(1)授業の達成目標 | 【授業で得られる「学位授与の方針」要素】 | ⇔ | 【授業の達成目標】 | 25Tカリ, 24Tカリ, 23Tカリ | 【22T~】共通教育による幅広い教養と,工学の専門分野における基礎学力が身についている。 | ⇔ | 単純な構造物における力、応力、変形を理解し、部材応力、断面応力、たわみ等の計算ができるようになる。 | 【22T~】専門的学力を基礎とし,的確な情報を収集・理解し,これを他の人に発信できる能力が身についている。 | ⇔ | 単純な構造物における部材応力、断面応力、たわみ等の一般的図式表現ができるようになる。 | 【22T~】様々な課題を見つけ取り組む力が身についている。 | ⇔ | 建築構造物の最も基礎的な弾性設計ができるようになる。 |
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(2)授業の概要 | 建築構造物は自重、積載物、人などの重さを安全に支えつつ、地震や台風などの外力に対しても安全でなければならない。建築構造力学は、こうした安全を確保するために必要不可欠な重要な学問である。本授業では、建築構造力学Ⅰで学んだ“力の釣り合い”に基づく構造物の反力、応力、変形の計算方法について実際に演習問題を解き、学習内容を習熟する。 |
(3)授業計画 | 1回 ガイダンス、構造力学の基礎、力とモーメント 2回 1点に会しない力の合成、力の釣り合い、材料の力学的性質 3回 力の釣り合い(続き)、荷重、反力 4回 片持ち梁、単純梁 5回 数個の荷重を受ける梁、張り出し梁 6回 応力度とひずみ度 7回 断面の性質(1):断面一次モーメント、断面二次モーメント、断面係数ほか 8回 断面の性質(2):梁における応力度、モールの応力円 9回 断面の性質(3):断面設計、許容応力度 10回 構造物の安定、不安定と静定、不静定 11回 静定トラス 12回 梁のたわみ(1):モールの定理、たわみ角 13回 梁のたわみ(2):仮想仕事法 14回 柱の座屈 15回 総括、授業アンケート
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(4)成績評価の方法 | 成績は全14回の課題をそれぞれ100点満点で採点し、その平均点を最終評価点とする。なお、毎回の提出期限に遅れた場合は、遅れた日数ならびに遅れた回数に応じて減点する。 |
(5)成績評価の基準 | 「卓越している」 :解答が正しく、計算過程の説明が十分である。 「かなり上にある」 :解答が概ね正しく、計算過程の説明が十分である。 「やや上にある」 :解答のごく一部が間違っているか、計算過程の説明に不十分な点がある。 「合格水準にある」 :解答が大幅に間違っているか、計算過程の説明が不十分なため解答が正しいか判断できないが、計算の方向性は正しい。
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(6)事前事後学習の内容 | 週1回の授業で2単位の授業(90時間の学習が必要) 授業時間30時間(2時間×15回)、自主学習時間60時間(4時間×15回) 自主学習には、予習・復習、レポートの作成時間が含まれる。 毎回1時間程度の予習(教科書を読むこと)が必要である。
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(7)履修上の注意 | メールで講義の連絡をすることがあるため、メールを定期的に確認すること。 本授業は、「建築構造力学Ⅰ」と並行して行われる。
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(8)質問,相談への対応 | 原則、メールで対応する(アドレス:suwada@shinshu-u.ac.jp)。 |
(9)その他 | |
【教科書】 | 寺本孝之、長江拓也:建築構造の力学Ⅰ 第2版 (静定力学編)、森北出版、定価3080円 |
【参考書】 | 浅野清昭:図説 やさしい構造力学、学芸出版社、本体2700円+税 |
【添付ファイル】 |
なし |