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開講年度 2012年度 登録コード LH032
授業名 社会心理学概論Ⅱ
担当教員 岡本 卓也 副担当 清水 健司
講義期間 後期 曜日・時限 金2 講義室 人文第4講義室 単位数 2
対象学生 1~4 授業形態   備考 社会心理学概論 (後)
注意)「曜日・時限」「講義室」等は変更される場合がありますので、「キャンパス情報システム」や「掲示」等で確認してください。

(1)授業のねらい 人は他者との関係の中で生きる存在である。この授業では、そのような人間の社会行動について、社会心理学や臨床心理学ではどのように捉えるかという基本的な概念や理論を概説する。そして、日常生活における自分や他者の行動を科学的にとらえることの意味を理解し、自らの問題を考える上での理論的な枠組みを身につけることを目指す。
 このことを通して、「自明とされる事柄に対し、深くその根拠を問い直し新たな認識を構築できる思索力」や「過去の英知の批判的継承のうえに立って創造的な未来を切り開く開拓力」を高めることをねらいとする。
(2)授業の概要 社会心理学概論Ⅱでは、臨床心理学領域からのアプローチとして、ストレスの捉え方について概説し,社会心理学領域からのアプローチとして、個人と集団の関係について概説する。
(3)授業計画【臨床心理学領域からのアプローチ】
1.ストレスとは
2.対処行動
3.ソーシャルサポート
4.感情表出
5.バーンアウト

【社会心理学領域からのアプローチ】
6.社会的影響                        
7.集団規範と同調
8.集団過程と集団の構造
9.リーダーシップと社会的勢力
10.ステレオタイプ・偏見
11.集団間関係
12.文化と異文化適応
13.集合現象                        
14.社会問題と社会心理学        
15.社会心理学の研究法
(4)成績評価の方法 臨床心理学領域からのアプローチ(40%)と社会心理学領域からのアプローチ(60%)のそれぞれで評価し、最終的に総合した成績で評価を行う。各領域における評価は、試験またはレポートにより評価する。
(5)履修上の注意 社会心理学や臨床心理学で取り上げられるさまざまな現象は、受講生が日常的に体験するものである。本講義でも、受講生が講義内容について自らの問題として捉え、適宜、積極的に質問をすることを求める。
(6)質問、相談への対応 質問、相談に関してはオフィスアワー(火曜日の昼休み)にて各教員の研究室で対応する。
【教科書】特に指定しない。
【参考書】浦 光博・北村英哉(編)(2010).展望 現代の社会心理学1 個人のなかの社会 誠信書房.
池上知子・遠藤由美 (2008).グラフィック社会心理学 第2版 サイエンス社.
唐沢かおり(編)(2005).朝倉心理学講座7 社会心理学 朝倉書店.
戸田まり・サトウタツヤ・伊藤美奈子(2005).グラフィック性格心理学 サイエンス社
海保 博之(監修)(2010).ポジティブマインド 新曜社
【添付ファイル】 なし



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