(1)授業のねらい | 授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通
・◎みずからを他者や社会との関わりのなかで捉え、自己啓発に努めることができる【自己認識・自己啓発マインド】
・◎世界の多様な文化、思想、歴史、芸術に関する幅広い素養がある【多様な文化受容マインド】
【授業の達成目標】
・男女共同参画の必要性を理解するとともに、自身のキャリアビジョンを踏まえて、現状の問題点を分析・考察することができる。
・男女共同参画推進のための基礎的な知識を習得するとともに、社会的/地域的/個人的な現状の問題点を分析・考察することができる。
【授業のねらい】 今日のグローバル化した国際社会において男女共同参画(ジェンダーイクオリティ)の実現は共通の理念であるにも関わらず、日本のジェンダーギャップ指数は未だ低い順位にとどまっている。本授業では、現代の日本で多様化(ダイバーシティ)が進まない原因と問題点を多角的に分析・考察し、「人生100年時代」に向けてこれからの働き方・生き方・社会について考える。
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(2)授業の概要 | 学部を横断した複数の教員と、実務経験のある外部講師によるオムニバス形式をとり、毎回異なるテーマについて講師がそれぞれの立場で講義する。ただし全体を貫くキーワード(下記キーワード参照)は共通しており、15回を通して全体像が浮かび上がる構造となっている。これらの講義内容を基に各自の視点から興味あるテーマを設定したものを最終レポートとして課す。 |
(3)授業のキーワード | 男女共同参画、ジェンダー、ダイバーシティ、キャリア、実務経験 |
(4)授業計画 | 第 1回 4/10 講義概要(中島・関) 第 2回 4/17 芸術表現の身体ー多様なコミュニケーションの交錯地点(北村明子) 第 3回 4/24 ワークライフバランス(間宮敬子) 第 4回 5/ 8 平等とは何か、人権とは何か(加藤善子) 第 5回 5/15 男女格差の構造(加藤善子) 第 6回 5/22 男女雇用機会均等法と社会保障制度における女性の地位(島村暁代) 第 7回 5/29 セクシャルマイノリティ/LGBTとダイバーシティ(NPO法人SHIP代表/星野慎二) 第 8回 6/ 5 ワークライフバランスと女性管理職登用(岩田一哲) 第 9回 6/12 女性管理職のストレス(岩田一哲) 第10回 6/19 文系・理系とジェンダー(中島) 第11回 6/26 作業ではなく仕事をするための働き方改革(サンシングループ代表/石井宏宗) 第12回 7/ 3 男性と育児(坂口けさみ) 第13回 7/10 料理とジェンダー(高崎禎子) 第14回 7/17 未来の家族を考える(香山瑞恵) 第15回 7/24 講義総括(中島・関) |
(5)成績評価の方法 | 講義毎の課題(小テスト又は小レポート)(各10点)及び最終レポート(100点)の総和をとり100点満点に換算した総合得点を成績とする。なお、2/3以上の出席を必須とし、1回の欠席につき-3点ずつ総合得点から減点する。 |
(6)成績評価の基準 | 講義毎の小レポートと最終レポートでは、各自で設定したテーマについての背景と存在する課題を説明し、既存の学説や意見を踏まえた上で自分の考えを論理的に展開することとする。レポート内の[1]何を [2]なぜ [3]どのような方法で分析し、[4]その結果何が分かり、[5]そこから何が言えるのか(「信州大学新入生ハンドブック」)、を構成要素としてチェックし内容を評価する。 |
(7)事前事後学習の内容 | 各回の講師によりテーマに沿った事前事後学習が課される。(授業中またはeALPSにより指示される。)
※この授業は90時間の学修を必要とする内容です。従って,60時間以上の時間外学習が必要となります。 |
(8)履修上の注意 | 各講義をバラバラに理解するのではなく、関連する書籍を読んだり新聞記事を収集するなど、講義で得た知識を有機的につなげるように努力すること。 レポートの書き方および注意点の詳細は「信州大学新入生ハンドブック」を参照のこと。 |
(9)質問,相談への対応 | 科目責任者である中島美帆(理学部)が担当し、原則メールで対応する。 |
【教科書】 | 指定しない |
【参考書】 | 指定しない |
【添付ファイル】 |
なし |