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開講年度 2019年度 登録コード SG111200
授業名 放射線安全実習
Practical Training for Safety Use of Radioactive Rays
担当教員 大木 寛 副担当 天児 寧・江島 輝美・久保 浩義・榊原 厚一
講義期間 前期(集中) 曜日・時限 集不定 講義室 理学部第7講義室 理学部第12講義室 単位数 1
対象学生 2~4年 授業形態 実習 備考 (共通)自由
授業で学べる「テーマ」 その他
授業で扱う「志向」(本学で重点的に育成するマインド) その他
注意)「曜日・時限」「講義室」等は変更される場合がありますので、「キャンパス情報システム」や「掲示」等で確認してください。

(1)授業のねらい授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通
・それぞれの専門分野についての深い知識を有するとともに、専門分野を越えた課題にも柔軟に対処できる、広い視野と適応性を兼ね備えた、社会に役立つ知識と能力。
【授業の達成目標】
・放射線を安全に利用するための基礎知識を、実習および講義を通して、身に付けることができる。
【授業のねらい】
 放射性同位元素や放射線発生装置による放射線の利用は、学術研究はもちろんのこと、医療、工業、各種試験研究等さまざまな分野にわたって広く進展して いる。放射線の利用は、人類に多大の利益をもたらすものであるが、その反面、利用の増加により放射線障害発生の危険も伴う。この実習では、放射線を安全に利用するための基礎知識を、実習および講義を通して、身に付けることを目的としている。

(2)授業の概要 5人の教員のリレー方式で、授業計画に沿った実習・講義を2日半の日程で行う。
(3)授業のキーワード放射線の基礎,自然放射線,安全取扱いの基礎,生体への影響,福島原発事故
(4)授業計画第1日 1・2限 放射線の基礎(天児 寧)
 原子と原子核, 放射性崩壊, 放射線と物質の相互作用, 放射線の量と単位, 関係法令について学ぶ。
第1日 3・4限 自然放射線(江島輝美)
 身の回りに存在する天然の放射線の測定実習を通して、自然放射線の強さと、発生物質について理解し、安全レベルを再認識する。
第2日 1・2限 安全取扱いの基礎(大木 寛)
 放射性物質を安全に取り扱う上での基礎的事項を実験を含めて学ぶ。
第2日 3・4限 生体への影響(久保浩義)
放射線は生物にとって非常に有害であり、取扱いを誤ると人体に甚大な害をおよぼす。放射線の人体への影響について、ビデオをもとに概説する。またRI実験施設の見学を通して、非密封線源の取扱い方について説明する。
第3日 1・2限 福島原発事故-原子力発電について考える (榊原厚一)
 2011年3月に起きた東京電力福島第一原子力発電所の大事故を振り返り(ビデオ利用)、原子力発電について考える。
(5)成績評価の方法 5教員全員の実習・講義の受講を前提とし、各教員20点満点で試験もしくはレポートで評価する。
(6)成績評価の基準成績90点以上を『卓越している』、80-90点を『かなり上にある』、70-80点を『やや上にある』、60-70点を『水準にある』とみなす。
(7)事前事後学習の内容事後学習:実習のまとめを作成する。または復習のための練習問題を示すので、解けるようにしておく。
(8)履修上の注意 5教員全員の実習・講義を受講すること。この「放射線安全実習」には実習形式の授業が含まれるため、受講者を25名以下とする。受講申請者が25名を上回る場合は、抽選会を開く。日程は、後日掲示する。
(9)質問,相談への対応質問は原則として授業時間中に受け付ける。授業時間外の質問・相談は、事前に担当教員の了解を得てから、直接担当教員の所へ。不明な点があれば、下記メールアドレスへ差出人明記で問い合わせること。
化学コース 大木 h-ohki@shinshu-u.ac.jp 
【教科書】指定教科書はなし
必要に応じて資料配布
【参考書】授業時紹介する
【添付ファイル】 なし



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