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  県内大学開放授業     
開講年度 2021年度 登録コード T3040300
授業名 地盤工学(16T以降)
Geotechnical Engineering
担当教員 梅崎 健夫 副担当  
講義期間 後期 曜日・時限 水4 講義室 工C3-202教室 単位数 2
対象学生 水環境・土木工学科3年生 授業形態 講義 備考  
授業で学べる「テーマ」 防災減災
授業で扱う「志向」(本学で重点的に育成するマインド) 環境
全学横断特別教育プログラム
注意)「曜日・時限」「講義室」等は変更される場合がありますので、「キャンパス情報システム」や「掲示」等で確認してください。

(1)授業のねらい【授業で得られる「学位授与の方針」要素】
・【16T~21T】環境と防災関係の科目を学ぶことで,環境の計測と安全性の評価をできるとともに,安全・安心で持続可能な社会環境を構築するための課題を発掘し,それらの解決方法を考えられる
【授業の達成目標】
・達成目標は以下のとおりである.
1.地盤内応力とBoussinesqの解の応用について理解し,他者に説明できる.
2.応力球根と接地圧分布について理解し,他者に説明できる.
3.基礎の形式と種類について理解し,他者に説明できる.
4.直接基礎および杭の支持力について理解し,他者に説明できる.
5.軟弱地盤と地盤改良について理解し,他者に説明できる.
【授業のねらい】
 建築物や橋梁等の構造物を地盤上に構築するためには,地盤の安定性を支持力と沈下の両面から検討することが必要である.そのためには,まず,地盤上に加わる荷重が地盤内にどのように伝播するのかを把握することが重要である.そして,建築物や構造物を支える基礎形式を決定する必要があり,基礎形式の違いによる支持力の算定方法を熟知していることが重要である.さらに,地盤が軟弱な場合には,地盤改良を施す必要があり,改良の目的にあった適切な地盤改良工法を選定することが重要である.
 「地盤工学」のねらいは,上記のような地盤上に構造物を構築するために必要な専門知識を習得することである.
(2)授業の概要 「地盤工学」では,調査・設計・施工に直接関連する事項について,具体的な例題や写真,事例などを数多く示しながら講述する.
(3)授業計画第1章 弾性地盤内応力 <第1週~第5週>
 第1回 1.1 概説
     1.2 集中荷重による地盤内応力
 第2回 1.3 Boussinesqの解の応用
 第3回 1.4 応力球根
 第4回 1.5 Koglerによる近似計算
 第5回 1.6 接地圧分布
第2章 基礎の支持力 <第6週~第11週>
 第6回 2.1 基礎の形式と種類(1)直接基礎
 第7回 2.1 基礎の形式と種類(2)杭基礎
 第8回 2.2 直接基礎の支持力(1)鉛直支持力
 第9回 2.2 直接基礎の支持力(2)沈下と水平支持力
 第10回 2.3 杭の支持力(1)鉛直支持力と沈下
 第11回 2.3 杭の支持力(2)ネガティブフリクション
第3章 地盤改良 <第12週~第15週>
 第12回 3.1 軟弱地盤
     3.2 地盤改良工法の概説
 第13回 3.3 置換工法
     3.4 圧密・排水工法
 第14回 3.5 締固め工法
3.6 固結/熱処理工法
 第15回 ビデオ:「地盤改良」(地盤工学会スライドライブラリー2)
         「液状化を防ぐ」(不動建設(株)),ほか
 第16回 期末試験
(4)成績評価の方法 出席要件(講義の2/3以上)を満たしたものに対し期末試験を行い,科目の基本的内容を理解したと認められる者(試験において60点以上の成績)について単位を認定する.
(5)成績評価の基準 授業で示した例題と同レベルの問題が解ければ「水準にある」、演習問題が解ければ「やや上にある」、やや難しい応用問題が解ければ「かなり上にある」、例題からは難しい応用問題が解ければ「卓越している」
(6)事前事後学習の内容授業計画に沿って,毎回の授業前に教科書や副読本で予習してこと.
前週の授業内容の理解を問うので,それに備えるために授業内容を毎回復習してから授業に挑むこと.
(7)履修上の注意 授業には次のものを用いる場合がある.関数電卓,定規,コンパスおよび分度器.
(8)質問,相談への対応 火曜日16時から17時までをオフィスアワーとする.場所は,E4棟3階312号室.対応できる時はその他の時間でも可.
(9)その他 
【教科書】足立格一郎「土質力学」共立出版([土の力学]と共通)
【参考書】大原他「最新土木施工 第3版」森北出版,福岡他「新編土質工学」国民科学社,中瀬他「わかりやすい基礎工法」鹿島出版会,村山他「基礎工学ハンドブック」朝倉書店
【添付ファイル】 なし



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