(1)授業の達成目標 | 授業で得られる「学位授与の方針」要素 | ⇔ | 【授業の達成目標】 | 大学DP | 学士の称号にふさわしい基礎学力と専門的学力 | ⇔ | 基礎的な文法の学習を通して,簡単なドイツ語文を読み,同程度のドイツ語文を書くことができるようになる. |
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(2)授業の概要 | ☆到達目標: 国際化が進む現代社会で生きていくために,多様なものの見かたができるようになることを目指し,英語以外の外国語(この授業ではドイツ語)の基礎を習得する.言語の基本は「音」であるので,発音も重視しつつ,使えるドイツ語の基礎を習得してもらいたい.夏休み中も自主学習を続けることで,独検4級の冬期試験に合格する程度のドイツ語力をつけることも目標の一つである. ☆学ぶべきこと: 1. ドイツ語の基本的な構造 2. ドイツ語の発音 3. 言語を媒介としたグローバル感覚 ☆ドイツ語の構造について: 「学習」した個々の項目を自由自在に組み合わせて,読み・書き・話し・聞くことができるようになるのが目標である.そのためには、授業で扱った内容を次の授業までにしっかりと復習し,疑問点を明確にし,定着させて進んでいかなければならない. ☆発音について: ドイツ語の発音の出発点は「ローマ字読み」である.その例外となる発音に着目して習得を目指してほしい.そのためには,目で読むだけではなく,常に音読して,ドイツ語のリズムを共に身につけていく必要がある. ☆授業の全体像: 最初の数回の授業で発音の基礎を学習するが,その後も引き続いてチェックを行う.数詞の暗唱の口頭テストも行う. 毎回確認課題を,また数課終了ごとに中テストを行うことで,自己評価(チェック)に役立ててもらう.その他に,発音チェックの口頭試験(2回),期末にも中テストを行う. |
(3)授業のキーワード | 初修外国語 ドイツ語 文法 |
(4)授業計画 | 各回で教科書の1課を扱う.授業では,下記の項目について理解し,運用できるようになることを目標とする. 1. オリエンテーション:ドイツ語圏とドイツ語について 2. アルファベートとあいさつ 3. 発音 4. 動詞の現在人称変化 5. 定冠詞と不定冠詞 6. 名詞の複数形 7. 冠詞類①(定冠詞類) 8. 冠詞類②(不定冠詞類) 9. ここまでのまとめ,会話と読章①,② 10. 不規則動詞 11. 命令形 12. 前置詞① 13. 前置詞② 14. 形容詞の格変化 15. まとめと復習,会話と読章③,授業アンケートの記入 16. 期末試験(中テスト) |
(5)成績評価の方法 | ・確認課題および口頭試験[50%] ・中テスト[50%] これらを総合して評価する. |
(6)成績評価の基準 | 既習事項の習得度を下記のような方法で「授業の達成目標」にある「言語能力」の獲得度を確認し,評価する. ・確認課題および口頭試験:毎回の授業の終了後に取り組む「確認課題(その課の確認小テスト)」により,授業内容の理解度と習得度を確認する.また学期中2回口頭試験を行い,発音の習得度を確認する.[50%] ・中テスト:数課終了ごとに行うことで内容の理解度と習得度を再確認する.[50%]
見てわかるように,学習プロセスの各段階における理解度から達成目標への到達度をはかる. 90点以上:十二分に授業の達成目標の水準に達した 80点以上:授業の達成目標の水準に達した 70点以上:ある程度,授業の達成目標の水準に達した 60点以上:最低限,授業の達成目標の水準に達した |
(7)事前事後学習の内容 | ・第4回からは,授業に出席する前に「事前学習動画」を視聴する必要がある.これを視聴していないと,授業についてくることは不可能である. ・毎回の授業の後には必ず復習を行い,自分の理解度を確認すること.「復習」というのは「理解できた部分とできなかった部分をはっきりさせる」ために行うものである. ・そのため,毎回授業外学習の課題に取り組んでもらう.
※この授業は45時間の学修を必要とする内容です。従って,15時間以上の時間外学習が必要となります。 |
(8)履修上の注意 | ・授業内でも授業外でも,音読の練習を際限なく繰り返すこと.セメスター後半になっても基本的な発音が身についていない場合には,減点の対象とする. ・理解度・習得度の低かった事柄については,次回の授業,メール、オフィスアワーなどを活用して,必ずしっかりと確認すること. ・辞書は必携.最初の授業で「独和辞典の紹介」を行う. |
(9)質問,相談への対応 | オフィスアワー:水曜日3限 研究室の場所:共通教育第1講義棟3階南 メールアドレス:maulwurf@shinshu-u.ac.jp
☆オフィスアワーの時間に来れない人は,メールにて相談してください. |
(10)授業への出席 | 「学修の補充の対象とする事由」に該当する場合であっても,3回を超えて欠席した場合は,授業の達成目標に到達するまでの教育の質を担保することができないため,単位認定はできません. |
(11)授業に出席できない場合の学修の補充 | 「学修の補充の対象とする事由」により出席できない場合は、補充の指示をしますので共通教育窓口に申出てください. |
【教科書】 | 橋本由紀子:プローベ 大学生のためのドイツ語文法.ISBN: 978-4-560-06435-1. 白水社(2022)¥2,530- |
【参考書】 | 清野智明:ドイツ語のしくみ《新版》白水社 単行本:ISBN: 978-4-560-08656-8(2014)\1,430- 電子媒体:ISBN: 978-4-560-45953-7(2018)\1,430-
この他,授業時に適宜紹介する. |
【添付ファイル】 |
なし |