(1)授業のねらい | 【授業で得られる「学位授与の方針」要素】
・【20T~21T】社会基盤・環境防災・地域計画に関する現状と課題について,文献収集および実験・実習・フィールドワークを通して把握し,それらを適切に分析できる。
【授業の達成目標】
・土木計画に必要な技術を習得し、地域の課題解決策を考えることができるようになる。
【授業のねらい】 (1) 土木計画策定のプロセスが理解できる. (2)土木計画の計量的分析方法が理解できる. (3) 資源の最適配分問題を理解し線形計画および非線形計画問題として定式化し解を得ることができる. (4) 代替案選択問題を理解し費用便益分析を通して最適代替案の選択手法を理解できる.
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(2)授業の概要 | 資源の最適配分の問題については,制約条件下における目標あるいは目的関数最大化あるいは最小化といった最適解を求める数理計画問題として定式化がされることが一般的である.一方代替案の選択ということからは見た場合,例えばある公共事業の実施は数多くの代替案の中からの選択であり,一般的には費用便益分析が用いられる.ここではこのような問題に対して両手法での解析とその適用の限界についての基礎を講述する.また市場で提供されていない公共財について経済学の基礎を理解する. |
(3)授業計画 | 1.土木計画の基礎 2.土木計画の評価法その1(効用関数法) 3.土木計画の評価法その2(コンコーダンス分析) 4.土木計画の評価法その3(費用便益分析) 5.土木計画の計量的分析 その1 (調査計画法) 6.土木計画の計量的分析 その2 (多変量解析) 7.線形計画問題の基礎 8.線形計画問題の応用 9.動的計画問題 10.非線形形計画問題 11.建設プロジェクトの工程管理 その1 (工程表とアローダイヤグラム) 12.建設プロジェクトの工程管理 その2 (PERT) 13.建設プロジェクトの工程管理 その3 (CPM) 14.待ち行列理論の基礎 15.待ち行列理論の応用
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(4)成績評価の方法 | 期末試験(講義の理解度によっては中間試験も実施)により評価する. 出欠の確認については,出席確認システムを利用し,欠席回数に応じて減点する. |
(5)成績評価の基準 | 講義で示したレベルの問題解ければ「水準にある」. 応用問題が解ければ「やや上にある」. それらの問題が意図するところ・背景まで理解できれば「かなり上にある」. それに対して,自分の意見を理路整然と他者に分かりやすく説明できれば「卓越している」.
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(6)事前事後学習の内容 | 教科書および講義中に配布するプリントを用いて予習復習を行うこと. |
(7)履修上の注意 | 特になし. |
(8)質問,相談への対応 | 基本的には金曜4限をオフィスアワーとします。 |
(9)その他 | |
【教科書】 | 河上省吾「土木計画学」鹿島出版会 |
【参考書】 | 飯田恭敬「土木計画システム分析」 |
【添付ファイル】 |
なし |