| (1)授業のねらい | 【授業で得られる「学位授与の方針」要素】
・【20T～21T】社会基盤・環境防災・地域計画に関する現状と課題について，文献収集および実験･実習・フィールドワークを通して把握し，それらを適切に分析できる。
【授業の達成目標】
・地域における交通計画に関する課題について分析を行い、課題解決策を導き出せるようになる。
【授業のねらい】
旧来から都市間の交流が盛んになるに従って人や物の移動が多くなって来ている。それにともない、移動を円滑に行うためにはインフラである道路や公共交通網の整備が重要となってくる。そのためこれらを整備するための交通計画を立てる上では将来の交通需要を予測することが必要不可欠である。ここではこの交通需要予測を行っていく上で必要な分析手法を理解し、これらの手法を用いて交通需要の予測が行えるようにする。
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| (2)授業の概要 | 都市の交通計画を行っていく際に必要となる将来の交通需要を予測するためには、まずその都市の交通体系や需要構造を理解しなければならない。さらに交通需要の調査方法やゾーン別の発生集中量・OD 分布量・交通機関選択率の予測およびネットワークへの配分方法等の各段階における分析手法を学んでいく。 |
| (3)授業計画 | 1. 都市とその交通需要と交通体系
2. 交通調査について
3. 交通需要構造の把握と分析手法
4. 発生集中交通需要構造の把握する
5. 交通需要の分布構造を把握する その1(平均成長率法他)
6. 交通需要の分布構造を把握する その2(デトロイト法)
7. 交通需要の分布構造を把握する その3(フレーター法)
8. 交通需要の分布構造を把握する その4(重力モデル他)
9. 交通需要の分布構造を把握する その4(連立方程式モデル)
10. 交通需要の手段分担と手段選択モデル その1(集計モデル)
11. 交通需要の手段分担と手段選択モデル その2(非集計モデル)
12. 交通需要の配分と経路選択 その1(時間比配分法)
13. 交通需要の配分と経路選択 その2(等時間配分法)
14. 交通計画の手順
15. 交通計画プロジェクトの評価 |
| (4)成績評価の方法 | 期末試験により評価を行い、科目の基本的内容を理解したと認められるものに単位認定を行う。成績評価は９０点以上を秀，８０点以上を優，７０点以上を良，６０点以上を可とする．５９点以下は不可とする．
出欠の確認については，出席確認システムを利用し，欠席回数に応じて減点する． |
| (5)成績評価の基準 | 講義で示したレベルの問題解ければ「水準にある」．
応用問題が解ければ「やや上にある」．
それらの問題が意図するところ・背景まで理解できれば「かなり上にある」．
それに対して，自分の意見を理路整然と他者に分かりやすく説明できれば「卓越している」．
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| (6)事前事後学習の内容 | 教科書および講義中に配布するプリントを用いて毎回予習(1時間)復習(3時間)を行うこと． |
| (7)履修上の注意 | 電卓を持参することが望ましい． |
| (8)質問,相談への対応 | 事前にメールにて時間等を調整します。 |
| (9)その他 | |
| 【教科書】 | 「読んで学ぶ交通工学・交通計画」
久保田尚・大口敬・高橋勝美／著、理工図書株式会社／発行者 |
| 【参考書】 | 河上省吾、松井寛著：交通工学 |
| 【添付ファイル】 |
なし |