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  県内大学開放授業     
開講年度 2021年度 登録コード T3043300
授業名 地震・耐震工学(16T以降)
Eearthquake and Seismic Engineering
担当教員 小山 茂 副担当  
講義期間 後期 曜日・時限 月2 講義室 工C3-202教室 単位数 2
対象学生 水環境・土木工学科3年生 授業形態 講義 備考 対象学生以外の受講を認めない(再履修を除く)
授業で学べる「テーマ」 防災減災
授業で扱う「志向」(本学で重点的に育成するマインド) その他
全学横断特別教育プログラム
注意)「曜日・時限」「講義室」等は変更される場合がありますので、「キャンパス情報システム」や「掲示」等で確認してください。

(1)授業のねらい【授業で得られる「学位授与の方針」要素】
・【16T~21T】環境と防災関係の科目を学ぶことで,環境の計測と安全性の評価をできるとともに,安全・安心で持続可能な社会環境を構築するための課題を発掘し,それらの解決方法を考えられる
【授業の達成目標】
・・質点系および弾性体の振動に関する計算ができるようになる.
・振動問題に対して近似解法を用いた計算ができるようになる.
・地盤および構造物の地震応答について理解し,他者に対して説明できるようになる.
・土木構造物の耐震設計の基礎知識を身に付け,他者に対して説明できるようになる.

【授業のねらい】
この授業では,構造物の振動問題,地震動,土木構造物の耐震設計法の考え方を学ぶ.
(2)授業の概要はじめに,質点系と弾性体の振動問題およびその解法について講義すると共に,実際に簡単な問題を解くことで内容と計算法について理解してもらう.次に,耐震設計の基礎となる,地震の性質と地盤および構造物の地震応答について解説する.最後にまとめとして,構造物の耐震設計の歴史と考え方について説明する.
(3)授業計画第1回:イントロダクション,基礎となる数学
第2回:基礎となる力学
第3回:1自由度系の自由振動
第4回:1自由度系の減衰自由振動
第5回:1自由度系の強制振動
第6回:多自由度系の自由振動
第7回:多自由度系の減衰自由振動と強制振動
第8回:不規則振動の基礎
第9回:連続体の振動
第10回:振動解析における近似解法
第11回:地震の性質
第12回:地震動
第13回:土木構造物の応答解析
第14回:耐震設計法の歴史
第15回:耐震設計法の基礎,授業アンケート入力
(4)成績評価の方法基本的に期末試験の成績で判定する.また,抜き打ちで小テストを行った場合は,その点数も加味して評価する.

出欠の確認は,出席確認システムを利用する.
(5)成績評価の基準講義内容を理解し,その全てを他者に対して説明できることを水準とし,
期末試験の合計が60点以上であれば水準と見なし可,70点以上であればその水準より上と見なし良,80点以上であればその水準よりかなり上にあると見なし優,90点以上であればを卓越していると見なし秀とする.
(6)事前事後学習の内容講義資料をeALPSにアップする.
抜き打ちで小テストを行うので,いつどのような問題を出されても対処できるよう,講義で示した問題,参考書の問題を解くことで常に復習すること.
(7)履修上の注意水環境・土木工学科の履修チャートに従い,構造力学I・II,鋼構造学,コンクリート構造学,微分積分学I・II,線形代数学I・IIを履修していることをこの科目を履修するための必要条件とする.また応用数学I・IIの知識も必要となる.
(8)質問,相談への対応随時,極力アポイントメントを取ること.
(9)その他 
【教科書】平井ほか著「耐震工学入門(第3版・補訂版)」 森北出版,2970円
【参考書】山田ほか著「応用振動学」コロナ社,3930円
中井ほか著「土木構造物の振動解析」森北出版,4620円
小坪著「入門建設振動学」森北出版,3740円
元田ほか著「地震工学概論」森北出版,2640円
福和ほか著「耐震工学 教養から基礎・応用へ」講談社,3630円
【添付ファイル】 なし



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