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  県内大学開放授業     
開講年度 2021年度 登録コード T3044300
授業名 交通施設工学(16T以降)
Transportation System Engineering
担当教員 髙瀨 達夫 副担当  
講義期間 前期 曜日・時限 水2 講義室   単位数 2
対象学生   授業形態 講義 備考  
授業で学べる「テーマ」 その他
授業で扱う「志向」(本学で重点的に育成するマインド) その他
全学横断特別教育プログラム
注意)「曜日・時限」「講義室」等は変更される場合がありますので、「キャンパス情報システム」や「掲示」等で確認してください。

(1)授業のねらい【授業で得られる「学位授与の方針」要素】
・【20T~21T】社会基盤・環境防災・地域計画に関する現状と課題について,文献収集および実験・実習・フィールドワークを通して把握し,それらを適切に分析できる。
【授業の達成目標】
・国土・都市形成にとって需要な社会基盤である交通施設について技術的観点から計画できるようななる。
【授業のねらい】
1.交通特性(特に道路交通特性)の基本及びその環境との関連が説明できる。 
2.道路交通における渋滞の原因を、1.の知識をもとに説明できる。
3.交通信号など道路交通管制についての基本を説明できる。
4.生態系に配慮した道路の計画・設計、自然回復を考慮した道路の施工が理解できる。 
5.国土の均衡ある発展と高速道路の適切な計画について説明できる。 
6.鉄道交通の基本、及び鉄道交通と道路交通の特性の相違を説明できる。 
7.航空交通の基本、及び航空交通と鉄道交通・道路交通の特性の相違を説明できる。

(2)授業の概要この授業では、交通システムの最も基本である道路システムを主体に、鉄道システム、航空システムを含めた、交通システムの計画・設計に必要となる知識の基本を学ぶ。そして"交通"の特性を理解した上で、環境との関連を考慮しつつ"交通機関"の計画・設計の基本を学ぶことが主眼となっている。
一般に人の移動は、複数の交通機関が組み合わされて利用される。そして、ほとんどの交通は、何らかの形で道路を利用する部分が含まれている。このため本講義は「交通工学」「道路工学」「鉄道工学」の分野を広く含んだ「交通施設工学」として行っている。
(3)授業計画1.交通施設工学の概要と交通計画との相違について
2.交通施設に関する最新の動向について
3.交通施設における環境・交通の歴史
4.交通現象の捉え方
5.交通渋滞のメカニズム
6.道路の交通容量と渋滞対策
7.平面交差点の種類と現象
8.交差点の制御
9.道路交通の特性と道路の計画
10.道路の構造と設計
11.高速道路の計画・線形
12.エコロード(道路構造の選定,動植物保護,維持管理)
13. エコロード(環境影響評価(いわゆる環境アセスメント))
14.鉄道交通の特性
15.航空交通の特性
(4)成績評価の方法複数のレポートにより評価を行い、科目の基本的内容を理解したと認められるものに単位認定を行う。成績評価は90点以上を秀,80点以上を優,70点以上を良,60点以上を可とする.59点以下は不可とする.
(5)成績評価の基準 道路の計画に関する問題では、与えられた条件の中で、規定類を適切に適用し、その場にあった道路の線形や構造を提案できるかを、判定基準とする。
 また、課題の内容によっては、道路や鉄道の設計・計画に当たって注意すべき事項等を、関連する法令の内容を踏まえて適切に説明できるか、等も判断基準とする。

(6)事前事後学習の内容教科書およびe-ALPS内に掲載するプリントを用いて毎回予習(1時間)復習(3時間)を行うこと.
(7)履修上の注意 授業のねらいは必ずしも狭義のいわゆる"交通工学""道路工学""鉄道工学"とは一致しないので、授業は教科書やプリント用いて実施する。プリントは、e-ALPS内に掲載します。
(8)質問,相談への対応必須        メールにて対応可能な場合に対応します。
(9)その他 
【教科書】「読んで学ぶ交通工学・交通計画」
久保田尚・大口敬・高橋勝美/著、理工図書株式会社/発行者
【参考書】岸本・日下部 道路工学の基礎、工学出版
海外エコロード事例調査団 エコロードブック、道路緑化保全協会
など、市販の道路工学・鉄道工学の参考書が利用できる。ただし、この授業では、市販の参考書類で扱っていない内容も含まれている。
【添付ファイル】 なし



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