(1)授業の達成目標 | 授業で得られる「学位授与の方針」要素 | ⇔ | 【授業の達成目標】 | 大学DP | 学士の称号にふさわしい基礎学力と専門的学力 | ⇔ | ・英語以外の外国語の一つ「ドイツ語」の基礎文法を習得し,日常生活で用いられる簡単なドイツ語の内容を,読み,書き,聞き,伝えることができるようになる。(ドイツ語検定試験「4級」合格レベルの総合的なドイツ語力を身につけることができる。)
・国際化が進む現代社会で生きていくために,言語を通して異文化を理解し,多様なものの見かたができるようになる。 |
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(2)授業の概要 | ドイツ語を運用できるようになるために,まずはその基礎となる文法について,教科書をベースに動画や補助資料などを用いながら解説します。その後,筆記・聞き取り練習問題,テキスト読解,会話練習などを通して,その理解を確認,定着させ,総合的なドイツ語力を身につけていきます。また,映像により実際のドイツ留学の雰囲気を味わったり,様々なトピックを通して、ドイツ語を話す人々の生活や文化,精神面などにも目を向けながら「ドイツ語」への理解を深めていきます。 |
(3)授業のキーワード | ドイツ語,初修外国語,文法,読解,会話,グローバル感覚 |
(4)授業計画 | <第1回> オリエンテーション /「アルファベート」「発音の基礎」「あいさつ」 <第2~4回>「発音の基礎」「数字」/1課「動詞の現在人称変化」「seinとhabenの現在人称変化」「動詞の位置」を理解する <第5~7回>2課「名詞の性」「名詞の格変化(1格と4格)」を理解する <第8回> 復習 <第9~11回>3課「不規則動詞の現在人称変化」「名詞の複数形」「名詞の3格」を理解する <第12~14回>4課「前置詞と名詞の格」「副文」を理解する <第15回> 復習 / 授業アンケート <第16回> 期末試験(範囲:1~4課) 上記の流れで,原則として3回の授業で教科書の1課を扱っていきます。各回の授業の流れは以下のとおりです。
① 授業までの準備:その回で学習する基本的な文法事項についての説明動画を各自あらかじめ視聴し,簡単な準備をしておいてもらいます。 ② 授業:文法解説の後,質疑応答や練習問題で理解度を確認,定着させ,Dialogによる会話練習,テキストの読解などを通して,ドイツ語を実際に使えるよう練習していきます。 ③ 授業後:授業内容を復習し理解度を確認するための簡単な独作課題を提出してもらいます。提出期日や提出方法はその都度お知らせします。また提出後は教師が添削したものを返却しますので,しっかり見直して次回までに復習してください。 ④ 各課終了後:課末テストにより,教師および学修者自らがその理解度・習熟度をチェックし,その後の学修に役立てていきます。
・「発音練習」は授業中にも行いますが,各自家庭でも,eAlpsにアップされた音声などを利用して繰り返し行ってください。 ・前期期末試験は,第16回目(8月4日)に行います。範囲は「1~4課」です。
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(5)成績評価の方法 | 期末試験(30%),課末テスト(30%),授業後の課題「学習内容チェック問題」(30%),授業中および授業時間外学修における取り組み姿勢(10%)を総合して,合計100点満点に換算し評価します。
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(6)成績評価の基準 | 上記(5)の合計が60点以上の場合,授業の達成目標に到達したとみなします。 個々の評価内容,および到達レベルについては以下のとおりです。
・筆記試験(期末試験,課末テスト):教科書の例題と同レベルの問題が解ければ「水準にある」,少し応用した問題が解ければ「やや上にある」,やや難しい応用問題が解ければ「かなり上にある」,難しい応用問題が解ければ「卓越している」として評価します。 ・授業後の課題:締切までに提出し,その都度きちんと丁寧に取り組んであるかどうかで評価します。 ・授業および授業時間外学修における取り組み姿勢:授業における発言やパートナー練習など,授業に真剣に取り組み,積極的に参加しているかどうか,また授業中あるいは授業時間外において,理解できたところ,理解できないところを自ら明確にし,解決の努力をしているか,問題があれば質問などを積極的にしているかどうか,自主的な発音練習の成果が見られるかどうか,などで評価します。
以上のような評価を総合して,100点満点に換算し, 90点以上 : 十二分に,授業の達成目標の水準に達した 80点以上 : 授業の達成目標の水準に達した 70点以上 : ある程度,授業の達成目標の水準に達した 60点以上 : 最低限,授業の達成目標の水準に達した とみなします。
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(7)事前事後学習の内容 | ・事前に配信される動画は必ず視聴し、指示された準備をしっかりしておいてください。 ・授業で学習した内容は,授業後,教科書や配布資料などを用いてしっかり復習をし,出された課題や練習問題に丁寧に取り組むことで理解を定着させてください。 ・復習や宿題を行っていて明らかになった疑問点や理解しにくい点については,自身で解決できない場合にはそのまま放置せず,次回の授業で,あるいはメールなどを利用してすぐに質問する習慣をつけてください。 ・語学習得にとって「発音練習」は最も大切なことがらです。各自,授業外においても声に出しての発音練習を毎日しっかり行ってください。
※この授業は45時間の学修を必要とする内容です。従って,15時間以上の授業時間外学修が必要となります。 |
(8)履修上の注意 | ・本授業の受講者は,後期に開講される「ドイツ語初級(総合)Ⅱ」を続けて受講することが望ましいです。(前期開講の本授業では教科書の1課~4課を,後期開講の「ドイツ語初級(総合)Ⅱ」では,その続きの5課~9課を扱います。) ・同時開講される後藤コリンナ先生担当の「ドイツ語初級(読解・会話)Ⅰ」や,松岡幸司先生担当の教養科目「ドイツ語圏の文化」などを一緒に受講することで,ドイツ語学修効果をさらに高めることができるでしょう。 ・授業は全15コマ(30時間)ですが,「単位」は授業時間外学修(15時間)を含めた「45時間の学修」に対して与えられるものです。与えられた課題への取り組みや発音練習を含め,特に「復習」に重きを置いた自学自修をしっかりと行ってください。 |
(9)質問,相談への対応 | 質問があれば,なるべくその場ですぐに,または授業の前後に行ってください。なお,ゆっくり質問・相談時間を取りたい方は,都合の良い日時について相談に応じますので遠慮なく申し出てください。また,メールでの質問はいつでも気軽にどうぞ!(メールアドレス:hamay@shinshu-u.ac.jp) |
(10)授業への出席 | 「学修の補充の対象とする事由」に該当する場合であっても,3回を超えて欠席した場合は,授業の達成目標に到達するまでの教育の質を担保することができないため,単位認定はできません。 |
(11)授業に出席できない場合の学修の補充 | 「学修の補充の対象とする事由」により出席できない場合は、補充の指示をしますので共通教育窓口に申し出てください。 |
【教科書】 | 清野智昭著『Meine Deutschstunde -Auf geht's nach Berlin! und danach-(ドイツ語の時間<恋するベルリン> Web版 エピローグ付)』朝日出版社 ¥2,860(税込)(ISBN 978-4-255-25393-0) |
【参考書】 | 清野智昭著『ドイツ語のしくみ <新版>』 白水社 ¥1,430(税込) (単行本:ISBN:978-4-560-08656-8,電子媒体:ISBN:978-4-560-45953-7)など 必要や要望があれば適宜紹介します。
※独和辞典については,授業の際に紹介します。 |
【添付ファイル】 |
なし |