(1)授業のねらい | 授業で得られる「学位授与の方針」要素
・【2020年度以降カリキュラム対象】的確に情報を収集し,理解し,発信する力
・【2020年度以降カリキュラム対象】持続可能な社会を実現するための課題に取り組む力
【授業の達成目標】
・自分と異なる文化的背景を持つ人たちと協働し,地域の課題解決等に関する情報を収集し,理解し,発信することができる.
・自分と異なる文化を相対化し,多文化共生するための素地を作ることができる.
【授業のねらい】 この授業は,本学における正課外の国際共修(留学生と国内学生の学び合い)への本学学生の参加を促すことを目的に設置された科目である.国際共修はCOIL (Collaborative Online International Learning)と呼ばれるオンライン型の国際協働学習として実施されるものがが中心である.受講生はあらかじめ指定された国際共修活動に参加し,それらの活動を通して獲得した国際共修としての学びの成果を合わせて評価する. 2022年度前期の指定された国際共修活動は下記の2つである.
①ICP (Intercultural Co-Learning Project), (グローバル化推進センター主催) ②多文化交流サロン(人文学部国際交流委員会主催)
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(2)授業の概要 | ICPでは,留学生と国内学生が混成の小グループに分かれ,与えられたテーマについて調査学習を行い,意見を交換し合い,新たな提案を行うというプロジェクトを通して,双方の思考・行動様式や価値観の違いから互いに学びあう. 多文化交流サロンでは,日本及び世界の研究者による学術講演会・質疑の場に参加のうえ議論に参加し,異文化間コミュニケーションを実践しつつ,その仕組みについて分析・検討する. |
(3)授業のキーワード | 国際共修・グループワーク・異文化間コミュニケーション・COIL
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(4)授業計画 | <ICP> ・ガイダンス(5月7日(土)) ・グループごとの活動 ・中間発表(日時未定) ・最終プレゼンテーション及び授業アンケート(7月9日(土)) <多文化交流サロン> ・学術講演会・質疑(複数回)
各活動の詳しい内容・日時及び場所は改めて受講生に連絡する. |
(5)成績評価の方法 | ICPのグループワークへの貢献(25点) ICPの最終プレゼンテーションの出来(25点) ICPの内容を考察する最終レポート(20点) 多文化交流サロンに参加後の毎回のミニレポート(30点) |
(6)成績評価の基準 | ICPのグループワークへの貢献では,グループワークの度に積極的に意義のある発言をして,有機的に議論に参加できたかを,グループワークの記録およびグループメンバーの相互評価から判断する.ICPの最終プレゼンテーションの出来では,グループワークの結果及び担当教員による指導を踏まえたうえで,国際共修の観点から意義のある成果物ができ,かつその効果的な表現ができたかを評価する.ICPの内容を考察する最終レポートでは,ICPの取組みに学術的な見地から分析を加えられたかを評価する.多文化交流サロンに参加後の毎回のミニレポートでは,毎回の学術講演会・質疑の内容を踏まえ,その理解と異文化間コミュニケーションのあり方について論じる. 以上各成績評価において,1. 問題の設定が適切であり,2. その問題背景を理解できており,3. その問題にどのような課題があるかを指摘できており,4. それらの課題に対して既存学説が提示する解決法を適切に把握できており,5. その上で自分の見解を提示できており,かつ教員を感心させるレベルにあれば「卓越している」という表現基準において,上記1から3の3項目まで満たせば「標準」,4項目まで満たすと「やや上」,5項目全て満たしたときは「かなり上」または「卓越」と判定する.
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(7)事前事後学習の内容 | ICPでは,与えられたテーマについて,各自が文献やインターネット上のウェブサイトを調べ,グループワークの準備をする.またグループ担当教員の指導を受け,最終プレゼンテーションに向けての準備を行う.多文化交流サロンでは,事前に講演テーマについて文献やインターネット上のウェブサイトを調べ,積極的に学術講演会・質疑に参加する準備をする.事後はミニレポートに取り組む.
【2単位】60時間以上の時間外学習が必要となります. |
(8)履修上の注意 | ICPは,全員が集まるガイダンス・中間発表及び最終プレゼンテーションに必ず参加すること.具体的な日時や内容については,予定が決まり次第受講生に連絡する.またグループワークは活動時間を自分たちで決めて行うが,こちらも原則全てのグループワークに参加し,積極的に活動にコミットすること.グループワークの準備が指示された場合は,十分な質と量の学習を行うこと. 多文化交流サロンは複数回予定しているが,全ての回に参加すること.具体的な日時や内容については,予定が決まり次第受講生に連絡する.また単に参加するだけでなく,事前に講演内容について学習のうえ,積極的に質疑応答に参加すること.
なお,人文学部生で本年度「異文化間コミュニケーション論Ⅰ」を受講する学生は,授業内容の都合上,本科目の受講は不可である.
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(9)質問,相談への対応 | メール(sengoku@shinshu-u.ac.jp)での質問・相談や,アポイントメントを取ったうえでの研究室訪問も歓迎する.
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【教科書】 | 使用しない |
【参考書】 | 使用しない |
【添付ファイル】 |
なし |