(1)授業の達成目標 | 【授業で得られる「学位授与の方針」要素】 | ⇔ | 【授業の達成目標】 | 24Tカリ, 23Tカリ | 【22T~】共通教育による幅広い教養と,工学の専門分野における基礎学力が身についている。 | ⇔ | この講義では,数学的な確率の表し方,確率変数,確率分布,統計的推定法,統計的仮説検定などについて理解し,それらに関する計算方法を習得する. |
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(2)授業の概要 | この講義では,数学的な確率の表し方,確率変数,確率分布,統計的推定法,統計的仮説検定などについて学ぶ.各内容の理論的な考え方を理解するのはもちろんのことであるが,それぞれの内容について問題を多く解き,内容の理解と共に計算方法の習熟も目標とする. |
(3)授業計画 | 第一回 数学的な確率の表し方.事象,確率の独立性,ベイズの定理. 第二回 確率変数と確率分布. 第三回 期待値と分散. 第四回 二項分布とポアソン分布. 第五回 正規分布. 第六回 同時確率分布,確率変数の独立性. 第七回 同時確率密度関数. 第八回 正規分布の再生性,大数の法則,中心極限定理. 第九回 標本分布. 第十回 χ^2分布. 第十一回 t分布. 第十二回 統計的推定法. 第十三回 統計的推定法その2. 第十四回 統計的仮説検定. 第十五回 統計的仮説検定その2.授業アンケート. 第十六回 期末試験. |
(4)成績評価の方法 | 期末試験を行い単位を認定する.90点以上のものは秀,75点から89点のものは優,60点から74点のものは良,50点から59点のものは可とする.また,40点から49点のものにはレポートを課し,合格したものは可とする. *出席の確認には出席確認システムを使用する. |
(5)成績評価の基準 | 期末試験は授業内容と同レベルの問題から出題する.評価は(4)を参照. |
(6)事前事後学習の内容 | この講義では,公開されている講義ノートをもとに,講義内容の予習・復習をすることが求められる.また,復習として講義の際に配られる演習問題を解くことが求められる. |
(7)履修上の注意 | この講義では講義ノートや演習問題を作成しHPに公開する予定であるので自由に活用すること.HPへのリンクはeALPSにあります. 数学は一度わからなくなってしまうと,その後の内容が理解できなくなってしまうことが起こりがちです.講義中わからないことができたら,そのまま放置するのではなく,その講義中,演習の時間,授業外の時間などで質問をしたり,あるいは自分で復習をし,きちんと理解をした上で次の講義に臨むようにしてください. この講義は微分積分学,線形代数学の内容を理解している前提で行います.これらの内容に不安のある人は復習しておくとよいでしょう. |
(8)質問,相談への対応 | 質問,相談には基本的にいつでも応じます.またメールによる質問や相談にも応じます.メールアドレスはHPにて確認のこと. |
(9)その他 | |
【教科書】 | 確率・統計の基礎(大野・岡本・河邊・鈴木)培風館(2300円+税) |
【参考書】 | 統計学の基礎と演習(小森・山下・水野)東海大学出版会(1800円+税) |
【添付ファイル】 |
なし |