(1)授業のねらい | 授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通
・◎人類の知を継承し、それらの成果の上に立って未来について創造的に考えられる【人類知の継承と未来創造マインド】
【授業の達成目標】
・◎論理的思考 ◎批判的思考力 ◎ディベート力を養うことができる。
【授業のねらい】 倫理問題やケースを用いて、効果的な意思決定に役立つ論理的思考力と問題解決能力の養成を目標とする。不確実性が高まるグローバル環境下において、イシューを見出し的確な枠組みで論理的に考えることが求められている。特に、競争環境が益々複雑化する中、過去の延長線上でものごとを捉えるだけでは、最適解を効果的に導きだすことが困難になっている。本講義では、企業倫理をベースとしたケースを取り上げ、グローバル通用性の高い論理的、批判的思考力を身につける。
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(2)授業の概要 | 受講者をグループ分けし、ケーススタディや倫理問題に沿って論理的、批判的思考で他グループとディベートを行う。その中で直面するジレンマに対して受講生自らの推論や倫理観をベースにロジックを組み立て、自身の考えを披露し、他者との議論を深める。その際、相手の主張や論点を正しく理解し、客観性や妥当性に注意を払いながら考えることを慣習化させる。 |
(3)授業のキーワード | 批判的思考、論理的思考、ディベート力、グループワーク、倫理観 |
(4)授業計画 | 第1回~14回「クリティカル・シンキング」解説、遺伝子組み換え作物の是非、廃部の危機に直面する野球部、地球温暖化への対応、売れない健康食品、名案が出ない会議、喫煙を認めるか否か、生産中止はどの商品?、動物実験の是非、映画の中でしか起こらないような信じがたい倫理的ジレンマ、良き人生を探し求めて、子供をめぐる2つのジレンマ、急に売れるようになったパン屋さん、論理展開と因果関係、演繹的思考と帰納的思考など。第15回 全体討論と総括
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(5)成績評価の基準 | 平常点60% レポート提出40% 「平常点」には、クラスへの参加、貢献度、論理的な思考で議論できているかなどが含まれます。「クラスへの参加、貢献度」とは単に出席し、意見を述べるだけに留まらず、他の受講生の主張をしっかりと理解し、論理的に自身の意見を組み立て具体的に述べることも含みます。全15回の講義終了後のレポート提出をもって試験の代わりとする。
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(6)事前事後学習の内容 | 世の中には、実に様々なニュースや問題があふれている。そうしたニュースの中でも、特に関心のあるトピックについて論理的思考方法を用いて常に考えることを奨励する。 |
(7)履修上の注意 | 本講義は、自由闊達に議論する講義形式をとることから最大30名の受講者制限を設ける。また、前期に「Understanding Global Mindset」を受講することを奨励する。成績評価の方法として、上記の「クラスへの参加度」の比重が高いことに注意して下さい。
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(8)質問,相談への対応 | 授業の前後および研究室で対応する。また、E-mail(初回に案内します)でも対応可能。 |
【教科書】 | 資料配布。 |
【参考書】 | 授業時に都度紹介する。 |
【添付ファイル】 |
なし |