授業のねらい | 授業で得られる「学位授与の方針」要素
・自明とされる事柄に対し、深くその根拠を問い直し新たな認識を構築できる思索力
【授業の達成目標】
・心理学の諸理論,思考法,研究の知見に対し,深くその根拠を問い直し新たな認識を構築できる思索力を身につけられる。
【授業のねらい】 心理学分野で卒業論文を書くためには,主として英文の実験的研究論文や評論を多数講読することが不可欠である。この演習では,心理学の英語論文を読み,それらを吟味し批判的に討論していく。このことを通じて,研究論文を書く上で必要となる,思索力・批判力,さらには外国語文献を正確に理解する能力を養成することを狙いとする。
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授業の概要 | 本演習で輪講する心理学に関する洋書もしくは洋雑誌,研究論文(英語)を第1週の授業時に決定し,その中から興味のある論文を選び1人もしくは2-3人の小グループで発表していく。その研究の意義や問題点等について全員で討論を行う。演習参加者は,討論への積極的な参加が求められる。 |
授業計画 | 1.ガイダンス(本演習で輪講する洋書もしくは洋雑誌,研究論文(英語)の決定,発表の順番の決定) 2.受講生(1名または小グループ)による発表と討論(1) 3.受講生(1名または小グループ)による発表と討論(2) 4.受講生(1名または小グループ)による発表と討論(3) 5.受講生(1名または小グループ)による発表と討論(4) 6.受講生(1名または小グループ)による発表と討論(5) 7.受講生(1名または小グループ)による発表と討論(6) 8.中間まとめ 9.受講生(1名または小グループ)による発表と討論(7) 10.受講生(1名または小グループ)による発表と討論(8) 11.受講生(1名または小グループ)による発表と討論(9) 12.受講生(1名または小グループ)による発表と討論(10) 13.受講生(1名または小グループ)による発表と討論(11) 14.受講生(1名または小グループ)による発表と討論(12) 15.全体まとめ,授業アンケート 定期試験:なし |
成績評価の方法 | 演習のレポーターとしての発表内容6割,討論への参加4割の比率で心理学における研究論文を書く上で必要な能力を体得したか総合的に評価する。 |
成績評価の基準 | 発表について, 1.資料(学術論文等)の内容を正確に理解し 2.それについて,PowerPointを用いてわかりやすく説明でき, 3.資料以外の情報(関連研究など)も発表に盛り込まれている, 討論への参加について, 4.他の受講生の発表内容を正確に理解できている。 5.他の受講生の発表に対し,積極的に質問をする。 6.他の受講生の発表に対し,自分の意見を述べている。
1から6の5項目を満たしていれば「かなり上にある」。4項目までできていれば「やや上にある」。3項目までできていれば「水準にある」と評価する。 |
事前事後学習の内容 | 発表者は事前に発表資料(動画やスライド等)を作成し,eALPSまたはTeamsにアップすること。受講生は事前に発表資料を用い予習を行うこと。また,授業後にeALPSまたはTeams上で発表に対する質疑応答を行う。 |
履修上の注意 | 主として心理学分野の学生を対象とする。心理学概論,またはそれに相当する授業科目を履修していることを前提に演習を進める。 |
質問、相談への対応 | 火曜日の12:30から13:20をオフィスアワーとする。研究室の場所は人文学部棟5階。 相談のある学生は,事前にメールにてアポを取ること。アドレスは,takaseh (at) shinshu-u.ac.jp
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【教科書】 | 第1週の授業時に決定する。 |
【参考書】 | 授業時に適宜紹介する。 |
【添付ファイル】 |
なし |