(1)授業の達成目標 | 【授業で得られる「学位授与の方針」要素】 | ⇔ | 【授業の達成目標】 | 19Tカリ | 【22T~】専門分野における専門的学力が身についている。 | ⇔ | 建設系の実務では、設計にともない各種構造物の図面を作成すること、および、建設現場において、その図面を読み、構造物を作り上げることが必要である。この基礎製図では、設計製図の基礎として、①:図面を作ること、②:図面を読むことの双方が修得できることを目指す。 |
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(2)授業の概要 | 図面を作ることについては、実務では、近年、そのほとんどが、コンピューターを用いた製図(CAD)によっている。そのため、この授業では、JW_CAD for Windowsを用いた製図について学んでもらう。 図面を読むことについては、製図の基礎的なルールを説明した後、手作業でいくつか簡単な図面を描くことにより、実際の"もの"と図面との関係を理解してもらう。この、手作業による製図は、第一線で時折必要となる、「自分の目で見た様子を、図面により直ちに他人に知らせる」ことにも有用である。 |
(3)授業計画 | 授業は、下記の内容を、1回に1項目ずつ、15週にわたって実施する。ただし、順序は変更する場合がある。 01.設計・製図とは、製図のルール 02.線の練習、投影図 03.相関図 04.トンネル 05.道路縦断面図 06.鋼橋①:断面図 07.鋼桁②:主桁図 08.鋼桁③:横構図 09.透視図(パース)の基礎 10.点景、デモンストレーション用パース 11.CADの基本操作(用紙サイズ,縮尺など各種設定の操作, レイヤとグループの操作) 12.CADによる作図(トンネル断面図) 13.CADによる作図(橋梁上部構造図 平面図) 14.CADによる図面(橋梁上部構造図 側面図) 15.CADによる図面(橋梁上部構造図 横断面図) |
(4)成績評価の方法 | 毎回、成果物(提出された図面等)を提出してもらう。成績は、その成果物により評価する。 |
(5)成績評価の基準 | 01~10では、図面がきれいで正確か、描画技法や図中の記号などがルールに従っているかなどを評価対象とする。 11~15では、提出された図面の内容を考慮して評価する。
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(6)事前事後学習の内容 | 授業計画に沿って、毎回の授業前に教科書や副読本で予習してくること。 前週の授業内容の理解を問うので、それに備えるために授業内容を毎回復習してから授業に挑むこと。
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(7)履修上の注意 | 毎回、指定された課題に対して図面を描くこととなるので、欠席すると、以後の作業が大変となる。未提出の課題(修正が必要とされ、その修正が不十分な場合を含む)がある場合は、不受講の扱いとし、単位を認定しない。 原則として、授業回数の5/6以上出席していないと、単位を認定しない。就職活動など、真にやむを得ない事情により欠席する場合は、「必ず」事前に欠席届を提出すること。 |
(8)質問,相談への対応 | 授業計画の1~10については近広助教へ、11~15については河村教授へ問い合わせること。 |
(9)その他 | 製図用の筆記用具・製図用具・パソコンその他必要な物品については、初回の授業で説明する。 |
【教科書】 | 友永和夫他:改訂新版土木製図、基礎土木工学講座16、コロナ社 *初回授業で貸し出します |
【参考書】 | 水坂寛:ドリルで学ぶJW_CAD for Windows、日経BP |
【添付ファイル】 |
なし |