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開講年度 2021年度 登録コード G2B65114
授業名 生物多様性保全ゼミ
Seminar for biodiversity conservation
担当教員 中瀬 悠太 副担当  
講義期間 前期 曜日・時限 水2 講義室 共通教育52講義室 単位数 2
対象学生 授業形態 演習 備考  
授業で学べる「テーマ」 環境共生
授業で扱う「志向」(本学で重点的に育成するマインド) 環境
全学横断特別教育プログラム グローバルコア人材養成コース ・ BASIC(国際理解)、環境マインド実践人材養成コース
注意)「曜日・時限」「講義室」等は変更される場合がありますので、「キャンパス情報システム」や「掲示」等で確認してください。

(1)授業のねらい授業で得られる「学位授与の方針」要素
・【2020年度以降カリキュラム対象】学士の称号にふさわしい基礎学力と専門的学力
・【2020年度以降カリキュラム対象】的確に情報を収集し,理解し,発信する力
【授業の達成目標】
・生物多様性の重要性や野生生物が現在直面している危機について具体例を示しながら説明することができる。
・本や新聞、学術論文などから情報を収集した情報を論理的に整理し、他者にわかりやすく伝えることができる。
【授業のねらい】
地球上には数百万種の生物が互いに影響を与えながら生活している。私たちは様々な恩恵を多様な生物から享受しているが、これら生物が生息する自然環境は人間活動の影響によって近年さまざまな危機に瀕している。様々な自然環境に生息する動植物の生き様や直面している問題について主体的に学ぶことにより、生物多様性保全の重要性について理解を深める。
(2)授業の概要本ゼミでは、生物多様性がなぜ重要なのか,現在どのような危機に直面しているのか,またどのような保全策がおこなわれているのかについて、本や新聞,学術論文などを活用して調査・発表する。得られた知識に基づき、人間は他の生物とどのような関係を築いていくべきなのかグループ内でのディスカッションなどを通して熟考する。
(3)授業のキーワード生物多様性、生態系サービス、生物間相互作用、外来生物、希少種、絶滅危惧種、グループワーク
(4)授業計画. ガイダンス
2. 生物多様性とはなんだろう
3. 学術論文を読んでみよう
4. 身近な問題について考えよう①

【信州に目を向けてみよう】
5. 班に分かれて個人発表
6. グループ発表準備
7. 発表①
8. 発表②
9. 全体討論

【日本列島に目を向けてみよう】
10. 班に分かれて個人発表
11. グループ発表準備
12. 発表①
13. 発表②
14. 全体討論

15. まとめ、最終レポート作成,授業アンケート

ただし、進行状況や理解度に応じて、順番や内容を変更する場合がある。
(5)成績評価の方法提出物(発表資料やワークシート50点、最終レポート30点)、授業への積極的な参加(出席や感想文、授業内での発言など20点)の合計点で評価する。
最終レポートは、テーマ設定が的確か(5点)、論理的に文章が構成・展開されているか(5点)、自分なりの視点をもって、課題を考察しているか(10点)、独創的な考えが含まれているか(10点)で評価する。
(6)成績評価の基準各レポートは、(ⅰ)テーマ設定が的確か、(ⅱ)論理的に文章が構成・展開されているか、(ⅲ)自分なりの視点をもって、課題を考察しているか(ⅳ)独創的な考えが含まれているか、という観点から評価する。(ⅰ)から(ⅴ)の5項目を満たせば「卓越している」、4項目を満たせば「かなり上にある」、3項目であれば「やや上にある」、2項目であれば「水準にある」とする。
(7)事前事後学習の内容この授業では、学生が主体的にテーマを探し、調べ、発表してもらいます。日頃から身近な生物に目を向け、疑問に思ったことを調べる習慣をつけてください。グループ発表や全体討論については、発表に向けた調べ学習や発表資料の作成が事前に必要になります。インターネットだけでなく本や新聞、学術論文などを駆使して課題に関する情報を収集し、グループで協力して発表準備を行うこと。
※この授業は,60時間以上の時間外学習が必要となります。
(8)履修上の注意本授業は、出席して議論や発表に参加するのが大前提となる。また、授業時間外の発表準備や自己学習が必要となる。
(9)質問,相談への対応授業中や授業時間後に質問や相談に応じる。直接研究室を訪ねてもらっても構わないが、外出していることがあるので、事前にメールで連絡しておくことを勧める。
【教科書】特に指定しない。必要に応じて資料を配布する。
【参考書】・環境省「平成30年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書」
・筑波大学 自然保護寄附講座編「自然保護学入門」筑波大出版会
・大沼あゆみ「生物多様性保全の経済学」有斐閣
・日本生態学会編「生態学入門」東京化学同人
・ジャレド・ダイヤモンド「若い読者のための第三のチンパンジー」草思社文庫
このほか、必要に応じて授業の中で紹介する。
【添付ファイル】 なし



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