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  県内大学開放授業     
開講年度 2021年度 登録コード T3020200
授業名 地下水工学(16T以降)
Groundwater Engineering
担当教員 吉谷 純一 副担当  
講義期間 後期 曜日・時限 木2 講義室   単位数 2
対象学生   授業形態 講義 備考  
授業で学べる「テーマ」 地域運営、環境共生
授業で扱う「志向」(本学で重点的に育成するマインド) グローバル
全学横断特別教育プログラム 環境マインド実践人材養成コース
注意)「曜日・時限」「講義室」等は変更される場合がありますので、「キャンパス情報システム」や「掲示」等で確認してください。

(1)授業のねらい【授業で得られる「学位授与の方針」要素】
・【16T~21T】基礎学力および専門基礎知識に基づいて自主的に学習できる能力および応用能力がある
【授業の達成目標】
・地下水の流動、地下水による物質運搬の基礎理論を理解し、理論式の数値解を用いて単純な場の実際問題をコンピュータで解析できるようになる。
【授業のねらい】
授業は、地下水資源の保全・管理や計画のために必要となる地下環境を構成する地下水と土壌、堆積層の物理的および化学的な性質を理解し、地下水調査や解析に関する専門基礎力を実につける。
(2)授業の概要 本授業は、15回の個別授業と試験1回から成る。
 個々の授業は、教科書の事前学習、オンデマンド動画視聴、動画視聴後の小テスト受験または演習課題提出、質疑(ウェブ掲示板利用)、復習を基本サイクルとする。
 各サイクルの内容は、水循環や地圏の環境を理解、地圏の水の移動や物質の運搬についての基礎的な理論と解析法等である。なお、本授業では、担当教員が数値解析の実務経験を活かし表計算ソフトを使って実際に計算をする。なお、本授業は男女共同参画に関する内容を含む。
(3)授業計画以下15回の授業を原則オンデマンド型オンライン形式で行う。

第1回:地下水と地下水工学
第2回:土粒子と土の透水特性
第3回:飽和土中の地下水流れと基礎方程式1:連続の式
第4回:飽和土中の地下水流れと基礎方程式2:ダルシ-則と透水の基礎方程式
第5回:地下水流動解析:被圧帯水層からの揚水に伴う水位低下理論とエクセルを用いた計算
第6回:地下水流動解析:不圧帯水層からの揚水に伴う水位低下理論とエクセルを用いた計算
第7回:地下水流動解析:被圧および不圧帯水層からの群井戸による揚水に伴う水位低下理論とエクセルを用いた計算
第8回:地下水流動解析:群井戸による揚水に伴う水位低下計算:自治体モデル
第9回:地下水流動解析:被圧および不圧帯水層からの揚水に伴う非定常水位低下理論とエクセルを用いた計算
第10回:不飽和土中の水分移動
第11回:鉛直一次元地下水流の解とエクセルを用いた計算
第12回:土中の物質・ガスの移動を表すための移流・拡散方程式
第13回:ランダムウォーク法による移流・拡散解析
第14回:エクセルを用いたランダムウォーク法による移流・拡散解析の準備
第15回:エクセルを用いたランダムウォーク法による移流・拡散解析の実行・まとめ
期末試験

なお、状況に応じて上記授業計画は変更となる場合がある。
(4)成績評価の方法成績は小テスト・演習等の各授業受講後提出物と期末テストの合計点で評価する。90点以上を秀、89~80点を優、79点~70点を良、69点~60点を可とする。単位認定には授業時間の2/3以上の出席(視聴履歴をもって出席とみなす)を必要とする。
(5)成績評価の基準成績評価は、小テスト・演習等(40%)、及び、期末試験(60%)の成績で行う。
90点以上を秀,
80-89点を優,
70-79点を良,
60-69点を可,
50-59 点を不可(D),
49点以下を不可(F)
とする。
(6)事前事後学習の内容週1回の授業で2単位授業(90時間の学習が必要)
授業時間30時間(2時間×15回),自習学習時間60時間(4時間×15回)
事前学習は教科書の予習、事後学習は小テスト受験・演習課題提出後の質疑及び復習である。各授業の予習内容の詳細はそのつど指定する。
(7)履修上の注意 
(8)質問,相談への対応質問などはeALPSで随時受け付ける。
(9)その他エクセル操作に慣れておくこと。
【教科書】地圏の環境, 有田正光編著, 東京電機大学出版会,2,800円
【参考書】W.キンツェルバッハ著 パソコンによる地下水解析、上田年比古監修 杉尾哲/神野健司/中田欣也/藤野和徳/細川土佐男/籾井和朗/河村明 共訳、森北出版。
【添付ファイル】 なし



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