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開講年度 2021年度 登録コード G2B46001
授業名 経済データ分析ゼミ
Seminar in Economic Data Analysis
担当教員 大野 太郎 副担当 芝 啓太
講義期間 後期 曜日・時限 月3 講義室 共通教育55講義室 単位数 2
対象学生 授業形態 演習 備考  
授業で学べる「テーマ」 その他
授業で扱う「志向」(本学で重点的に育成するマインド) その他
全学横断特別教育プログラム ストラテジー・デザイン人材養成コース、ライフクリエイター養成コース
注意)「曜日・時限」「講義室」等は変更される場合がありますので、「キャンパス情報システム」や「掲示」等で確認してください。

(1)授業のねらい授業で得られる「学位授与の方針」要素
・【2020年度以降カリキュラム対象】的確に情報を収集し,理解し,発信する力
【授業の達成目標】
・統計データを収集し仮説を立て、検証する力を身に着ける。
【授業のねらい】
近年では、情報技術の発達により膨大な統計データを収集することが容易となった。しかし、その統計データは十分に活用されておらず、統計データを読み解く能力を持った人材は極めて少ないと言わざるを得ない。そこで、本講義では、それらの統計データを読み解き、個人や企業、あるいは地方自治体の諸問題を解決するヒントを導くことのできる方法論と統計的直観について学習する。
(2)授業の概要すべての講義において、レクチャーと演習を交えた構成で進める。
具体的な内容としては、統計データの収集方法、及びグラフなどを使った可視化について学習する。そして、相関関係や因果関係について学習し、統計的直観(統計リテラシー)を身に着ける。
(3)授業のキーワード経済統計、データ分析、相関関係、因果関係、グループワーク
(4)授業計画第1回 イントロダクション
第2回 データの特徴の捉え方(代表値、ばらつき、ヒストグラム)
第3回 データ間の関係の捉え方(相関係数、散布図)
第4回 分布を読む①(平均値、中央値)
第5回 分布を読む②(標準偏差、分散)
第6回 相関関係①(定義の説明)
第7回 相関関係②(演習:相関関係を見つける)
第8回 相関関係と因果関係①(相関と因果の違い)
第9回 相関関係と因果関係②(相関と因果の混同について)
第10回 相関関係と因果関係③(見せかけの相関、逆因果、第3の変数)
第11回 因果分析の方法論(ランダム化比較実験、差の差分析)
第12回 最小二乗法①(単回帰分析)
第13回 最小二乗法②(重回帰分析)
第14回 都道府県データを使った分析①(仮説とデータ収集)
第15回 都道府県データを使った分析②(グラフ化と分析)/授業アンケート
(5)成績評価の方法授業の取組状況 (グループディスカッションを含む)(50%)及び期末レポート(50%)の結果によって評価する。
(6)成績評価の基準 (1) 問題の設定が適切であり、(2) その問題の背景を説明できており、(3) その問題にどのような課題があるのかを指摘できており、(4) それらの課題に対して既存の学説が提示する解決法が適切に把握できており、(5) その上で自分の見解を提示できており、かつ、教員を感心させるレベルにあれば「卓越している」。(1)から(5)の5項目を満たしていれば「かなり上にある」。4項目までできていれば「やや上にある」。3項目までできていれば「合格水準にある」。
(7)事前事後学習の内容講義の内容を理解し、単位を取得するためには、講義資料や教科書の内容を暗記するだけでは不十分です。講義に対応する教科書・参考書内の例題を実際に解いてみるなどの練習を繰り返すことが重要であり、毎回の講義後に一定時間を復習に費やすことが必要です。
※この授業は60時間以上の時間外学習が必要となります。
(8)履修上の注意ノートパソコンを持参してください。講義中に統計データを集めるなどの演習をおこなうことがあります。
(9)質問,相談への対応質問や相談は授業直後に対応するほか、メールでも受け付けます。
【教科書】・津川友介・中室牧子(2017)「原因と結果の経済学」ダイヤモンド社
【参考書】・畑農鋭矢・水落正明(2017)「データ分析をマスターする12のレッスン」有斐閣アルマ
【添付ファイル】 なし



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