(1)授業のねらい | 【授業で得られる「学位授与の方針」要素】
・【16T~21T】多様な文化,思想,歴史,芸術,工学に関する幅広い素養に基づき,工学的な取り組みを行える
【授業の達成目標】
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【授業のねらい】 1. 測量計測の基礎(距離測量・水準測量・角測量)を理解し,説明できる. 2. 測位測量(トラバース測量)を理解し,説明できる. 3. 測量計算と結果の整理を理解する. 4. 航空レーザー測量・リモートセンシング・GISの原理とそれらの応用方法を理解し,説明できる. 5. 測量士補以上の理論的能力を取得する.
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(2)授業の概要 | 測量は,地球上の位置に関する統一された情報基盤を整備する技術であり,国土の開発,利用,保全等あらゆる事業の基礎となる極めて重要なものである.その規模および技術は,小さな工事に対するものから,今日では宇宙空間の利用まで含む広範囲で多岐に渡っている.本講義では,測量の基礎となる計測法と位置の測定および測定値の処理方法,地形情報の取得方法(航空レーザー測量・リモートセンシング)およびその処理方法(GIS)について講述する. |
(3)授業計画 | 第1回 測量の役割(担当:豊田) 第2回 地球の形と地図の表し方を知る(担当:豊田) 第3回 測量の基本(距離を測る)(担当:豊田) 第4回 測量の基本(角を測る)(担当:豊田) 第5回 水準測量(担当:豊田) 第6回 衛星測位(担当:小山) 第7回 誤差論(基礎)(担当:小山) 第8回 誤差論(応用)(担当:小山) 第9回 三角測量,三辺測量(担当:小山) 第10回 多角測量,基準点測量(担当:小山) 第11回 地形測量(担当:小山) 第12回 空中写真測量(担当:豊田) 第13回 航空レーザー測量(担当:豊田) 第14回 リモートセンシング(担当:豊田) 第15回 GIS(担当:豊田)
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(4)成績評価の方法 | 測量計測の基礎事項,測量計算と結果の整理方法,空中写真測量,航空レーザー測量・リモートセンシング・GISの原理とそれらの応用方法に関する試験の成績により単位認定を行う.期末試験の受験資格には授業時数の2/3以上の出席を必要とする. |
(5)成績評価の基準 | 点数で 90点以上:「水準からみて卓越している」とみなし,秀 80点~89点:「水準よりかなり上にある」とみなし,優 70点~79点:「水準よりやや上にある」とみなし,良 60点~69点:「水準にある」とみなし,可, 50~59点:「水準よりやや下にある」とみなし,不可(D) 49点以下:「水準にない」とみなし,不可(F) とする. |
(6)事前事後学習の内容 | 予習は不要であるが,復習することが望ましい.具体的な内容は以下の通り. ・測量方法および得られた観測値の計算の原理を理解する. ・講義中に省略した式誘導を行う.
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(7)履修上の注意 | <履修上の注意> 板書あるいはプロジェクターにより講義を進める.
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(8)質問,相談への対応 | 基本的にはオフィスアワーにて質問等に応じます.対応できるときはその他の時間でも可.メールでも随時受け付けます. (オフィスアワー) 豊田:メール予約で随時 小山:メール予約で随時 (メールアドレス) 豊田:mtoyo@shinshu-u.ac.jp 小山:koyama@shinshu-u.ac.jp |
(9)その他 | |
【教科書】 | 猪木幹雄・中田勝行・那須充:図説わかる測量(学芸出版社)2800円 |
【参考書】 | 吉澤孝和,服部秀人:建設技術者のための実用測量学(山海堂)7500円 吉澤孝和:図解測量学要論(日本測量協会)7800円 |
【添付ファイル】 |
なし |