(1)授業の達成目標 | 【授業で得られる「学位授与の方針」要素】 | ⇔ | 【授業の達成目標】 | 24Tカリ, 23Tカリ | 【22T~】専門分野における専門的学力が身についている。 | ⇔ | 過去の自然災害の特徴やそれを引き起こした要因について考察すること.また,災害軽減のために,現在どのような努力が払われ,防災システムが構築されているかについての理解を深める. | 【22T~】専門的学力を基礎とし,的確な情報を収集・理解し,これを他の人に発信できる能力が身についている。 | ⇔ | 土砂災害・地震災害・水災害のような自然災害の予測や被害を軽減するための基礎的な事項を理解し,災害に応じた情報を収集して理解する力を身につける.さらに,収集した情報を的確に判断・取捨選択して,他者に発信できるようになる. | 【22T~】様々な課題を見つけ取り組む力が身についている。 | ⇔ | 防災に関する科目を学ぶことで,安全性の評価をできるとともに,安全・安心で持続可能な社会環境を構築するための課題を発掘し,それらの解決方法を考えることができるようになる. |
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(2)授業の概要 | 自然災害の予測,および,被害を軽減するためのシステム構築に関する基礎的な事項について講述する.担当教員は,土砂災害・地震災害[梅崎],水災害を中心とするリスク管理[吉谷]である. |
(3)授業計画 | 第1回 自然災害と防災の科学(担当:梅崎) 第2回 豪雨による土砂災害(担当:梅崎) 第3回 崖崩れ(担当:梅崎) 第4回 地すべり(担当:梅崎) 第5回 土石流(担当:梅崎) 第6回 地盤防災システム(担当:梅崎) 第7回 自然災害とリスクの基礎概念(担当:吉谷) 第8回 令和元年千曲川水害の事例研究(担当:吉谷) 第9回 人的被害軽減策(担当:吉谷) 第10回 産業被害軽減策(担当:吉谷) 第11回 防災の法体系と行政(担当:吉谷) 第12回 地震の発生メカニズムと地震動(担当:梅崎) 第13回 地盤の揺れやすさと共振現象(担当:梅崎) 第14回 建物の耐震設計と地盤災害(担当:梅崎) 第15回 地震の予知と災害の社会心理学(担当:梅崎) 学期最後の授業の最後の15分を授業アンケートに回答するための時間とする. |
(4)成績評価の方法 | 2名の担当教員から課される3回のレポ-ト(1/3×3=100%)の成績に基づいて判定する。 |
(5)成績評価の基準 | (i)問題の設定が適切であり、(ii)その問題の背景を説明できており、(iii)その問題にどのような課題があるのかを指摘でてきており、(iv)それらの課題に対して既存の学説が提示する解決法が適切に把握できており、(v)その上で自分の見解を提示できており、かつ、教員を感心させるレベルにあれば「卓越している」。(i)から(v)の5項目を満たしていれば「かなり上にある」。4項目までできていれば「やや上にある」。3項目までできれいれば「水準にある」。 |
(6)事前事後学習の内容 | 授業計画に沿って,授業前にePLAS上の動画や参考資料等を視聴し理解を深めておく. 前週の授業内容の理解を深めるために授業内容を復習してから授業に望む. |
(7)履修上の注意 | 教科書は使わない.自然災害に関する記事はインターネットや新聞等に非常に多く見られる.それらを自分で調べ,疑問を感じた点など積極的な質問を受け付ける. |
(8)質問,相談への対応 | メールにて受け付ける. E-mail: umezaki@shinshu-u.ac.jp(梅崎),yoshitani@shinshu-u.ac.jp(吉谷) |
(9)その他 | |
【教科書】 | 指定しない |
【参考書】 | 新聞報道,インターネットの情報など |
【添付ファイル】 |
なし |