(1)授業のねらい | 【授業で得られる「学位授与の方針」要素】
・【16T~21T】科学に関する基礎および専門的な基礎知識をもち,これらの基礎概念と一般的法則を本質的に理解するとともに,基礎科学および専門基礎に関する問題を解答する能力がある
【授業の達成目標】
・水文気象学に関する基礎および専門的な基礎知識を収得し、これらの基礎概念と一般的法則を本質的に理解するとともに、水文気象に関する問題を解答できるようになる。
【授業のねらい】 授業の大きな目標:治水・利水計画を策定するための基礎的事項を修得することである. 学生が何を身に付けるか:講義を通して,水文気象学とは何であるかを理解することである.特に,水文学とはどのような学問であるか,気象学とはどのような学問であるかを把握し,実際の洪水防御対策,及び渇水防御対策を実施するときの基礎的知識を学ばなければならない.
|
(2)授業の概要 | 本授業は、計15回の個別授業と期末試験から成る。 個別授業は、教科書の事前学習、原則オンデマンド動画視聴(場合により双方向オンライン)、動画視聴後の小テスト受験、質疑(eALPS掲示板利用)、復習を基本サイクルとする。 各サイクルの内容は、教科書に記載される内容に沿った項目である。 オンデマンド動画は、基礎知識と一般的法則の本質的な理解のための解説が中心で、水文気象を基礎とした水工計画や施設設計の実務応用例紹介も挿入される。この実務応用例紹介は経験を持つ担当教員や外部講師が実施する。 なお、本授業は男女共同参画に関する内容を含む。
|
(3)授業計画 | 以下のとおり15回の授業と期末試験を行う。
1.水収支・水文循環・流域 2.降水・流量 3.蒸発散 4.積雪・融雪 5.降雨遮断・浸透 6.流出解析1 7.流出解析2 8.流出解析3 9.流出解析4 10.流出解析5 11.頻度解析1 12.頻度解析2 13.頻度解析3 14.水文気象の応用1 15.水文気象の応用2 期末試験
|
(4)成績評価の方法 | 成績評価は、小テスト(40%)、及び、期末試験(60%)の成績で行う。 90点以上を秀, 80-89点を優, 70-79点を良, 60-69点を可, 50-59 点を不可(D), 49点以下を不可(F) とする。 |
(5)成績評価の基準 | 授業で示した例題と同レベルの問題が解ければ「水準にある」,応用問題が解ければ「やや上にある」,やや難しい応用問題が解ければ「かなり上にある」,例題からは難しい応用問題が解ければ「卓越している」。 |
(6)事前事後学習の内容 | 週1回の授業で2単位授業(90時間の学習が必要) 授業時間30時間(2時間×15回),自習学習時間60時間(4時間×15回) 事前学習は教科書の予習、事後学習は小テスト受験後の質疑及び復習である。各授業の予習内容の詳細はそのつど指定する。
|
(7)履修上の注意 | 簡単な数値計算をエクセルを用いて行う。 |
(8)質問,相談への対応 | 質問は随時eALPS上で受け付け、回答はeALPS上で行うことを基本とする。 |
(9)その他 | |
【教科書】 | 例題で学ぶ水文学、椎葉 充晴 (著), 立川 康人 (著), 市川 温 (著),森北出版,3740円 |
【参考書】 | 水文・水資源ハンドブック,水文・水資源学会編集,朝倉書店,3200円+税 |
【添付ファイル】 |
なし |