(1)授業のねらい | 授業で得られる「学位授与の方針」要素
・【2020年度以降カリキュラム対象】それぞれの専門分野についての深い知識を有するとともに、幅広い領域を横断する視点で論理的・批判的に考える力。
・【2020年度以降カリキュラム対象】自然科学における知識と理論を深く学び、その法則性を理解し説明できる力。
【授業の達成目標】
・グループワークなどを通して,物理的な考え方や論理的思考ができるようになる。
・グループワークなどを通して,物理法則をより深く理解できるようになる。
【授業のねらい】 標準的な学生実験では,あらかじめ決められた道具や方法を用いて実験を行うことが多いが,研究における実験ではそのようなことはなく,実験者は自ら仮説を立て,それを実証する方法を考え,道具を揃え,実験し,考察しなければならない。 また,近年強力な研究手法となったコンピュータによる計算は,ともすると実験と対極にあると誤解されがちだが,本来は実験と密接な関係にあり相補的な役割を果たすものである。つまり,計算には種々のパラメータの実測値が不可欠であり,つねに実験結果と照らし合わせる必要がある。 この授業では,簡単なテーマは設定されているが,自由な発想で自らデザインした実験と計算を行う。さらにその結果と考察をもとに実験デザインを修正することで,より実際の科学研究に近い過程を体感することができる。
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(2)授業の概要 | 3,4人のグループで与えられた課題に関する実験装置の製作・実験・計算を行う。中間時期に行う中間報告により,実験および計算の修正をし,より精度の高いものに改良する。最後に実験及び計算結果をプレゼンテーション形式で発表してもらう。 |
(3)授業のキーワード | 自然科学の基礎知識,物理学の知識,論理的な思考 |
(4)授業計画 | 以下の内容を,毎週1回程度を目安に不定期で行う。 第1回 ガイダンス(グループ分け・スケジュール・実験計画の立て方) 第2回 実験計画書の作成 第3回 実験計画書の発表 第4~7回 実験装置の作製・計算 第8回 中間報告 第9~13回 考察とフィードバック 第14回 プレゼンテーション 第15回 総括;授業アンケート
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(5)成績評価の方法 | 実験と計算の結果を各グループで発表してもらう。 その発表の内容,および個々の実験への参加度(グループへの貢献度)により評価する。
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(6)成績評価の基準 | 100点満点の評点で成績評価を行い,秀(S):90点以上,優(A):80点以上90点未満,良(B):70点以上80点未満,可(C):60点以上70点未満,不可(D):50点以上60点未満,不可(F):50点未満,とする。
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(7)事前事後学習の内容 | 具体的な実験方法については(特にインターネット上に)たくさんの情報があるので参考にしてよいが,そこから科学的に正しく有用な方法を選択する能力も身につけて欲しい。 |
(8)履修上の注意 | 先進プログラムを希望する場合には必修である。物理学コース学生に対する受講者数制限は行なわないが,積極的に取り組む学生を強く希望する。 必要に応じて工具,工作機械などを使う場合もあるので,安全には十分留意すること。
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(9)質問,相談への対応 | 適宜対応する。 |
【教科書】 | なし |
【参考書】 | なし |
【添付ファイル】 |
なし |