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開講年度 2021年度 登録コード T0005400
授業名 現代技術論(16T以降)
Contemporary Issues in Engineering
担当教員 高田 圭 他 副担当 大久保 篤史・香山 瑞恵
講義期間 後期 曜日・時限 火5 講義室 工C3-101教室 単位数 2
対象学生 学部3年、4年(学科による。履修案内の各学科科目一覧を参照) 授業形態 講義 備考 電子情報システム工学科3年生と、その他学科の4年生を対象としている。
授業で学べる「テーマ」 キャリア
授業で扱う「志向」(本学で重点的に育成するマインド) グローバル
全学横断特別教育プログラム
注意)「曜日・時限」「講義室」等は変更される場合がありますので、「キャンパス情報システム」や「掲示」等で確認してください。

(1)授業のねらい【授業で得られる「学位授与の方針」要素】
【授業の達成目標】
【授業のねらい】
実際のものづくり企業での品質に関する事例紹介や実験を通し、品質やばらつき、コストや損失の概念について学習する。特に製品のロバストネスの重要性について学び、それを評価する方法として品質工学(タグチメソッド)の導入部分について学習する。
(2)授業の概要本授業は、実務経験のある講師(企業で品質指導を行っている会社員)が講義を行う。技術者として社会に出ようとしている学生を対象としている。市場品質のあり方という今日的なテーマを企業人の立場から取り上げ、以下の観点にて学んでいく。
・世の中にあるばらつきについて知り、それをどのように評価するかを学ぶ
・品質をマネジメントする手法である品質工学の考え方と手法を知る
・実際に実験(グループワーク)を通し、品質をコントロールする方法とその手順を体験する
・技術者として社会に出ていくに当たり、共通して知っておくべき考え方や企業人の視点を習得する
(3)授業計画第1回 講義ガイダンス、製造段階でのばらつき
第2回 使用段階でのばらつき
第3回 ばらつきとコスト(レポート課題1提示)
第4回 オンライン品質工学の事例紹介(レポート1提出)
第5回 製品問題での損失、ばらつきの評価
第6回 ばらつきを評価するSN比の計算と機能性評価の事例紹介
第7回 機能性評価実験(1)
第8回 機能性評価実験(2)
第9回 機能性評価実験(3)(レポート課題2提示)
第10回 直交表とパラメータ設計と事例紹介(レポート2提出)
第11回 パラメータ設計実験(1)
第12回 パラメータ設計実験(2)
第13回 パラメータ設計実験(3)(レポート課題3提示)
第14回 問題解決手法と、お客様が欲しい"モノ"と"コト" (レポート3提出)
第15回 変わっていく技術たち
(4)成績評価の方法期末試験は実施せず、以下の合計値にて成績を評価する
・レポートの提出3回:30%(レポート提出1回10%×3回、提出遅れ1日につき-1%) ※白紙に近い状態のレポートは提出とみなさない。
・提出されたレポートの内容から理解度を判断:30%(各レポート最大10%×3回)
・講義各回終了時の一言カードの提出:40%(1枚3%×15回、最大40%まで) ※毎回講義で新たに学んだことや疑問点をカードに記述する。
秀(90%以上)、優(80%~89%)、良(70%~79%)、可(60%~69%)、不可(59%以下)
(5)成績評価の基準3回実施するレポートの内容(各レポート最大10%×3回)はそれぞれ異なるが、おおむね以下の観点にて評価する。
・基礎点(8%):内容説明に必要な項目が網羅されているか。不足項目1つにつき-1%。
        必要な項目については講義中に説明する。
・応用点(2%):講師を感心させる観点や深い考察がされている。
(6)事前事後学習の内容講義中に行う実験に対するレポートの提出が3回ある。
各自、講義後に復習を30分程度行い、レポートに備えること。
レポート作成時に講義内容を思い出しつつ、2時間程度時間を使う。
(7)履修上の注意授業には、シャープペンシル、定規、電卓(スマートフォンのアプリ可)を持参すること。
履修にあたって、特に前提条件は無いが、簡単な統計学の知識がある方が理解は進むと思われる。
(8)質問,相談への対応非常勤講師のため、質問や相談は講義の前後もしくはメールにて対応する。
メールアドレスは講義中に示す。
(9)その他状況により、講義の順序および方法が変更になることもありうる。
【教科書】指定しない。
毎回の講義の際に資料を配付する。それを講義テキストとして使用する。
【参考書】やさしく使える「タグチメソッド」の計算法 矢野宏 日刊工業新聞社 1500円
入門タグチメソッド 立林和夫 日科技連出版社 3000円
【添付ファイル】 なし



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