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  県内大学開放授業     
開講年度 2021年度 登録コード T0054203
授業名 確率・統計(水土)(16T以降)
Probability and Statistics
担当教員 河邊 淳 副担当 大野 博道
講義期間 後期 曜日・時限 木3 講義室   単位数 2
対象学生 水環境土木工学科2年生 授業形態 講義 備考 この授業はオンライン(非同期型)で開講されます.授業ビデオや教材はe-ALPS上に掲載されます.
授業で学べる「テーマ」 その他
授業で扱う「志向」(本学で重点的に育成するマインド) その他
全学横断特別教育プログラム
注意)「曜日・時限」「講義室」等は変更される場合がありますので、「キャンパス情報システム」や「掲示」等で確認してください。

(1)授業のねらい【授業で得られる「学位授与の方針」要素】
・【~15T】科学に関する基礎および専門的な基礎知識をもち、これらの基礎概念と一般的法則を本質的に理解するとともに、基礎科学および専門基礎に関する問題を解答する能力がある
・【~15T】基礎学力および専門基礎知識に基づいて自主的に学習できる能力および応用能力がある
【授業の達成目標】
・確率的現象を数理的に解明する方法論と,推測統計学の基礎的手法について理解し,それらを用いて標準的な問題を解くことができるようになります.
・確率論や推測統計学の理論の基礎的学習を通じて,その発展的内容を自主的に学習できる能力を身につけることができます.
【授業のねらい】
 この科目は,偶然性による影響を排除できない現象を数理的に解明したり,アンケート調査や実験データの整理,さらにはそのデータが示唆する内容を理解するための基礎的な考え方や手法に習熟することを目的としています.また,授業中に配布する多くの演習問題を解くことにより,ただ単に知識の習得に留まらず,実践的な問題解法能力も同時に身につけることができます.
(2)授業の概要 天気予報,通信における雑音,さらには株価の変動など,偶然性による影響を排除できない自然現象,工学現象,経済活動を数理的に解明するには,偶然性に真正面から向き合うための数学的道具としての確率論と統計学の知識が不可欠です.この授業により,確率の考え方や代表的な確率分布の特性を理解した上で,その応用として,推測統計学における区間推定法や仮説検定の手法に習熟することができます.
 この授業はオンライン(非同期型)で開講されます.授業ビデオや教材はe-ALPS上に掲載されます.
(3)授業計画 この授業はオンライン(非同期型)で開講されます.通常の対面授業の場合には,下記の計画に沿って授業が行われていましたので,オンライン(非同期型)で学習する際の参考にしてください.
 第1回 確率と確率分布1(事象,確率,標本点,標本空間,全事象,空事象,和事象,積事象,余事象)
 第2回 確率と確率分布2(確率の基本的性質,条件付き確率,事象の独立性)
 第3回 確率と確率分布3(ベイズの定理,離散型確率変数と確率分布)
 第4回 確率と確率分布4(連続型確率変数と確率密度関数)
 第5回 確率と確率分布5(期待値と分散)
 第6回 確率と確率分布6(同次確率分布と同次確率密度関数,共分散,相関係数)
 第7回 確率と確率分布7(確率変数の独立性と大数の法則)
 第8回 確率と確率分布8(正規分布)
 第9回 確率と確率分布8(正規分布表の読み方,二項分布,二項分布の正規近似)
 第10回 確率と確率分布10(ポアソン分布,二項分布のポアソン近似,指数分布)
 第11回 推測統計学1(母集団と標本,標本変量と統計量,母平均の区間推定法-母分散が既知の場合)
 第12回 推測統計学2(母平均の区間推定法-母分散が未知の場合,カイ2乗分布)
 第13回 推測統計学3(母分散の区間推定法,母比率の区間推定法)
 第14回 推測統計学4(統計的仮説検定の手法,母平均の検定法)
 第15回 推測統計学5(母分散の検定法,母比率の検定法)
     授業アンケート
 第16回 期末試験
(4)成績評価の方法 e-ALPS上に掲載された授業ビデオをすべて視聴した者に対して期末試験を行い,科目の基本的内容を理解したと認められる者について単位を認定します.

(5)成績評価の基準 授業中に解説した例題と同じレベルの問題が解ければ「水準にある(可)」,教科書の章末問題が解ければ「やや上にある(良)」,やや難しい応用問題が解ければ「かなり上にある(優)」,難しい応用問題や発展問題が解ければ「卓越している(秀)」と定めます.
(6)事前事後学習の内容 指定した教科書を使い,授業計画欄に記載した授業内容を毎回の授業の前後に予習・復習することが強く求められます.予習・復習時間の目安は,毎回の授業あたり予習が1時間,復習が2時間です.
(7)履修上の注意 予備知識:1年次に履修する微分積分学Ⅰ・Ⅱ
 教員からの一言:スポーツはルールを覚えたり,上達本を読んだだけでは上手にならないのと同じように,数学も定理や公式を暗記しただけでは決して内容が理解できるようにはなりません.授業を欠かさず受講し,多くの演習問題を自分で解くという地道な努力を続けることが,授業内容を確実に理解し,計算能力を高め,応用力を養う唯一の方法です.積極的に問題を解くことを必ず実行してください.不明な点はそのまま放置せずに質問することが大事です.
(8)質問,相談への対応 質問は随時受けつけます.出張などで対応できない場合もあるので,前もって電話や電子メールで予約しておくほうが確実です.電話番号と電子メールアドレスは学生便覧をご覧ください.
 教員室:W2棟(総合研究棟)6階東区画 工学基礎部門数学教室内
(9)その他 特に指定しませんが,図書館や本屋さんで自分の学力に見合う参考書を探して,予習・復習する際に活用すれば,授業内容をより深く理解することができると思います.
【教科書】 確率統計の基礎(培風館)販売予定
【参考書】 特に指定しませんが,図書館や本屋さんで自分の学力に見合う参考書を探して,予習・復習する際に活用すれば,授業内容をより深く理解することができると思います.
【添付ファイル】 なし



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