きかけである.そこで本講義では,自分が学んだことをふりかえり,「理解」を確認するための課題に取り組んでもらう.単なる受信ではなく,興味を持ったことについてさらに情報を集め,自分の「信州理解」を深めていく授業になるようにすることを期待する.
(3)授業のキーワード信州,自然,文学,歴史,ことば,考現学,教育,地方自治
(4)授業計画1. オリエンテーション(松岡)
自然:
2. 信州の自然(1)(今津)
3. 信州の自然(2)(今津)[課題の出題]
4. 信州の自然を守る仕組み(1)(浅野)
5. 信州の自然を守る仕組み(2)(浅野)[課題の出題]
文学・言語・歴史:
6. 信州の自然と文学(1):文学作品の舞台としての信州(松岡)
7. 信州の自然と文学(2):郷土文学について(松岡)[課題の出題]
8. 信州の歴史と文学(1):諏訪大社について(鈴木)
9. 信州の歴史と文学(2):信州と近代(島崎藤村『夜明け前』)(鈴木)[課題の出題]
10. 信州のことば(1)(長谷部)
11. 信州のことば(2)(長谷部)[課題の出題]
社会:
12. 信州の考現学(松本をめぐって)(分藤)[課題の出題]
13. 信州はどうして教育県といわれるのか?(小山)[課題の出題]
14. 地域による地方自治(1)地方自治がなぜ大切なのか?(小池)
15. 地域による地方自治(2)信州に学び,拓く共生社会(小池)[課題の出題]

・15回目の授業時に,授業アンケートを実施します.
(5)成績評価の方法各教員の担当が終わる回に300-400字程度の課題が課される.その合計を100点満点に換算したものが成績点となる.
この課題の内容は,授業で扱った内容のふりかえりとさらに理解を深めるものである.
提出の締め切りは授業終了から一週間以内.それ以後の提出は認めない.
作文の作法も評価の対象となる.
(6)成績評価の基準各担当教員の出題する課題の提出物によって,授業内容の把握とテーマに関する理解と視野の拡大の度合いを評価する.全8回の課題の得点の合計を100点満点に換算し,その結果を下記のように評価する.
90点以上:十二分に授業の達成目標の水準に達した
80点以上:授業の達成目標の水準に達した
70点以上:ある程度,授業の達成目標の水準に達した
60点以上:最低限,授業の達成目標の水準に達した
(7)事前事後学習の内容☆事前学習
・eALPSサイトを必ず確認すること.授業に出席する前に,事前学習や配布資料の有無を確認して,担当教員からの指示に従って準備をしておくように.これを怠ると,授業に出席してもその回の授業内容を理解することが難しくなる.
☆事後学習
・eALPSサイトにアクセスし,追加の資料や事後学習の指示を確認すること.
・各教員の担当が終わる回に300-400字程度の課題が課されるので,それに取り組み,締め切りまでにeALPS上で提出すること.【締め切り後の提出は,理由の如何に関わらず認められない.】
(8)履修上の注意・講義科目ではあるが,講義を聞いているだけではその内容は自分のものにはならない.各テーマについて,自分の興味に従って積極的に情報を集めるとともに視野を広げ,理解を深めることが重要である.
・信州という地域に関することがテーマではあるが,(特に県外出身者は)自分の出身地と比較対照することで理解を深めることができる.そのことを常に意識して授業にのぞむように.
・また,自分の専門に近い,あるいは興味のあるテーマ以外の内容についても,積極的に学ぶ姿勢を持ち,自分の視野や視点を拡大することを意識して欲しい.

☆授業開始から30分までの入室は遅刻扱いとなる(遅刻3回で欠席1回とする).30分以降の入室は欠席扱いとする.なお,欠席扱いの場合は,課題の提出は認めない.
(9)質問,相談への対応授業全体については松岡に問い合わせるように.
個々のテーマについては,授業時に担当教員から指示がある.

松岡:
オフィスアワー:水曜日3限
研究室の場所:共通教育第1講義棟3階南
メールアドレス:maulwurf@shinshu-u.ac.jp
☆オフィスアワーの時間に来れない人は,メールにて相談するように.
(10)授業への出席授業はすべての回に出席することを基本とする.その上で,この授業の達成目標に到達するためには12回以上の出席が必要である.出欠は出席確認システムで管理するので,着席登録ができなかった場合は,授業終了後に速やかに申し出るように.
なお,課題の未提出が8回中3回以上の場合は,成績評価の対象外になる.
(11)授業に出席できない場合の学修の補充「学修の補充の対象とする事由」により出席できない場合は,共通教育履修案内に掲載されている方法により補充を受けるための申請をおこなうこと.
【教科書】特に指定しない.
【参考書】適宜,各担当教員が紹介する.
【添付ファイル】 なし



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