(1)授業のねらい | 【授業で得られる「学位授与の方針」要素】
・【~15T】科学に関する基礎および専門的な基礎知識をもち、これらの基礎概念と一般的法則を本質的に理解するとともに、基礎科学および専門基礎に関する問題を解答する能力がある
【授業の達成目標】
・不静定構造物の解法について,その原理を理解できるようになる.
【授業のねらい】 構造力学IIでは,主として不静定構造物の計算を修得することを目的とする. 1.仕事とひずみエネルギーについて理解し説明できる. 2.仕事とエネルギーの原理を使って断面力,影響線の計算ができる. 3.各種不静定構造に対する解法を理解し説明できる. 4.不静定構造物の特徴や得失・解法の原理を理解し,他者に説明できる. 5.簡単な不静定構造物の計算ができる.
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(2)授業の概要 | 現実の土木・建築構造物は,不静定とするものが多い.構造力学IIでは,主として不静定構造物について学び,解析技法を身につける.また,最近重要となっているコンピュータを用いた構造解析法についても学ぶ. |
(3)授業計画 | 第1回 イントロダクション 第2回 仮想仕事の原理による支点反力と断面力の解法 第3回 仮想仕事の原理によるゲルバー梁の支点反力と断面力の解法 第4回 変形する弾性体に対する仮想仕事の原理(準備編) 第5回 第5回:変形する弾性体に対する仮想仕事の原理 第6回 相反定理とその応用 第7回 エネルギー原理による解法 第8回 不静定構造の基礎 第9回 不静定構造の解法(その 1 ,外的不静定構造) 第10回 不静定構造の解法(その2,一般的な不静定構造の解法) 第11回 たわみ角法(基礎) 第12回 たわみ角法(応用) 第13回 三連モーメント法 第14回 マトリックス構造解析(基礎) 第15回 マトリックス構造解析(応用),授業アンケート入力 第16回 期末試験 上記は,おおよその授業回数の目安であり,授業の進度によって若干変更する場合がある. |
(4)成績評価の方法 | 期末試験の結果に基づき,科目の基本的内容の理解度により成績評価をする.出席の確認は出席確認システムを利用する. |
(5)成績評価の基準 | 【授業のねらい】に示した教科書の内容を理解し,他者に対して正しく説明できることを水準とし,
90点以上:「水準からみて卓越している」とみなし,秀 80点~89点:「水準よりかなり上にある」とみなし,優 70点~79点:「水準よりやや上にある」とみなし,良 60点~69点:「水準にある」とみなし,可, 50~59点:「水準よりやや下にある」とみなし,不可(D) 49点以下:「水準にない」とみなし,不可(F) |
(6)事前事後学習の内容 | 予習は必要ないが,ノートをまとめるなど,各回3時間の復習を必要とする. |
(7)履修上の注意 | 履修条件は,履修チャートに従い構造力学Iおよび同演習を履修していること. 他学科の学生の受講は認めない. |
(8)質問,相談への対応 | 随時.極力,アポイントメントと取ること. |
(9)その他 | |
【教科書】 | 崎本達郎 構造力学[第2版]下-不静定編-,森北出版(3,000円+税) |
【参考書】 | |
【添付ファイル】 |
なし |