(1)授業のねらい | 授業で得られる「学位授与の方針」要素
・【2020年度以降カリキュラム対象】学士の称号にふさわしい基礎学力と専門的学力
【授業の達成目標】
・生態学の歴史やその成果について幅広く理解し、自分の言葉で説明できるようになる。
【授業のねらい】 生物は個体、個体群、生物群集といったさまざまなレベルで存在し、生活している。生物は環境から影響を受け、生物もまた環境に対して影響を及ぼして複雑な相互関係を保ちながら地球上の生態系を構成している。こうした生態系における生物の生活様式や生物群集における生物間の相互関係を学ぶことにより、生物とそれを取り巻く環境から構成される生態系についての理解を深め、生態学の基礎知識や基本概念を身につける。
|
(2)授業の概要 | 生物の多様性と進化、生物個体群の性質、生物群集での生物間のさまざまな相互関係、生態系の構造と機能について、スライドを用いて講義を行う。 |
(3)授業のキーワード | 進化生態,個体群,群集,生態系,保全生態学 |
(4)授業計画 | 1.生物多様性 2.生物の進化と生態(1) 3.生物の進化と生態(2) 4.生物の進化と生態(3) 5.個体群の成長と動態・レポート 6.植物群落の構造と植物の生活史 7.動物の行動と社会(1) 8.動物の行動と社会(2) 9.生物群集と生態的地位・レポート 10.生物間の相互関係(1) 11.生物間の相互関係(2) 12.生物群集の変遷(生態遷移) 13.生態系の構造と機能(1) 14.生態系の構造と機能(2)・レポート 15.生物多様性と生態系の保全・授業アンケート 16.期末試験 |
(5)成績評価の方法 | 講義で学んだ内容についてまとめたレポート(40点)と講義で取り上げた内容についての期末試験(60点)をあわせて100点で総合的に評価する。
|
(6)成績評価の基準 | レポートの評価の基準: 講義の内容を理解した上で、課題についてまとめた内容が質・量において充分であるかを評価する。
試験の評価の基準: 生態学の重要な概念や事項についての理解度をみるとともに、それらに基づいて生物と環境に関わる現象を正確に説明できるかについて評価する。
|
(7)事前事後学習の内容 | 講義資料をe-ALPS上にアップするので、事前に目を通して予習しておくとともに講義後の復習に活用すること。
※この授業は90時間の学修を必要とする内容です。従って,60時間以上の時間外学習が必要となります。 |
(8)履修上の注意 | 教科書は指定しないが、参考書を紹介するので授業時間外の学習に積極的に活用されたい。 |
(9)質問,相談への対応 | 火曜日の12時から1時までをオフィスアワーとする。 研究室:全学教育機構北校舎1階今津研究室 e-mail:imazum@shinshu-u.ac.jp |
【教科書】 | 指定しない。 |
【参考書】 | 生態学入門(第2版),日本生態学会編,東京化学同人, 2012年,ISBN978-4-8079-0783-0, 2800円(税別) 群集生態学,宮下直・野田隆史著,東京大学出版会,2003年,ISBN978-4130622110,3200円(税別) |
【添付ファイル】 |
なし |