(1)授業の達成目標 | 授業で得られる「学位授与の方針」要素 | ⇔ | 【授業の達成目標】 | 大学DP | 学士の称号にふさわしい基礎学力と専門的学力 | ⇔ | ・中級レヴェルのドイツ語読解能力を身につけることで,ドイツ語を通してしか得られない多様な文化を受容することができるようになる.
・中級レヴェルのドイツ語読解能力を身につけることで,日本語の感覚ではなく,ドイツ語の感覚でテクストを読み書きする能力を身につける. |
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(2)授業の概要 | ☆授業のねらい 既習言語であるドイツ語を実際に用いて,ドイツ語を通してしか得られない現代ドイツ語圏の日常・文化生活に触れ,異文化に直に触れることにより,より高度な国際理解感覚を身につけつつ,ドイツ語運用能力を高める. ☆到達目標: 1. 辞書を用いれば,現代ドイツのアクチュアルな文章を読むことができるレヴェルのドイツ語読解能力を身につける. 2. 文章を読む際に,日本語の感覚ではなく,ドイツ語の感覚で読む習慣を身につける. 3. 日本語に頼ることなく,外国語から直接外国の情報を入手し,それを処理する国際理解感覚を身につける. 4. 独検2級に合格するドイツ語力の習得を目指す. ☆授業の概要 ドイツ語読解能力について,既習事項とその習熟度を自ら理解し,統合的に用いる能力を身につけるトレーニングを行う.また,外国語の文章を読む際にも問題になる異文化理解は,日本語の感覚だけで読もうとしても書き手の論や感覚を受けとめることはできない.自分がすでに持っている情報で処理しようとするのではなく,わからないことは納得するまで調べ,自分の中の国際感覚の奥行きを広げる意識を身につける. 毎回の授業は以下のように進む. 1) 資料をダウンロードする(火曜日までにアップされる) 2) 授業動画を視聴する(木曜日午後から視聴が可能) 3) 確認課題に取り組む(翌週月曜日までに提出) |
(3)授業のキーワード | ドイツ語読解能力 グローバル感覚 異文化理解 課題・レポートのフィードバック |
(4)授業計画 | 学期の前半は,1年次の学習事項の復習と補足を行いつつ,読解に慣れていってもらう. Lektionが終わるごとに確認の小テストを行い,自己確認・復習に役立ててもらう. 後半では,「学習のために作られたのではないドイツ語文」を読み,ドイツ語のテクストに慣れていってもらう. 10回目までは,やや難しい既習事項の復習や補足を行う. 1. 導入:オリエンテーション,既習事項の復習確認 2-4. 形容詞の格変化,比較級と最上級,形容詞の名詞化 5-7. 関係代名詞,命令形 8-10. 接続法の人称変化と用法 11. Lesetext(読み物)
12回目以降は,ドイツ人向けに書かれた易しめのテクストを実際に読む. 12-15. 読解トレーニング
(15回目の授業時に,授業アンケートの指示をします.) |
(5)成績評価の方法 | ・確認課題[30%] ・確認小テスト[40%] ・期末課題[30%] これらを総合して評価する. |
(6)成績評価の基準 | 既習事項の習得度を下記のような方法で確認し,評価する. ・確認課題:毎回の授業の終了後に取り組む「確認課題」により,授業内容の理解度と習得度を確認する.[30%] ・確認小テスト:各課や読解テクスト終了後に行い,当該課やテクストの内容の理解度と習得度を確認する.[40%] ・期末課題:セメスター全体の内容の理解度と習得度を確認する.[30%]
見てわかるように,学習プロセスの各段階における理解度から達成目標への到達度をはかる.これらを総合して,下記のように評価する. 90点以上:十二分に授業の達成目標および到達目標の水準に達した 80点以上:授業の達成目標および到達目標の水準に達した 70点以上:ある程度,授業の達成目標および到達目標の水準に達した 60点以上:最低限,授業の達成目標および到達目標の水準に達した |
(7)事前事後学習の内容 | ・毎回の授業の後には必ず復習を行い,自分の理解度を確認すること.「復習」というのは「理解できた部分とできなかった部分をはっきりさせる」ために行うものである. ・そのため,毎回授業外学習の課題に取り組んでもらう.これにしっかり取り組んでいることを前提として授業は進んでいくため,必ず取り組むこと! ・特に学期の後半は毎回ドイツ語の文章を読み進めるので,その予習と復習をしっかり行う必要がある. ・授業で扱ったテクストのトピックスについて,自ら積極的に知識・視野を広げる姿勢が求められる.
※この授業は90時間の学修を必要とする内容です。従って,60時間以上の時間外学習が必要となります。 |
(8)履修上の注意 | 【初級レヴェルのドイツ語運用能力を身につけていることを前提とする!】 ・理解度・習得度の低かった事柄については,次回の授業,メール,オフィスアワーなどを活用して,必ずしっかりと確認すること. ・辞書は毎回必携.
☆ この授業は,【ドイツ語中級レヴェル】の内容である. ☆ 講義科目とはいえ,毎回受講学生には授業内での課題への取り組みや発表に関して積極的な参加を求める. ☆ この授業は,授業ヴィデオを毎週見ることで授業に参加し,課題を提出する,という形式で行われる.毎週欠かさずヴィデオ受講することが必須となる. ☆ 受講希望学生は,【あらかじめ,メールで連絡】をし,受講方法についての指示を受けておくこと! |
(9)質問,相談への対応 | オフィスアワー:水曜日3限 研究室の場所:共通教育第1講義棟3階南 メールアドレス:maulwurf@shinshu-u.ac.jp
☆オフィスアワーの時間に来れない人は,メールにて相談してください. ☆その他にメールやWeb上のフォーラムを活用してください. |
(10)授業への出席 | 「学修の補充の対象とする事由」に該当する場合であっても,3回を超えて欠席した場合は,授業の達成目標に到達するまでの教育の質を担保することができないため,単位認定はできません. |
(11)授業に出席できない場合の学修の補充 | 「学修の補充の対象とする事由」により出席できない場合は、補充の指示をしますので教員に申出てください. |
【教科書】 | ・清野智昭:Meine Deutschstunde. Auf geht's nach Berlin! und danach.(ドイツ語の時間. 〈恋するベルリン〉). ISBN-13: 978-4255253930.朝日出版社(2011). ¥2,600- ・中島・平尾・朝倉:改訂版 必携ドイツ文法総まとめ.ISBN-13: 978-4560004920.白水社(2003).\1,760-
その他,必要に応じて適宜資料を配布する. |
【参考書】 | ・清野智昭:中級ドイツ語のしくみ. ISBN-13: 978-4560066539.白水社(2008). \3,080-
その他,授業時に適宜紹介する. |
【添付ファイル】 |
なし |