(1)授業のねらい | 授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通
・◎みずからを他者や社会との関わりのなかで捉え、自己啓発に努めることができる【自己認識・自己啓発マインド】
・◎世界の多様な文化、思想、歴史、芸術に関する幅広い素養がある【多様な文化受容マインド】
【授業の達成目標】
・男女共同参画の必要性を理解するとともに、自身のキャリアビジョンを踏まえて、現状の問題点を分析・考察することができる。
・男女共同参画推進のための基礎的な知識を習得するとともに、社会的/地域的/個人的な現状の問題点を分析・考察することができる。
【授業のねらい】 自らのジェンダー観を見つめ直し、多様な考えに出会い、男女共同参画に関する知見を深める。自らのキャリア形成に結びつけて積極的に学ぶ。
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(2)授業の概要 | 男女共同参画社会の実現は、今日のグローバル社会における普遍的な理念であり、21世紀日本社会の最重要課題である。本授業では、男女共同参画およびジェンダーについての理解を深め、男女格差の構造を考え、就職・結婚・家族・仕事と子育てなどの諸問題をジェンダーの視点から批判的に分析・考察する。なお、授業は複数の教員によるオムニバス形式で行う。 |
(3)授業のキーワード | 男女共同参画、ジェンダー、キャリアビジョン |
(4)授業計画 | 第1回 男女共同参画とは 第2回 信州大学おける男女共同参画の取組み 第3回 平等とはなにか 第4回 男女格差の構造 第5回 進路選択とジェンダー 第6回 科学研究とジェンダー 第7回 男性と育児 第8回 仕事と子育て(夫の立場から) 第9回 仕事と子育て(妻の立場から) 第10回 仕事と子育て(LEAN-IN 一歩踏み出せ) 第11回 料理とジェンダー 第12回 未来の家族を考える 第13回 「キャリアビジョンと男女共同参画」ミニシンポジウム(1) 第14回 「キャリアビジョンと男女共同参画」ミニシンポジウム(2) 第15回 シンポジウムのまとめとリフレクション
*第2回から第12回の内容は、順序を入れ替えることがある。 |
(5)成績評価の基準 | 受講態度・討論への参加(20%)、レポート(小レポート・最終レポート 80%)から、総合的に評価する。評価基準は、現代社会における自らの健全な成長やキャリア形成に関して、ワークライフバランスや男女共同参画の考え方の視点から、自分の考えを、自分の言葉で表現できるようになることとする。 各時間に指定されるレポートに関して、以下の5つの観点で評価する。 1.「適切な問題が設定されている」 2.「設定した問題の背景を説明している」 3.「設定した問題に対してどのような課題が存在しているのかを指摘できる」 4.「その解決策について、既存の学説等がどのように述べているのかを挙げることが できる」 5.「既存の意見を踏まえた上で、自分はどのように考えるのかを述べることができる」
これら5観点を全て満たし,教員を感心させる内容である場合には『卓越している』、5観点を満たしている場合には『かなり上にある』、4観点を満たしている場合には『やや上にある』、3観点を満たしている場合には『その水準にある』とする。
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(6)事前事後学習の内容 | 授業中に小課題を課すため、事前学習と事後学習に取り組み、講義に臨むこと。
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(7)履修上の注意 | 男女共同参画やジェンダーに関する書籍を読んだり、新聞記事を収集するなど自主的に学習すること。 |
(8)質問,相談への対応 | 主担当である、香山瑞恵(工学部・教授)が担当する。 電子メールアドレス:kayama@shinshu-u.ac.jp
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【教科書】 | なし |
【参考書】 | 適宜、紹介する。 |
【添付ファイル】 |
なし |