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開講年度 2021年度 登録コード G2B50504
授業名 地球環境の歴史
Historical Geology
担当教員 大塚 勉 副担当  
講義期間 前期 曜日・時限 水1 講義室 共通教育20講義室 単位数 2
対象学生 授業形態 講義 備考  
授業で学べる「テーマ」 環境共生
授業で扱う「志向」(本学で重点的に育成するマインド) グローバル、環境
全学横断特別教育プログラム グローバルコア人材養成コース ・ BASIC(国際理解)、環境マインド実践人材養成コース
注意)「曜日・時限」「講義室」等は変更される場合がありますので、「キャンパス情報システム」や「掲示」等で確認してください。

(1)授業のねらい授業で得られる「学位授与の方針」要素
・【2020年度以降カリキュラム対象】持続可能な社会を実現するための課題に取り組む力
【授業の達成目標】
・自然の成立過程を学び、現在の環境の中で人類がどのように影響を与えているかを知ることを通して、持続可能な社会を実現するための基礎力をつける。
【授業のねらい】
 人類の生存土台となっている地球環境の成立過程を知り,現在の環境が長い歴史と微妙なバランスの上に成立していることを理解して,身の回りにある自然への深い見方を身につけることを目的とする。
 持続可能な社会を維持しようとするときに、私たちの行動を見直す上でもはや時間的な猶予がないことが強く叫ばれている。地球環境の成立過程を地球科学を通して考えることによって,地球環境と人類文化との調和・共生のため,将来自分たちが積極的に行動するために必要な知識を身につけることができる。
(2)授業の概要 環境マインドを備えた人材を育成するための教養科目である。同時にグループ学習を通して、コミュニケーション力やチームワーク力を養う。
 地球の過去の調べ方,年代測定法,地球の誕生,海洋の成立、大気組成の変遷,生命の誕生と進化,大陸移動とプレートテクトニクス,気候変動といったテーマを,地球の歴史に沿って,トピックを取り上げながら授業を展開する.授業では、必要に応じてビデオ教材を用いる。
 授業の後半では,地球環境に関するテーマについて各学生が書物によって学習した結果に基づいてグループ間で意見を交換し,最終的にどのような意見をもつに至ったかを発表する。
(3)授業のキーワード太陽系、地球、環境、生命、海洋、大気、進化、化石、地質、プレートテクトニクス、資源、エネルギー、温暖化、地熱、原子力、新エネルギー
(4)授業計画1.授業内容の説明と、地質学の原理と法則・年代測定法について説明する。
2.地球の誕生過程・生命の誕生について学ぶ。
3.大気組成の変遷について学ぶ。
4.古生代前期-動物の大発展について学ぶ。
5.大陸移動とプレートテクトニクスについて学ぶ。
6.中生代-恐竜の繁栄と絶滅について学ぶ。
7.第四紀-氷河時代について学ぶ。
8.「不都合な真実」について
9.中間テストと後半の進め方に関する説明を行う。
10.選択した文献の内容を理解する。
11.文献の理解と意見交換を行う1
12.文献の理解と意見交換を行う2
13.文献の理解と意見交換を行う3
14.グループ発表1
15.グループ発表2とレポートに関する指示を行う。
  授業の最後の15分間にアンケートを実施する。
レポートの提出期限は1週間後。
(5)成績評価の方法 講義前半部に関する試験、および後半のグループワークに関するレポートにより評価を行う。その中で、人類の生存土台となっている地球環境の成立過程を知り,現在の環境が長い歴史と微妙なバランスの上に成立していることを理解できているかどうかについて評価する。
(6)成績評価の基準試験および発表とレポートにより評価する。 
授業でもっとも強調したことが理解できていて発表内容とレポート内容に大きな誤りがなければ『その水準にある』、授業内容の多くが理解できていて発表内容とレポート内容に大きな誤りがなければ『やや上にある』、授業内容の多くが理解できていて発表内容とレポート内容が優れていれば『かなり上にある』、授業内容がほぼ完全に理解できていて発表内容とレポート内容がとくに優れていれば『卓越している』と評価する。
(7)事前事後学習の内容授業時に、次回授業の教科書の該当部分を紹介し、予習を促す。また、とくに時間外のグループワークについても助言・指導を行う。

※この授業は90時間の学修を必要とする内容です。従って,60時間以上の時間外学習が必要となります。
(8)履修上の注意テキストを用いて予習・復習すること.それを出発点として、他の文献にも当たる。図書館の利用を勧める。
地球環境の問題は常にニュースや新聞で取り上げられている。受講者も日頃から関連する話題に注意を払ってほしい。
グループ内討論では、各自教科書以外の文献を読むことになる。図書館の蔵書の利用を強く勧める。
出席確認システムを利用して出席を確認する。授業開始30分以降の出席は受け付けない。
(9)質問,相談への対応授業後か、研究室で随時対応する。
必要に応じてメールでの問い合わせも可能。
otsukat@shinshu-u.ac.jp
【教科書】eALPSをとおしてpdf資料を配付する。
【参考書】川上伸一・東條文治,「地球史がよくわかる本―「生命の星」誕生から未来まで」,ISBN: 9784798024356,秀和システム,2009年,2,100円
丸山茂徳・磯崎行雄,「生命と地球の歴史」,岩波新書 no.543,岩波書店,1998年,861円
【添付ファイル】 なし



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