(1)授業の達成目標 | 【授業で得られる「学位授与の方針」要素】 | ⇔ | 【授業の達成目標】 | 24Tカリ, 23Tカリ | 【22T~】専門分野における専門的学力が身についている。 | ⇔ | ・質点系および弾性体の振動に関する計算ができるようになる.
・振動問題に対して近似解法を用いた計算ができるようになる. | 【22T~】専門的学力を基礎とし,的確な情報を収集・理解し,これを他の人に発信できる能力が身についている。 | ⇔ | ・土木構造物の地震応答及び耐震設計法について理解し,他者に説明できるようになる. | 【22T~】様々な課題を見つけ取り組む力が身についている。 | ⇔ | ・簡単な部材の耐震設計ができるようになる. |
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(2)授業の概要 | はじめに,質点系と弾性体の振動問題およびその解法について講義すると共に,実際に簡単な問題を解くことで内容と計算法について理解してもらう.次に,耐震設計の基礎となる,地震の性質と地盤および構造物の地震応答について解説する.最後にまとめとして,構造物の耐震設計の歴史と考え方について説明する. |
(3)授業計画 | 第1回:イントロダクション,基礎となる数学 第2回:基礎となる力学 第3回:1自由度系の自由振動 第4回:1自由度系の減衰自由振動 第5回:1自由度系の強制振動 第6回:多自由度系の自由振動 第7回:多自由度系の減衰自由振動と強制振動 第8回:不規則振動の基礎 第9回:連続体の振動 第10回:振動解析における近似解法 第11回:地震の性質 第12回:地震動 第13回:土木構造物の応答解析 第14回:耐震設計法の歴史 第15回:耐震設計法の基礎,授業アンケート入力 |
(4)成績評価の方法 | 基本的に期末試験の成績で判定する.また,抜き打ちで小テストを行った場合は,その点数も加味して評価する.
出欠の確認は,出席確認システムを利用する. |
(5)成績評価の基準 | 講義内容を理解し,その全てを他者に対して説明できることを水準とし, 期末試験の合計が60点以上であれば水準と見なし可,70点以上であればその水準より上と見なし良,80点以上であればその水準よりかなり上にあると見なし優,90点以上であればを卓越していると見なし秀とする. |
(6)事前事後学習の内容 | 講義資料をeALPSにアップする. 抜き打ちで小テストを行うので,いつどのような問題を出されても対処できるよう,講義で示した問題,参考書の問題を解くことで常に復習すること. |
(7)履修上の注意 | 水環境・土木工学科の履修チャートに従い,構造力学I・II,鋼構造学,コンクリート構造学,微分積分学I・II,線形代数学I・IIを履修していることをこの科目を履修するための必要条件とする.また,応用数学I・II・III,土木実験を履修していない場合,本講義の受講を認めない. |
(8)質問,相談への対応 | 随時,極力アポイントメントを取ること. |
(9)その他 | |
【教科書】 | 平井ほか著「耐震工学入門(第3版・補訂版)」 森北出版,2970円 |
【参考書】 | 山田ほか著「応用振動学」コロナ社,3930円 中井ほか著「土木構造物の振動解析」森北出版,4620円 小坪著「入門建設振動学」森北出版,3740円 元田ほか著「地震工学概論」森北出版,2640円 福和ほか著「耐震工学 教養から基礎・応用へ」講談社,3630円 |
【添付ファイル】 |
なし |